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バヌアツ共和国での仕事③

前回のまでの「バヌアツ共和国での仕事③」(続きはこちらのリンクからどうぞ )。
バヌアツ共和国で、木材を買い付けて、中国に売るという仕事を引き受けた僕は、無事に木材を買い付けたものの、ヤードに送るためのトラック業者にふっかけられ、、、

トラック業者にお願いしてみると

木こりにトラック業者を紹介してくれとお願いしてみると、快諾してくれて紹介してくれました。
ところが、いざお願いしてみると、30分程度の距離で100Vatu (1万円くらい)かかるとのこと。
お願いして、ヤードまで運んでもらうことにしました。
ところが、ヤードで待っていると、倍の200Vatuを請求。それも「俺は200Vatuって言った」の一点張り。
納得いかないため、100Vatuしか払わんと伝えると木材は山に戻すと脅されました(戻す労力どーすんだよって疑問は置いておいて、、)。
結果小一時間もめて、ランチをおごる約束して100Vatu+ランチ代(トラック業者全員でもせいぜい30 Vatuくらい)。
本来ならランチ代すら払いたくないですが、法律もクソもないところでそんな話ししても通じんと自分を抑えて払いました。
1万円くらいの違いくらいいいじゃんと思うかもしれませんが、ここは絶対引いてはいけないポイントでした。
こういう輩は一度言いなりになれば確実に今後もふっかけてきます。一方で、トラックを持つ人間は島で彼らだけなので、険悪になるのは避けたいところ。泣き寝入りと妥協は紙一重と肝に命じつつ、ランチおごりで解決できたのはほんとに良かった。ランチなら、島中探しても一食1000円超えるところはほぼないですから。地元の人との交渉の勉強と考えると、安い勉強代でした。

無事にコンテナ詰め開始

コンテナ詰め開始するものの、10人くらいで素手で100kgくらいある木材を一つ一つコンテナに詰めていくような作業を炎天下で実施。
作業員に手袋やリフトなど容易してやるのに走り回っていました。
なにはともあれ積み終わって、手続きも終えて、無事コンテナを港まで運べました。
こんな状態から素手で、

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こんな風に詰めていって

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パンパンに詰めて、これを20コンテナくらい。ほんと疲れた。

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これ以外にも大変なことはたくさんありました。バヌアツ森林局の人が書類を書き間違えていて、きづいたのは発送二日前かつ土曜日、集落まで担当者探しにいって修正してもらうとか、出荷前検疫忘れられたとか、謎の皮膚病にかかったり、お金騙し取られて警察に行くとか、逆恨みされて警察前で待ち伏せされるとか、まあ色々ありました。

バヌアツで学んだこと

そんなこんなで色々あったけど、学んだことはたくさんありました。
・妥協と泣き寝入りの紙一重
・村社会かつ独自のルールがある場所では案内人兼ボディガードが必須
・郷に入っては郷に従え
・みんなが勤勉なわけではない(働かないときは作業員にランチをおごる約束して仕事させるとか工夫が必要)
・諦めずにやり遂げる(これはまじで思った。見知らぬ土地でもどうにかなる)
・基本はみんな適当、人の仕事がどうなろうと、悪意なく興味ない。
・見知らぬ土地では頼れる、信じられるのは自分だけ
これは生きてく上でも仕事する上でもすごくいい経験になりました。自分の仕事にシビアになれたし、達成するためにはトライし続けるマインドがきっちり身につくいい経験でした。

次のノートではもっとライトな、バヌアツでのおもしろ経験も書いて、バヌアツ編を終えたいと思います。
備忘禄って書くの大変だな。。。

でわでわ。


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