154_除夜の鐘をならすのはあなた!大晦日の夜に、心を浄めましょう!
自分の煩悩にきちんと向き合う?アプリを作りました。あやしいアプリではありません。
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<このアプリについて>:子ども向けの文章です。
大晦日に、除夜の鐘を108回ならすという風習が日本にはあります。
人の心にとりついて、人を苦しめる煩悩を鐘をならして心を浄めましょう。
ここでは、46の煩悩を集めています。
煩悩のセリフ、悟りのセリフは、カネッチ作です。
プログラミングは、簡単ですが、このセリフをつくることに一番苦労しました。
大晦日のひとときを、ご家族で楽しくすごしていただくことを願って、このアプリをつくりました。
2021年 お世話になりました。
2022年 よろしくお願いします。
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<使い方> 子ども向け文章です。
・煩悩くんをクリック(タッチ)すると、それぞれいろいろな煩悩をつぶやきます。
・セリフを言い終わると、煩悩くんは動かせます。
・おしょう様は、その煩悩(ぼんのう)について説明します。(少し難しいから読めなくてもいいですよ。)
煩悩くんをドラッグして、鐘まで運ぶと、鐘が響きます。すると・・・煩悩くんは、ハートくんに生まれ変わって、悟りのセリフをつぶやきます。
・46の煩悩くんが、すべてニコニコハートくんに生まれ変わると・・・・?
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<つぶやきメモ> ※大人向けの文章です
大晦日を意識して、何か作れないかなあ?と思ってほとんど反射的に作ったおまけジョークアプリです。
発端は、はるか昔、子ども時代の大晦日の何気ない疑問に始まっています。
小学生だったボクは、毎年恒例の紅白歌合戦を、こたつに入って見ていました。華やかな舞台に目を奪われ、いつもならとっくに眠りについている頃になっても目はギンギンでした。・・・やがて、フィナーレ「蛍の光」で締めくくり・・・突然、テレビの画面は、どこかのお寺に切り替わります。
ゴーン ゴーンと鳴り響く除夜の鐘・・・その頃、ボクは名古屋のど真ん中に住んでいましたが、そんな町中でも、遠くから鐘の音が聞こえてきました。
テレビから流れる光景、鐘の音、かすかに聞こえる本物の鐘の音は、ボクにとっては強力な睡眠導入剤です。
眠りにつく前の少しの時間に、ボンヤリした頭の中に、いろいろな疑問がわいてきました。
「なんで、こんなに寒いのに、紅白も見ないでお寺にあんなにたくさんの人が集まってくるのだろう?」
「除夜の鐘って、なんだろう? なんのために、たたくのな?」
「ぼんのう・・・ってなに?」
小さかったボクは、その疑問に深入りせず、いつの間にかなんとなくわかっているつもりになっていました。
今も実はよくわかっていません。いや、ますますわからなくなっているのかもしれません。
ただ、わかってきたことは・・・人間の心はつらいのです。煩悩でがんじがらめになっているのに、そのことから目を背けて、ひたすら、実はよくわかっていない何かを求めて、今日をひたすら生きているのです。
「ゴーン」「ゴーン」・・・鐘の音を聞いても、何がどう変わるかボクにはわかりません。でも、「ゴーン・・・」「ゴーン・・・」の、音の余韻の中で自分の心に一瞬向き合います。その中で、「あんなこと」「こんなこと」、「あの人」「こんな人」・・・を思い浮かべます。
「ありがとう」、「ごめんね」、「おつかれさま」、「もうやめよう」、「まだまだやれるよ」、「悲しいよ・・・」、「つらいよ・・・」、「ゆるしてよ・・・」・・・・・
「ゴーン・・・」「ゴーン・・・」の鐘の音がそれぞれの人の心にしみ入ります。
そして、人々の心(それは煩悩かも)が、鐘の音に、しみ入ります。そして全てを包み込みます。
ボクが、今回作った、「大晦日の夜に除夜の鐘をならそう!」は、実に軽薄なものです。「煩悩」を子ども語に置き換え、勝手に「悟り」に変換しています。
このアプリを使って、煩悩を断ちきり、心を浄める・・・なんて、そんことできるわけありません。できたら、逆におそろしいでしょ・・・
ボクは、煩悩って、人間を人間たらしめる「生」の根源であり、それを断ち切るなんて常人にはできないと思っています。
でも煩悩に向き合い、それを認め、受け入れつつ(自分だけじゃなく、他の人に対しても)、柔軟に生きていく道を選ぶことはボクにもできると思っています。
ボクは、仏教についても、煩悩についても、除夜の鐘についても、きちんとした知識はありません。そんなボクが、ジョークっぽく「除夜の鐘アプリ」なんて、不快(それももしかして煩悩?)に思われる方もみえるかと思います。どうかお許しを・・・!
2021年 お世話になりました。
2022年 よろしくお願いします。
2021/12/31 9:22 カネッチ
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