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本当に優しい人はどっち? No.781


二代目社長の伴走者として経営者のサポートをさせていただいていますが、私を含めた二代目社長によくある特徴が「優しい」という点です。

この優しさに2種類あり、誰に向けた優しさなのかという点で大きな違いがあります。

多くの二代目社長の優しさが、相手にも自分にもやさしいか、自分に優しいという優しさを自分に向けている方ばかりです。


この優しさは、景気が良く何もしなくても会社が順調に進んでいる時は良いのですが、会社の環境が悪くなった時には大きな問題となります。

というのも自分に優しい経営者は大きな決断が出来ず、何事にも対応が遅れます。

なぜ遅れるかといえば、自分の体面や人からどう思われるかという、どうでもよい価値観に左右され決めることが出来ないのです。


価値観が定まっている方は、自分がどう見られようが関係なく相手のためにという視点で物事を判断する事が出来ます。

こうった一見優しく見えるが、その優しさがどちらに向けられているかで結果が全く変わることが数多くあります。

自分に向けられた優しさは「自分が優しいと思われたい」という考えで、本当に優しい人の優しさは「相手に優しく」相手に向けられています。


そうやって見ていくと、いくつかのパターンが見えてきます。

本当に優しい人は相手のためにはっきりと物をいいますが、優しいと思われたい人は相手のためという言い訳で、本当に言いたいことを伝えられません。

本当に優しい人は本人が最後までやり切れるように支援をしますが、優しいと思われたい人は相手のためといいながら、自分が代わりにやってしまいます。

本当に優しい人はしっかりと結果で評価しますが、優しいと思われたい人はプロセスを評価し結果が出なくても「頑張ったから」良いと評価をします。


すべて自分がどう見られるかを意識しているので相手のための行動になっていません。

世の中が右肩上がりなのは過去の話で、厳しい判断が求められる時代にはその甘さが致命傷となります。

二代目社長にも本当の優しさを身につけていただき、厳しい時代も乗り切れる力を持っていただきたいと思います。

今日の一言
本当の優しさは相手のため
成長するための実践行動
・自分に向けた優しさは甘さにつながる
・本当の優しさは相手に向けて行動すること
・常に相手のためを思い行動できるようにする


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