見出し画像

メールマーケティング初心者が配配メールを利用し始めて気づいた学び

おまっとさんでした。ふ菓子とサウナを愛する金子です。
本業は医療ITベンチャー企業でCSを行いながら兼業で銭湯のSNS運用と医療人材業界でメールマーケティングを行っています。
今回は医療人材業界でメールマーケティングを始めた経緯と得た学びをこのnoteに書いてアウトプットします。

メールマーケティングの目的

結論から言うと「会員とのタッチポイントを増やして転職を検討した時に自社を選んでもらうため」です。

兼業先の人材会社には登録会員が約1万2千名ほどいます。しかし、転職活動のサポートを行っているのは月に30名~50名です。つまりは全登録者の約0.2%程度しか転職ニーズを把握し、サポートが出来ていません。

ここで重要なのが先ほど述べた30名~50名は新規登録会員が大半を占めており、既存の登録会員を転職サポートすることはほとんどありません。それは何故か?というと『忘れられている』からです。会員にこのような質問をしたことがあります。

【Q】
・人材会社を利用して転職したことはありますか?
・「YES」の方はなぜ前回利用した紹介会社をまた再度サポート依頼をしないのでしょうか?

【A】
・転職サポートをしてもらったのにまたお願いするのは気まずい
・どこの紹介会社か忘れてしまった

圧倒的に後者の答えが多かったです。「これはまずい」と思いました。新規顧客を獲得するためには既存顧客維持の5倍のコストがかかると言われていますが、医療人材業界も例に漏れず、新規顧客獲得単価が爆上がりしています。

配配メールを選んだ理由

「いくつかのツールを検討して選んだ」のではなく、安藤さん宮坂さんがキッカケです。本業の医療ITベンチャー企業でもメールマーケティングを4月くらいから同僚がメイン担当で始めたので、同僚の力になるべくTwitterでこのようにツイートをしたところ宮坂さんがリプをくれました。

タイトルなし

安藤さんのnoteを読んだところ、とても多くの学びがあり感動したのを今でも覚えています。なぜ感動したか?というと安藤さんのnoteは実体験で得られたメールマーケティングの知見を赤裸々に余すところなく書かれていたからです。(あと私と同じくプロレス好きだったのも大きいですw)

※これからメールマーケティングを始める方や独学でメールマーケティングを行っている方は必見のnoteです!!

メールマーケティングのKPI

KPIはまずは2か月間様子を見てから本格的に決めようと思っています。その理由はメールマーケティングを始めたばかりのフェーズだと会員が珍しさから開封する確率が高いと思ったからです。1~2か月くらい様子を見て、3か月目に正式にKPI設定をしようと思っていますが、なにも目標が無いのは気持ち悪いので開封率・クリック率・送信数だけで仮設定をしました。

仮設定のKPI
・開封率:35%
・クリック率:5%
・配信回数:週2回

メールマーケティングのコンテンツ内容

画像2

週2回のメール配信が出来るようにまずはどのようなコンテンツが作成できるかを洗い出しました。

画像3

画像4

具体的に書くとこのようなスケジュールとコンテンツ内容で計画を立てました。

日曜日
・求人情報メール

水曜日
・インタビュー記事(転職事例)
・症例レポート
・転職ノウハウ
・医療従事者と作成した音声チャンネル

金曜日(※不定期)
・セミナー情報

「あれ?求人情報を送るの少なくない?」と思ったかもしれませんがメルマガで求人情報ばかり来るのってうざくないですか?絶賛転職中の状態ならばウエルカムかもしれませんが、転職活動はそんなに頻繁に行うものではありませんし、なによりもメールマーケティングを行う目的は「会員とのタッチポイントを増やして転職を検討した時に自社を選んでもらうため」です。

※求人情報以外に転職ノウハウや症例レポートを送ることで「専門性が高い会社なんだ」と思ってもらいたいという狙いもあったりします。

メールマーケティングを実践した結果

約1か月が経ちましたので配信結果をグラフにしました。(Special Thanks:31103)

画像5

画像6

・配信数(中央値):98.9%
・開封率(中央値):32.35%
・クリック率(中央値):5%

上記のような結果になりました。一番多くクリックされたメールは症例レポートを配信したメールでした。ちなみに症例レポートを送る際はボタンにアンケートのリンクを差し込みました。そして、アンケートに答えてくれた方のみ症例レポートのリンクがお送りされるように設計しました。勿論、アンケート内容は転職ニーズの確認です。このアンケートで転職ニーズを確認し、転職熱が高い人には転職エージェントが連絡をするという仕組みにしています。(要はCTAです)

メールマーケティングを実践して気づいたこと

業界によって異なると思いますのであくまでも参考程度にしてください。あとまだ1か月しかメールマーケティングを実践していないので「たまたま」ということも考えられます。同じ検証内容を何回か試してみて本当に合っているかどうかを見極めたいと思っています。

・件名に名前を入れても開封率は上がらない
・20時が一番開封される時間帯
・週3回メルマガを送信してもほとんど配信解除されることはない
・件名に社名があるほうが開封された
・求人情報も開封率30%を維持していることから、潜在的転職希望者がいる

おわり

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
個人的にメールマーケティングは沼だなって思っています。その理由は会員がどんな情報を求めているのか?と答えなき答えをずっと探し続けるからです。あと宮坂さんが「1回のメルマガでホームランを狙うのではなく継続して送ることで顧客から認知され、自社が選ばれることが大事」とおっしゃっていたので定量的なデーターと定性的なデーターの両方の観点を大切にしてメールマーケティングをこれからも頑張りたいと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?