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言霊「ありがとう」

今日、バイクでお寿司を届けるアルバイトをしたときに
一件目に届けにいったお家の主人さん。

インターホンを鳴らしてドアを開けた後の第一声は
「ご苦労様です。こんな暑い中ありがとうねえ。」

本来注文してもらって、利用してもらって、ありがとうという伝えるべきはこちらにも関わらず、真っ先に、相手から「ありがとう」と言われました。

自分はその時とんでもないです、なんていったけど、間違っていたと思う。
すかさず感謝を伝えるべきだった。

利用してくれてありがとう
配慮のある言葉をありがとう
感謝を示してくれてありがとう

お客さんはわざわざお店を見つけてくれて、お金を払ってくれていて、それで暑いことを考慮して「ありがとう」なんてわざわざいってくれる。

いや、こっちのセリフじゃあないかと、お店に戻る時に思いました。なんて話で。

でもお兄さん、そんなこと言い出したらキリがないんじゃないですか?
というお話で。

今持っているパソコンは、親が買ってくれたものです。
そもそも親がいるから、僕はこうして生きているし、だからアルバイトだってできます。だからこうして素敵な出会いを得ました。

バイクだってお店が用意してくれていたし、そもそも雇ってくれたのはお店だし、そういう仕組みをつくってくれた店長さんか、社長さんかがいます。そういう人たちが僕の知らないところで努力していたんでしょう。

世の中はありがとうでできているといえばそうかもしれません。

きっと、そういうことのほとんどは見たこともないし、知らないことだけれど、でも確かにあることで、それが今の僕をつくっているんでしょう。

なら、この「ありがとう」の存在にどれだけ気がつけるか、どれだけ経験できるかが勝負で、
その先であり同時進行的に、「ありがとう」をつくり出せるか。

お客さんが伝えてくれるまで気が付いてなかったように、
「ありがとう」ってのは口にしてみた時がいちばんわかりやすい

ならまず精一杯言おう。

「ありがとう」


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