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No.124 花見の情緒と外国人

昨日津島の天王川公園で開催されている藤祭りに行ってきました。
昨年は開花が早く同じ時期に行ったら既に散っていて全く見れなかったのですが、今年は通常通りの時期に開花したようで満開の藤を堪能してきました。

若いころは花を見ても何も感じませんでしたが、歳と共に花を愛でる情緒や風情がわかるようになってきました。
しかし桜と違い、藤祭りでは皆さん藤棚の下を足早に通り過ぎるだけで、桜のように宴席を設けてお酒を飲んでいる人がいないのが不思議な感じでした。(もちろん私は飲んでいましたが、、、)

周りを見ている中でもう一つ感じたのが、外国人の方の多い事です。
しっかりカウントしたわけではありませんが、1割以上は外国人のように感じました。
その割合は圧倒的にベトナムの方が多く、外国人の8割はベトナムの方のように感じました。
多分近隣で働いている方や留学できている学生だと思いますが、訪日旅行者がここ5年で3倍、労働者は5年で倍になっていることを考えれば自然な事だと思いました。

日本も政策としてこれから受け入れを拡大していくので外国人の方を見かける機会はさらに増えていくのだと思います。
ここで大切なのは相手の事を正しく知る事だと思います。

一つが年配の方が言われていた「ここは中国かと思った」という発言で、これは年配の方から見るとアジア系外国人はすべて中国人に見えるというものです。
私もオーストラリアへの留学経験がありますが、私が留学していた90年代はゴールドコーストへ行くと日本人ばかりで、アジア系の人には「こんにちわ~」と皆さん声を掛けていましたが、今はほとんどアジア系の方は中国の方になっていますので、日本人が歩いていても「ニイハオ」と声を掛けられます。

それ自体は時代の流れですので問題は無いのですが、昨日の年配の方を見ていると中国の方への上から目線というか、アジア系の方が多い事に対しての嫌悪感を感じているように見えるのが問題です。
これからの日本の政策として人口減少を補うために外国人労働者を増やすという方向性は明確ですので、受け入れる気持ちを持ちたいと思います。

もう一つは皆さんがこういったイベントにおしゃれをして来て、写真を撮っているという文化があるという事です。
桜の時期に見かけたのはアオザイを着て写真を撮られている方を多く見ましたが、今回はドレスを着て出てきて、仲間で集まり写真を撮っていました。
とても微笑ましい光景でしたが、そういった文化があるという事も理解していると暖かく見守れるのではと思います。

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