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【最強の温活- サウナで”ととのう”】

この話はサウナの入り方まで書いて長くなりますので、気になる方だけ一読ください。

昨年11月11日は”サウナの日”
サウナの日に私はサウナーになりました。
サウナが流行っていることは色々なところで目にすることがあったので、わかっていましたが、サウナって「汗を出すことがいいんでしょ、水風呂入ってスッキリするだけ、それなら運動とほとんど変わらないじゃないか」というくらいの認識で、特別わざわざサウナに入りに行きたいなとは思わなかったわけです。
後輩がサウナーになったと聞いて、色々話を聞いてみると、

「サウナは宇宙です」

って言い出すんです。
暑いところにいすぎて頭がおかしくなったんだなと思ってしまいましたが、熱く語るので一度体験して見ることに。
昨日連絡をもらい、予定も空いていたので、いくことになりましたが、たまたまそれが

11月11日サウナの日だったのです。

サウナの日なんてあることすら知りませんでした。
サウナの日にサウナーデビューする
サウナのGODから

「ようこそサウナの世界へ、君は温活、温活言っているが、サウナを経験しないで”温活”を語るというのは愚かなことよ、さぁ今日から君もサウナの世界に足を踏み入れたまえ」

と言われたような気がしました。


スーパー銭湯にあるサウナなので、いつもやる後輩のルーティンに従うことに。
まず体を洗います。ここまでは普通。
次に湯に浸かって体を温めます。ここも普通。
では、いよいよサウナに入ります。

ここで1つポイントがあって、
サウナにはいる前に体の水滴をきれいに拭きます。
このついている水滴がサウナの効果を半減させてしまうと言います。
水を飲みます。
そしてサウナに入ります。
なんてこともないいつものサウナの扉を開けるとき、なぜだかこの日はドキドキワクワクしてしまいました。
なんでだ、、普通のサウナなのに。。。

私は初心者なので、2段目を勧められその通りに座りました。
暑い。ただやはりいつものサウナ。何も感動しない。テレビが流れ、人々が笑ったり、暑さで下を向いているのもいる。
そこは30分ごとに「ロウリュウ」という熱々の石に水がかけられ、その蒸気を送り込むようなサービスがあり、時間になると急に暑くなりました。
ジューっという音と、しばらくすると熱気に包まれました。暑さのレベルが3くらい上がったのがわかりました。

この熱気はすごい、水を拭き取ったはずの肌がびっしょりになっていました。
毛穴1つ1つから汗が出ているのが目視できます。
7分くらい入っていただろうか、後輩がサウナから出るので、一緒に出ました。
温水のシャワーで汗を流してください。と言われた通りに。

そして水風呂。
冷たい。
しかしここはサウナの世界に行くためだ、言われた通りにやってみようと
入って肩まで浸かりました。
そして、1分くらいでしょうか、出まして、おけで冷水を頭にもかけました。

「急ぎましょう」

そういうと、後輩は外に出て、寝そべられる椅子を確保しました。
丁寧に水滴を拭いてから着席するのも大切なポイントだという。
水滴がないことで体が冷える速度を遅らせることができる。
後輩はすぐさま目を瞑りおやすみモードに。
水滴を拭き取って私も同じように目を瞑っていると、心臓の鼓動がいつもより敏感に感じ取ることができました。


ドクン、ドクン。


重たい心臓の動きを感じることができます。

そして、少し時間が経ってくると、おかしぞ、
体が椅子に吸い寄せられていくのです。
2Gくらいあるんじゃないかとどんどん椅子に体が押し付けられる感覚になります。

うおおおお、なんだこれは、、どうなっているんだ。
次に周りの声がだんだんと小さくなってくるのです。
おや、自分はスーパー銭湯で1人になったのか、段々と静寂に包まれます。
次の瞬間です。

グルンッ

と目の前が回転しました。
!?!?
なんだ!と思って、起きあがろうとしても起き上がれません。
目の前がどんどん高速回転してくるのです。


おうううううおおおおおおおおおおお!!!!


私は叫びそうになりましたが、声も出せずに、そのままスペースマウンテン状態に。
ぐるぐる頭が回りながら、重力で押し潰されそうになった体が、軽く浮いてくるような感覚。

目を開けることはできるのですが、目を開けた世界も回っているのです。


アムロ行きます!!!

など普段絶対に出てこないであろうワードが次から次へと頭に出てきました。
そいうしていると徐々に寒さを感じてきました。
体は完全に乾いた状態で、後輩も同じタイミングで起き上がり、
「どうでしたか?」と聞かれて、
興奮しながら上に書いた状況を説明すると、


「ととのいましたね、サウナの世界へようこそ」


と冷静に言いました。

彼はサウナGODの精霊だったようです。

私は宇宙に行きました。後輩の言った宇宙という意味がわかりました。
すごい経験です。
これがサウナの”ととのう”ということみたいです。
頭はスッキリして、体も軽くなっていました。
この流れを3回繰り返すのが、ルーティンです。

ここからは簡単になってしまうのですが、
2回目も同じような流れでしたが、次は宇宙に行けませんでした。
体が寒さを感じるのが早かったのです。
原因は水風呂に入る時間が長かったからじゃゃないかということです。
3回目は2回目の反省から水風呂の時間を短くして外に出ました。
それでも1回目ほどの宇宙へは行けませんでした。

1回目の宇宙はなんだったんだ。
サウナの温度、時間、水風呂の温度、時間、外気温、椅子の状況
全ての条件が整った時に”ととのう“ことができると言います。
私は1回目で経験できたのが、ラッキーでした。
これはGODからの贈り物でした。
「君はこれからだ、1歩踏み出したご褒美だ」ということでしょう。

3回のルーティンを終えて、湯船に浸かり、体を温めて出ようとすると、
「冷水のシャワーを浴びてください」
というのです。
なんでも、そうすることで温かいお風呂で開いた毛穴が締まって熱を逃さないというのです。
目から真鯛くらい大きな鱗がこぼれました。

体はポカポカ。
そして就寝してみると、いつ就寝したのかわからないくらい秒速で落ちてしまい、そして次の日起きてみると汗をたくさんかいていました。
体も軽い。
これか、、と朝の美味しい空気を頂くことができました。

ありがとうサウナ
最高の温活。

これから私はサウナーとしてサウナの魅力を伝える伝道師として歩んでいきます。

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