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価値観の背景にあるジェンダー

先日娘と一緒に、Freeを見てきました。娘は主人公が大好きなので、何度も見ているのですが、前編・後編両方一度に見れる特別な期間に大満足だったようです。

私は、「覚悟を結果に変える」という言葉がささり、今取り組んでいることを結果に変えなければと、決意を新たにした時間となりました。
京アニの映像は本当にきれいで、いつも感動します。

さて、突然ですが、みなさんは、ご自身の性に期待されること、具体的には、男が期待されること、女が期待されること、それらを意識することがありますでしょうか。
先日受けた研修で、NPO法人SEAMさんの存在を初めて知りました。

ジェンダーとは、社会的・文化的に作られた性差のことをいうそうです。
幼少期から身近にいる存在(親など)から、影響を受けているそうです。

私自身は、幼少期に女の子だからといわれた記憶はなかったのですが、考えてみると、父からよく、次の言葉を投げかけられていました。
・女がたばこを吸うのは、おかしい(父は喫煙者でした)
・家はきれいにしておく(父はそうじはしない)

だからというわけではないのですが、健康面を考え、たばこを吸うという選択はせず、比較的そうじは好きな人間に育ちました(多分)。

性に期待されていたことは、価値観に大きく影響しているなと改めて思います。
男性は稼ぎ手としての期待が大きく、女性は家に関する期待が大きかった時代に育った人は、女性の社会的活躍に対して、知らず知らずのうちに否定的な一面をもってしまうのではないでしょうか。
おそらく本人も意識していないレベルで。

そう考えると、自身のジェンダー理解について知っておくことが何より大切なのかと思います。
知っていれば、自分が知らないうちにもっている偏見や、価値観の根源になっているものに意識を向けて、人と関わることができるのではないでしょうか。

価値観を変える必要はないですし、おそらく変えることもできないと思いますが、相手の価値観により、傷ついたり、仕事をする意欲をなくしてしまう人が存在してしまうのは、とても悲しいことだと思います。

自分自身を振り返ると、娘に私の価値観を押し付けていないかなと少し心配になります。
女の子だからという言葉かけはしていないつもりですが、「重いものはパパにもってもらおう」とか、「ママは子どもを産めてよかったよ」とか、知らず知らずのうちに、ジェンダーに関わる発言をしているかもと、改めて思います。

先日の経済学の講座の、付加価値合計であるGDPの帰属計算の中で、GDPに家事労働(家事代行サービスはサービス提供なので含まれる)は含まれないことを学びました。
定義として理解したのですが、何だかもやっとしてしまいました。

ジェンダー理解、奥が深いです。

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