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1300円の海苔の佃煮

最近リモート勤務の夫と夜に散歩に出かけている。私達ぽっちゃり夫婦は、夫の両親から日頃から運動するように言われており、夫に関しては夫の父から「お前はもう限界だからな、あと5kg痩せろ」と厳しく言われている。

無駄話はさておいて、先日自宅から徒歩で20分ぐらいのところにあるアリオに夜の散歩に出掛けた時、催事場で干した帆立やエビや昆布茶などが置いてある乾物のフェアがやっていた。

ひやかしが大好きな私達夫婦。早速売り場をチラ見していたら、売り場のお兄さんから「困っているから寄ってってください」とどんどん試食を渡された。

寒い夜道を歩いた身体に、めかぶ茶や、梅のふりかけご飯はとっても染みて、、夫と「美味しいね」と話していたら、とうとう「本当に困っているんです、どれか一つでもいいので買っていってもらえないでしょうか。。。」と、お兄さんにストレートに懇願された。

その様子があまりにも可哀想だったので、夫が「何か一つ買って行こうか」と言い、使い勝手が一番良さそうだった1300円の海苔の佃煮を買うことに。(私は夫のこういうところが大好き)

帰宅して、買ったはいいがどうやって食べようか。と、頭を悩ましていたところ、かねてよりちょっと気になっていた、「土鍋でお米から炊くお粥の朝食」というものをやってみることに。会社を退職してから、パートも、大した家事も、育児もしていないわたしは時間だけはたくさんある。

作り方はとても簡単で、お米1合に対して、水を5合分を土鍋に入れ、中火でコトコト。沸騰したら蓋を少しずらして弱火で20分から25分で出来上がり。

あとはお粥のお供に梅干し、ニラ醤油(細切れにしたニラに醤油を馴染ませただけのもの)、家にある有り合わせの佃煮、味噌とみりんで味付けした煮卵などを準備。そこに、例の海苔の佃煮だ。

早速食べてみると、お米だけで炊いたじんわりと甘いお粥に、しょっぱいお供がよくあうし、体がポカポカに、寒い冬にぴったりの朝食だ。そして思いの外、夫にも大好評(さすがぽっちゃり)。それ以来、夫がリモートの時はお粥の朝食に、海苔の佃煮はあっという間になくなった。

あの時、あのお兄さんに逢わなければ、こんな素敵な朝をスタートできることはなかった。今度あったらお礼を言いたいと思ったが、次に行った時催事場はキラキラピンクのコットンキャンデーを売っていた。

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