「ニュースの‟なぜ?”は世界史に学べ(日本人が知らない100の疑問)」を読んで。
茂木誠著
最近はやっぱり、世界のいろいろなところが賑やかです。(まぁ~今に始まったことではないですが・・・)
ヨーロッパや中東も気になりますが、身近なところで米中貿易戦争から始まって、中国の動きは特に気になります。
どう考えても、経済的に大丈夫なの?という状態にありながら、一帯一路構想や、中国主導のAIIB(アジアインフラ投資銀行)の動きをしつつ・・・
新疆ウィグルの問題では、以前読ませて頂いたこのnoteは忘れられず(☟)
遂に香港では先日、大学生が死に至ってしまいましたね・・・
そこで、以前あっさり読んで実感が伴わなかった本でしたが、もう一度読み直したら大ヒットしたのです!
一部、こちらに引用しておきますね。
日本と中国は価値観を共有できるでしょうか。共通するのは漢字を使っていることだけで、文明も思想も異なります。古代から連綿と続く天皇家を宗教的権威として政教分離した日本。野心家が武力によって王朝を建てては、前王朝を粛正する歴史を繰り返した来た中国。儒教や仏教は、古代中国から日本人が学んだ思想ですが、今の中国に儒教や仏教の影響は残っていません。共産党政権下であらゆる宗教が弾圧され、特に1960年の文化大革命によって伝統文化が破壊しつくされたからです。今の中国人には神も仏もなく、ただ個人主義と物欲があるだけです。(P86)
また、中国が急激に経済発展してきたといっても、一人当たりの豊かさでは、日本と中国ではいまだに大きな格差があります。仮に、日本と中国が通貨統合し、パスポートなしで行き来できるようになったらどうなるでしょうか。(略) 多くの中国人が日本への出稼ぎを望むでしょう。仮に中国人の10%が日本に来たとしても、1億4000万人です。日本の人口を軽く超えてしまいますよね。そうなれば、日本人はたちまち職を失う結果となります。当然、中国系移民は参政権を要求するでしょうから、将来は中国系の日本国首相が生まれることになります。(P87)
表現としては、あまりにも「バッサリ」という感じですが・・
これこそ、日本人として知らなければならない「事実」でしょう。
調べてみたら、シリーズで2・3と出版されているようですね。
また娘にお願いして、日本から送ってもらおうかな・・・
最後までお付き合い、ありがとうございました。
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拙い文章を読んで頂いて、ありがとうございました。 できればいつか、各国・各地域の地理を中心とした歴史をわかりやすく「絵本」に表現したい!と思ってます。皆さんのご支援は、絵本のステキな1ページとなるでしょう。ありがとうございます♡