お題:推薦図書 | 森に願いを

誰もが抱えている"人生の悩み"に、いつの間にか寄り添っている森番の魅力最近のニュースやドラマにはDVやいじめを題材にしているものも多い。
ドラマ3年A組でも、迫力ある演技と「たわいもない言葉ひとつで 傷つく誰かがいるかもしれない」など、改めて心に刺さるセリフが多く出てる。
この「森に願いを」には、迫力ではなく、暖かく包み込むような森番の優しい言葉が多く出てきます。

舞台になる森には、プライドを折られてしまった人、固く心を閉ざそうとしている人や、傷心しきっている人など、次に進む為の希望を無くした人がふらりと入り込む。森番の青年は、訪問者を暖かく迎えます。
さほど多くは語らない青年ですが、訪問者の心の中の核にしみ込む言葉をかけてくる。それが深呼吸したときのように優しくしみ込んでいく。
森の中という情景を想像すれば、なおのこと。

もし、この物語の訪問者のような状況になった時に読めばまた受け止め方が変わるかもしれない。

心の浄化におすすめな本です。

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