新SNS「YOUTRUST」が時代の最先端を行き過ぎてる件
かねとこ山です。
この前Twitterを見てたら凄いサービスを見つけまして
それが「YOUTRUST」っていうサービスです。
※ツイートは転スプで有名なミネムラコーヒーさん
1.YOUTRUSTってなに?
「YOUTRUST」は将来の副業や転職に繋がる、いわゆる「キャリアSNS」というコンセプトのもと作られました。
先程のツイートのように、「YOUTRUST」に登録した人は「紹介コメント」という機能で、自分のお世話になった人の紹介文を書くことができます。
「これの何が凄いんや?」という方もいると思うのですが
この「紹介コメント」機能で、その人の信用が可視化されるんですよね。
そしてその可視化された信用をもとに、副業や転職へと繋ぐことが、このサービスの売りでもあります。
2.評価経済社会における「信用」
僕が最近ハマってる岡田斗司夫さんが作った言葉に「評価経済社会」というものがありまして、貨幣経済社会と比べながら説明しますと
といった特徴があります。
この評価経済社会についてメルカリを例に説明しますと、評価の高い出品者はそうでない出品者に比べて、商品が売れやすかったりします。評価が高ければ高いほど、大きな「信用」を獲得しており、「多くの人から評価を獲得してるから大丈夫かな」と購入者に安心感を与えることができるからです。
またインフルエンサーについても、評価経済社会を代表する例として説明することができます。自分の意見が多くの人々から評価される「オピニオンリーダー」的な立ち位置を確立することで、「この人が紹介する商品なら間違いない」と消費者に思わせることができます。そして企業から案件を依頼され、商品の広告塔として報酬を得ることが可能になるからです。
このように、「信用」からお金が創出されることを考えると、これを一種の「資産」として捉えることも可能です。
また、「信用はお金で買えない」というところも、重要なポイントでしょう。こういった特徴から、評価経済社会においては信用はお金よりも優位です。
そしてここ最近、「信用」が重視されるサービスが増えたことから、この評価経済社会の到来が一気に近づいたと言われます。
3.転職市場について「信用」は可視化されづらい
このように他者からの「信用」を獲得することが、評価経済社会において重要となるのですが、いかんせん「信用」というものは可視化するのがとても難しいです。
先程のメルカリは取引評価として、SNSは(正確には違うけど)フォロワーの数として、ある程度の可視化は可能ですが、一般的なサラリーマンである人の信用(評価)は、企業内のクローズドな空間でしか可視化されませんでした。
そして転職する際に履歴書に書くのは、あくまでこれまでの「実績」であり「信用」ではありません(似て非なるものです)。
もし僕が履歴書に「フォロワー〇〇人」なんて書こうものなら完全にヤバい奴ですし、「信用」が他者から保証されるものである以上、「僕は前の会社で高い評価を受けて、ボーナスをこんなに貰ってました。ね、信用できるでしょ?」なんて言葉は事実でも言えません。
このように、サラリーマンは企業外の人間から「信用」を評価されづらく、社外に出た途端に、これまで積み上げた社内の「信用」がリセットされるという、由々しき事態が起こっていました。
4.YOUTRUSTで一般人も「信用資産」を手にできる
このように、「信用資産」は僕達一般サラリーマンとは縁が遠いものでした。しかし、YOUTRUSTは一般人が外部的な「信用資産」を得ることを可能にします。
具体的には、最初に説明した「紹介コメント」機能です。
まずこのサービスについて補足すると、アカウントを作る際に「名前」「現在勤めている企業名」「転職・副業の意欲」を記載します(転職・副業の意欲は同じ会社の人からは非公開です)。
そうすることで、自分と同じ企業に属する人と、YOUTRUST上で繋がることが可能になります。そして、そこで繋がった人から紹介コメントを貰うことで、自分の企業内での「信用」を外部に発信することができるというわけです。
そしてその信用を元に、外部の人はその人の「信用」度合いを測ることができ、転職・副業のスカウトの材料に活かすことができます。
それまで評価経済の恩恵を大きく享受できたのは、一部の芸能人やインフルエンサーだけでしたが、これからは一般的なサラリーマンである僕たちも恩恵を受けることが可能になるでしょう。
このサービスがこれからどう発展するのか、かなり気になりますね。
紹介動画
iosアプリ「YOUTRUST」
Web
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