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読書感想:幸せになる勇気

読んだ理由

会社の社長がオススメしていたのと、前作の「嫌われる勇気」は読んでいたが続編があるとは知らなかったので読んでみようと思った。

著者

岸見 一郎 , 古賀 史健 

概要

アドラーブームを巻き起こした『嫌われる勇気』の完結編。

感想

お互いがお互いを尊敬することから人間関係が成立する。その為には「他人の関心ごとに関心を寄せる必要」があるとのこと。これはちょっと前に読んだ記事を思い出した。

塾講師が勉強を全くしない悪ガキ達がハマっているゲームに関心を寄せ自らプレイし、そこからクリアしていくまでの流れで悪ガキ達と仲良くなっていく過程がまさに尊敬することから成立した人間関係だなと思った。

また、競争原理が働いてしまうと嫉妬や劣等感に苦しめられることになり、人生の目的が勝ち負けになると結果苦しむ。これは以前いた会社で競争心が強く部署ごとに手柄の奪い合いやチーム内での蹴落とし合いが酷かったのを思い出した。その当時は業績も悪化してたし、そういう競争感のある風土が悪化の要因の1つかもしれない。

そして勝ち負けにこだわる組織ではなく懲罰や競争のない協力原理が望ましいというのは本当にそう思う。競争が息苦しい人生を生むのはその通りだ。

ちなみに自分は将来ポツンと一軒家みたいなところに住みたいな〜と思っているが、これは無意識のうちに競争社会から逃れたい?と思っていることが原因ではないかとふと思った。逆に都会に住んでいても競争原理から逃れられば田舎に移住しようとさえ思わないのかも。

あと面白かったのは「運命の人などいない」ということや、「愛することは決意」で運命の人を求めるのではなく、運命といえるだけの関係を築き上げることが大事だということが良かった。


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