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大阪出身のお祖父ちゃん。

今日は我が家に、友人が遊びに来ました。

その友人は旦那さんのお仕事の関係で、静岡県に7年間生活していたので、日本語がとっても上手!!現在、大邱市の日本語の通訳のお仕事をしていて、ご指名が入るほど超人気者なんですね。

「うちの旦那、笑えるのよ。あのアサヒビールが大好きな旦那が、『マートに行ったけど、周りの目が気になってアサヒビールが買えなかったよ。』だって~もう笑うでしょう!まったく韓国人は(うちの旦那も)「薄いお鍋」だからさ、火をつけるとすぐに沸騰するのよね。まぁ~またすぐ冷めるけど・・・思ったよりも、今回はそんな感じよね。だけど昨日来た、広島からのお客さんたちは、『日本ではそれほど関心ないから、問題ないですよ。』って、言ってたけどね。」

「まぁねぇ~日本はそういう人が多いと思うよ。お宅の旦那さんは、世の中の状況をそのまんま教えてくれるから、ありがたいよね(笑)。だけど、最近うちに日本語勉強しに来ているJ君は、来週から日本旅行に行くんだって、ちょーワクワクしていたよ。etc」


そうなんです。

この国の雰囲気はそんな感じでも、あのJ君には全然関係ないんですね(笑)

先日聞いた話なんですが、実はそんなJ君に多大な影響を与えたのが、なんと彼のお祖父ちゃんだったんですよ。


彼のお祖父ちゃんは現在94才で、当時大阪で生まれて終戦時の19歳まで大阪に住んでいたそうです。

軍人さんだったお祖父ちゃんは、今でも日本の軍歌を上手に歌われるとか。そんな日本で生まれて日本人として育ったお祖父ちゃんにとって、終戦時、何故韓国に行かなければならないのか・・・とても、悲しかったそうです。

実際、台湾で生まれて育った日本人の「湾生」の方々や、韓国の「九龍浦」という街で生まれ育った日本人の方々にとって、台湾や韓国が「ふるさと」のように、J君のお祖父ちゃんにとって「ふるさと」は、日本の大阪なんですよね・・・


そんなお祖父ちゃんはJ君をとってもかわいがってくれて、お祖父ちゃんがふるさとの大阪に行くときには、J君家族をよく連れて行ってくれたそうです。そしてウルトラマンなどおもちゃを、いっぱい買ってくれたそうです。

なので、J君の小学生の時の夢がなんと・・・日本の軍人さんだったとか!

韓国ですくすく育つお孫さんの将来の夢を、「日本の軍人さん」にしてしまうほどのお祖父ちゃん!!

そんなお祖父ちゃんの、心奥深くに潜む、日本に対する熱い想いなど・・

想像するだけでも、胸がキューンとしてきます・・・


現在、アニメ好きで「東映の社員」になるのが夢であるJ君の、小学生の時の夢が~「日本の軍人さん」とは?! 

本当に驚きました!!!

お祖父ちゃんのお話は、とっても、とっても、たくさんあるということなので、今後それを聞けることが楽しみになりました。

皆さんにも、またお話させて頂きますね・・・



拙い文章を読んで頂いて、ありがとうございました。 できればいつか、各国・各地域の地理を中心とした歴史をわかりやすく「絵本」に表現したい!と思ってます。皆さんのご支援は、絵本のステキな1ページとなるでしょう。ありがとうございます♡