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飛行機とAI(人工知能)


初めてこの国に来て、ゴールデンウィークがないことにショックを受けた。当然といえば当然だが、何か「ソン」した気がした。

ただ5月5日のこどもの日はあるので、その日だけで唯一、ゴールデンウィーク気分を味わった。

最近はnoteを通して、片足日本にいる気分でもあるので、連休に突入した。だから今は、今後のために「読書」で充電中だ。

特に最近は「母なる大地」である「地球」のことが知りたくなって、それ系の本にハマっている。

中でも今読んでいる本は、1905年に書かれた「地理」に関する本で、原文の美しさや迫力を損なわないようにと、当時の文語体のままで1972年に出版されたものだ。
ちょっと読みにくいが、当時の人の気持ちになって読んでいくと、これまた違った面白さがあった!


永く妄想の中にありし空中飛行機もほぼ完成の域に近づけりと伝うれば、近き将来において、この一大ガス圏も人類の頻繁なる交通界と変ずるならんか。 

牧口常三郎著「人生地理学」大気から

ふふふっ!

空に飛行機という鉄の塊が飛ぶということが、長い間「妄想」だったわけで、近い将来に「空」が人類にとって「頻繁なる交通界」になっちゃうんだろう~って、語っておられます。


惟(おも)うに人間生活に強固なる地盤を与うる陸界のごとき固体性はなく、流動とともに少なからぬ浮力を有して、人類交通の利用に資する水界のごとき液体性はなく、まったく無色透明のガス体にして、他の2界におけるがごとく、肉眼を持って感覚し能(あた)わらざる気界が、永く人間注意の外に放棄せられしはやむを得ざることなるべし。 

同上

ふふふっ!

結局、「陸」は固い地盤があって固体だし、「海」は浮力を利用して交通手段となれる液体だし、「空」は無色透明の気体で見えないから~人間の意識の外に追いやられても、当然だよね~って、語っておられます。


要するに、従来の人類には気界はまったく鳥類と昆虫との生棲区域にして、人力以外に放棄せられたるがごとし。 

同上

ふふふっ!

ようするに、「空」は鳥と昆虫たちの生活領域であって、人の力は放棄させられちゃって来たのよ~って、語っておられるます。

そう思えば、そうですよね~~!!

空で人やモノを運搬するなんて、考えられなかった時代だった、ってことですもんね。
せいぜい妄想レベルで、想像をはるかに超えてしまった「飛行機」は、もしかしたら落ちてこないかなど心配で、とっても怖い存在だったのでしょう。


だから今の時代、AI(人工知能)が出てきて、職業が奪われるんじゃないかとか、映画のように人間がAIに支配されちゃうんじゃないかなど、ちょっと怖くなったりもしますが、きっと大丈夫なのでしょう~!?

例えば今出版されている本を100年後に、孫やひ孫たちが読んだ時「え~~おじいちゃん・おばあちゃんたちって、AIを怖がってたんだ~~!!」って言われそうですもんねっ♪


それよりも
そんな「孫」や「ひ孫たち」のために・・・

AIにはできないけど、人間にはできること・・

尊厳による人間らしさというものを・・

心から伝えていきたいなと思います~♡



拙い文章を読んで頂いて、ありがとうございました。 できればいつか、各国・各地域の地理を中心とした歴史をわかりやすく「絵本」に表現したい!と思ってます。皆さんのご支援は、絵本のステキな1ページとなるでしょう。ありがとうございます♡