見出し画像

心を動かせ2024

幸せとは何かを考えた時に、
考えるものではないということに気がつけたということ

これ、ものすっごい大きな収穫だと思いませんか?

必死に考えて全然ダメだったことが、
考える必要がなかったと気がついた時の感動は計り知れません。




2023年は必死に考えることで始まりました。
とにかく血迷ってあれこれ手をつける自分にケリをつけようと、
とにかく決断を大切にする年として2023年を迎えたことを覚えています。

全ては己の「幸せ」のためでした。
必死に考え、なぜを突き詰め、考えては試し、行き詰まっては振り返り、また試す。

でも、考えているのは、ちょっと間違いかもしれない
と思わせてくれた、2023終盤の出会いと出来事が一つずつ。




「20代で得た知見」って本、読みましたか?

迷える20代
今何かに向かっている20代
絶賛、今に絶望している20代
欲望に振り回されている20代
全員読んだ方がいいです。

なんとなく思うことはあるけど、分からないこと
思ってはいるけどわざわざ口に出さないこと
もしくは、出せないこと?

ぜーんぶ言葉にしてくれているんではないでしょうか。

セリフが臭くって、内容もクソみたいなことがありますが
それはまだまだ経験が足りないことを教えてくれているかも、とも思わされる内容です。

とにかく、絶妙な言葉の表現力と視点の鋭さが死ぬほど我々に刺さる本です。

ここ4、5年で考えていたことの言語化を導いてくれる本でもあります。




誰か自分の知っている人の、思いやエピソードを語るスピーチって聞いたことありますか?

僕は、最近聞く機会が増えたのですが、それによってものすごく大きな体験を得ました。

今、物もサービスもありふれている世の中で、
自分の目的を果たす手段なんぞ、ごまんとあります。

本当に困っても、その気になれば代えが利いて
「なんでもいい」というのが正直なところです。

でも、人の思いだけは、そうじゃないことがあります。

自分とは本当に無縁だったような苦しい経験を乗り越えて、今輝いているように見える人、ず
っと順風満帆だったはずなのに今苦しんでいる人、
なんとなーく生きてきた後悔を決心に変えて自分と向き合う人、
その人たちの葛藤と努力。

言葉で並べると簡単ですが、その人それぞれが歩んできた人生、そこから通ずる思いは、似通うことはあれど、誰一つとして同じことはありません。

代えが利きません。

普段は目を輝かせながら話している人が、
その日は過去の経験を話し、苦しかった心中を晒し、目に涙を浮かべながら言葉を絞り出して話すその姿に、これ以上となく心が動かされました。

そう、心が動いたんです。

ドラマでも、ドキュメンタリーでも、フットボールでも、アートでもない
スピーチでこれまでにないほど心が動きました。

でも、その翌日の感想は「楽しかった」的なことでした。

今思えば「幸せ」でした。

その時、とある本の、一つのページを思い出したんです。

自分の心を動かしたものだけが、真のインプットである。
誰かの心を動かしたものだけが、真のアウトプットである。

それらはなんでもいい、どんな形をしていてもいいのです。

心が動いている時間だけが、記憶に残る時間、生きている時間なのです。

「20代で得た知見」p.106の一部引用


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?