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まるごと食べる大根の効能

かつて「本草綱目 」を書いた李時珍が
「根・葉いずれも生でもよく、煮てもよく、漬け物にするのもよい
 野菜の中で最も利益があるものだ」

と大絶賛した大根。
今日はその大根のすばらしさについて書いていきます✍️

🔸大根の性質🔸
大根は【涼性】

熱(炎症)を取るので、口内炎・口渇・口臭など気になる時に
生で食べるのがおすすめです。

ただ、からだを冷やすため
おなかが冷えて下痢しやすいひとは
生でたくさん食べないよう気を付けてください。

ただ、大根は煮ると【平性】になります。
おなか冷えるひとは加熱しましょう🍲
*お肉など【温性】のものと一緒に食べるときは生でも大丈夫です。


🔸大根の効能🔸

【肺熱を取る】
のどの痛み・痰の多い咳・喀血などに◯

【胃腸を整える】
脾(消化するところ)や胃を整え、消化を促します

重病をしたあと栄養を取りたいけど
胃腸があまり回復していない…というひとは
タンパク質(肉や魚)と一緒に大根を煮て食べると
胃腸に負担もかかりにくいのでおすすめです

【気を利す】
おなかの張りや胸の悶えなど、
気滞(気がつまった状態)を解消してくれます

【口渇を取る】
中国では糖尿病で口渇あるひとに
大根をおろし汁を飲ませたりします。
二日酔いの翌日にも○


🔸大根の栄養🔸
食物繊維・ビタミンCだけでなく、
アミラーゼやジアスターゼなど
でんぷんの分解に関わる消化酵素がたっぷり。

麺類やパンなど炭水化物大好き!というひとは、
大根サラダなどいっしょに食べると罪悪感がすこし減るかも…😅
(でも糖質とりすぎはからだに良くないのでほどほどに💦)


🔸葉っぱは捨てないで!🔸
葉は白根よりも栄養があると言われるほど。
葉っぱが切られている大根を見ると
なんてもったいない…!と思ってしまいます😢

江戸時代のことわざに
「大根食うたら葉っぱ干せ」とあり、
干した大根葉を茹でて細く刻み
醤油でうすく味付けしたものをごはんと一緒に炊いていたようです。

うちでも大根葉は切り刻んですぐに冷凍し、
おじゃこと醤油と一緒に炒めたり、
スープの具材として入れたり、
きのこと一緒にパスタの具にしたり…
とにかく大活躍です○

そんな大根葉の栄養は
食物繊維・ビタミンC・ビタミンA・カルシウムのほか、
血管を柔軟に保つポリフェノールも含まれています!

ちなみに葉っぱだけでなく、うちでは皮もそのまま食べます。
皮を付けたまま煮ることもあれば、
皮だけ千切りにしてきんぴらにすると
おかずがもう一品増えるので大助かりです。

”一物全体(いちぶつぜんたい)”とは
”一つの食べ物のありのままをいただく”という言葉。

大根は捨てるところなしのすばらしい食材です。
そのときの体調に合わせて調理してみてください🌿



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