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オンデマンド授業のディスラプション

牧 兼充

最近、授業のDXのあり方を学ぶために、色々なプラットフォームで実際に授業受けてみてcertificateを取得したりしています。

海外の学会などにいけない分、こういうオンデマンドコンテンツで最新の知見を集めたりしています。プラットフォームによって授業の特性が違って面白い。そして、オンデマンドコンテンツの学習効果を高める工夫が結構色々なされていて、なるほどなぁと思います。

本当はブログ的にまとめている時間はないのですが、ある程度メモ的にまとめておかないと、あまりにコンテンツが多く、自分でやったことを自分で思い出せなくなってしまうので、備忘録も兼ねて、ご紹介しておこうと思います。大きく分けて、MOOCではedX、Cousera、Udemyあたりが有名かと思います。edX、Courseraは、大学主体でコンテンツを作成していて、Udemyは個人主体でコンテンツ作成をしています。無料コンテンツなどもかなりありますが、コンテンツへの永久アクセス、certificationの発行などは有料化という、Freemiumモデルをとっているところが多いです。

大学の授業のコンテンツは安心感あるけれども、今やプロフェッショナルな知識は大学よりも個々人が持っていることが多く(知識の民主化)、Udemyでも面白いコンテンツがたくさんあります。大学が知の源泉だという信頼、いつまで持つのだろうかと、Udemyを見ていると思います。

そして、最近もう一つコンテンツとしてかなり充実していると思うのが、LinkedIn Learning (もともとはLindaを呼ばれているサービスを買収したらしい)。これはLinkedInが監修しているコンテンツということだと思います。そのクオリティとコンテンツはびっくりするほどの充実度です。月に3600円のsubscriptionモデルで、少し高いですが、コンテンツ見放題なので十分その価値があります。

そして、全般的に感じるのは、最近オンライン授業を色々受けているのですが、LinkedIn Learningのコンテンツの充実はすごいです。大学の授業の教授方みたいなコースもたくさんある。当たり前なのですが、英語のコンテンツが圧倒的に充実していて、今まで以上に英語できるかで、かなり学びの幅が変わってきている。

というかもはや英語圏では優れたオンデマンド授業が溢れまくってて、大学の授業も根本から見直さないと、もう普通の授業であればそのマーケットは完全にdisruptされてしまっている、という状況だと思います。

日本語圏は世界から取り残されてるから大学の価値まだ残ってるけど、日本語圏ごと、知識を学ぶプロセスが地盤沈下しつつあると思う。もともと日本語で学ぶ時代ではなくなってたと思うのですが、コロナ禍の1年半で、オンラインの教材も英語での蓄積が圧倒的に増えたせいで、英語圏と日本語圏の学ぶ機会の差が飛躍的に大きくなっていると思う。これは結構深刻な問題です。

大学の授業、特にビジネススクールのようなところもこの動きはもろに影響を受けます。今ビジネススクールでカバーしているようなコンテンツは、コンテンツをオンデマンドで学ぶというだけであれば、英語圏であれば、20万円くらいで十分学べるのではないかと思います。そして、オンライン授業であれば、プロの作ったコンテンツの方が学びやすいです。

そうなってくると、大学も無理して自分のコンテンツを作る必要なくて、こういったオンデマンドコンテンツをうまくキュレーターとして集めて、ラーニング・コミュニティを作って、そして学びのコーチングをしていく、というような役割の方が重要になってきている気がします。

今これらのコンテンツを授業にどう組み込んでいくか、むしろオンデマンドの授業を正規授業としてcertifyしていく、という流れになるのかも。

今は、大学の授業は、90分の授業を教員が15回レクチャーすることで2単位、という制度になっています。コロナ禍でオンライン授業が認められるようになり、授業内容によっては同期型ではなく、オンデマンド授業も可能になった。オンデマンド授業が可能になると毎年使い回しができるようになる。ゲストスピーカーの会話も使い回しができる。ここまではすでに起きている。もうちょい踏み込むと、そもそも他の人が作ったコンテンツ15回分を使ってはいけないのか、という議論も生まれてくると思うのです。ここまで踏み込んで、その組織の強みを活かしていくのがDXの本丸だという気がしています。

ビジネススクールみたいな組織が今の形でこのままやっていけるとはとても思えない。かなり踏み込んでDX戦略を考えていかないと、5年くらいのスパンで社会的役割が大幅に低下してしまうと危機感を持っています。

既存の大学の概念をdisruptするような授業設計、色々と思いつきます。コンテンツプロバイダーとも大学がどんな契約できるか、少し整理などもしてみようと思う。ここで書かれていることは、大学として何かコンセンサスがあるとかそういう話では全くありません。でも大学がコンセンサスをとるかどうかよりも先にマーケットがどんどん動いていて、そういった濁流に押し流されているんだと思います。あとちょっとでこのあたりの大学や学びのDXの動き、流れを整理してまとめられそうな気がしています。

このnoteを少し備忘録的に書き溜めておくと、いずれちゃんとした体系が構築できそうに思います。

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