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読んだ本。

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自分は自分に「嘘」をついていた。

そう深く感じたのは、この本を読んで 今までの人生を振り返ってみたからです。 この本を読むきっかけは、3か月前に友人から送られてきたある動画からでした。それはSHOGENという、若いペンキ画家のYouTubeでした。 SHOGEN君は絵を習うためにアフリカのブンジュ村で生活しながら、いろいろな経験をしていきます。 またこの本の帯にもありますが、以下ブンジュ村の村長さんがいいました。 まさしく・・・ なるほど、その通りです。 今まで私は、人のために生きることが、自分の

お部屋にこもって♪

もしかして、一番の避暑地って 「自分の家」なのかな?!と思う、今日この頃です。 この「暑さ」からでしょう。 用事がなかったら、外出したいと思わなくなりますね。 特に最近は金曜日の夜に、週末の食料を買い込んで、完全にこもっております、はい。 こんな日は洗濯して掃除して、料理して、ついでにお風呂掃除なんかして、ゆったり過ごす時間自体が、贅沢だな~~と思えるんだから、いいんじゃないかな?! そして、ゆっくり本を読んだり写真を見ながら、想像を膨らませる。 今日の本は、埴 沙

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好きな茶器と本♪

誤解してすみません、賢治せんせい!

最近はあるきっかけを通して、宮沢賢治氏にハマりました。 この年になってからですが、この年だからよかったのかもしれません! 今までの「宮沢賢治」のイメージは、小学校や中学校の教科書にときどき出てくる「あまりよくわからない、地味で暗いおじさん。」という印象だったんですね。 「雨ニモマケズ」の詩を習った時は、「おしん?ガマンが美学なの?!」とか、「風の又三郎」だって「だから、なに?」とか、「銀河鉄道の夜」は「よくわかんないんですけど..…」などなど・・・ あまり国語は好きでは

読書感想文「自然をこんなふうにみてごらん 宮澤賢治のことば」

ふふふっ、本って、不思議なもので・・・ 一気に読みたい本もあれば、じっくり読んで読み終わらせたくない本もありますよね?! なんかずっと机の上に置いておいて、ちょこっとちょこっと読みたいと思う本。 タイトルの本がまさしくそれで、まだ途中なんですけどね。 読み切れてない感想文も、いいかも?!と思って、メモ代わりに一旦まとめておきます。 そもそも嫌いだった(笑)、宮澤賢治さんに対して、岩手県旅行をきっかけに読み出した別冊宝島編集部編の「読んでおきたいベスト集!宮澤賢治」を読

きつね様と、おおかみ様。

先日、近所の銭湯(←最近、お気に入りの温泉♡)に行った時 目をつぶりながら露天風呂に浸かっていたら、おばあさん2人の会話が聞こえてきました。 その内容は、ちょっと離れたところの稲荷神社の前のお店屋さんが、このコロナの影響でお祭りもなくなったので、つぶれてしまったらしいということで「きつねが化けて、出てくるっていうしね・・・」と、マジマジとお話ししていたのです。 あぁ~~これだよ!!! そうそう、きつねって、化けて出てくるんだよねぇ~~♪ もしもこのおばあさんたちがいなく

「ジオ・ヒストリア」を読んで。

とても寒い日には、家でゆっくりと本を読むのもいいですよね。 もともと茂木誠さんは好きで、世界史や地政学・政治関係などはよく読んでました。 この本は歴史を「地理」や「地学」他から解釈しているので、ジオ好きにはたまりません♪ ちなみに、以前書いたマガジンの題名は「ジオヒス☆エッセイ」でした。 https://note.com/kando_nuriko/m/m87e2df91e8b1 はい、まさしく、その通りでございます。 歴史の授業は、あまり好きではありませんでした、暗記

無機体(無生物)と有機体(生物)の違いとは?

(今日はnoteの深津さんの「好きなものへのこだわりを、『〜とは?』や『〜入門』などのタイトルで・・」という部分を参考に、ちょっと論文っぽく書かせて頂きます。)   今日は一日、雨が降った。 だから一日、じっくりと本を読んでいる。 以前、紹介した1905年に書かれた本が5巻まであるので、今日は4巻目を読んだ。以下の文章を通して、人間であることの基準を見たような気がしたので、ここに綴らせて頂くことにする。 ※以前紹介した記事 飛行機とAI(人工知能)|白滝みえ|note

飛行機とAI(人工知能)

初めてこの国に来て、ゴールデンウィークがないことにショックを受けた。当然といえば当然だが、何か「ソン」した気がした。 ただ5月5日のこどもの日はあるので、その日だけで唯一、ゴールデンウィーク気分を味わった。 最近はnoteを通して、片足日本にいる気分でもあるので、連休に突入した。だから今は、今後のために「読書」で充電中だ。 特に最近は「母なる大地」である「地球」のことが知りたくなって、それ系の本にハマっている。 中でも今読んでいる本は、1905年に書かれた「地理」に関

謙虚が美徳?!

今年も残りわずか、3週間となりました。 しかし1年って、こんなにあっという間でしたっけね?! まぁ~きっとそれだけ、濃い1年だったのでしょう・・・ 今日は日本語のスタディークラスで、「滑稽(こっけい)だ」という言葉が飛び交ったので、久しぶりの日本語に懐かしさを感じたものです。 聞いたところによると、こちらではあの時代を経験されたお年寄りが、ちょっと変わったことを「コッケイ」という単語として、その後もそのまま使っていたようなのです。 このように今でもこの国には、生活の

「水」が、好きだから。

現在大学院生の娘が、まだ幼かった時のこと。いつも寝る前に、せがまれていたことがありました。 「お母さん、今日も『みず いってき ちゃん』のお話して~♡」 そのお話は完全即興で、その時思いついた「水一滴の旅」を、面白おかしく話していたんですね。 基本的には、雨が川に流れて、海について、蒸発して雲になって、また雨になって、野菜などの栄養分になって、人の体に入って、おしっこになって、また川に流れて・・・というストーリーなのですが、いろいろな場面で状況を変えるんですよ。 毎晩

「ニュースの‟なぜ?”は世界史に学べ(日本人が知らない100の疑問)」を読んで。

茂木誠著 最近はやっぱり、世界のいろいろなところが賑やかです。(まぁ~今に始まったことではないですが・・・) ヨーロッパや中東も気になりますが、身近なところで米中貿易戦争から始まって、中国の動きは特に気になります。 どう考えても、経済的に大丈夫なの?という状態にありながら、一帯一路構想や、中国主導のAIIB(アジアインフラ投資銀行)の動きをしつつ・・・ 新疆ウィグルの問題では、以前読ませて頂いたこのnoteは忘れられず(☟) 遂に香港では先日、大学生が死に至ってしま

「日本史の謎は『地形』で解ける【文明・文化編】」を読んで。

最近はこちらでも、急に気温が落ちて・・・ 「さむい」という言葉が、出るようになってしまいました。 先日、娘から送ってもらった本数冊を全部読んでしまい、ちょっと寂しいなぁと思っていた頃、どうしても読みたい本に出会ってしまい・・・ 今更ですが、遂にKindleで、電子書籍を読んでしまいました。 紙の本をパラパラめくりながら、重要なところにペンで線を引きながらの方がやっぱりいいよなぁと思いながら、誘惑に負けてしまったのです。 その本が、これ! 実は2年前に「日本史の謎は

漫画「ふしぎの国のバード」を読んで。

うろこ雲がゆっくり流れていくのを、じっと眺めていると・・・ 真っ青な空に白い入道雲が、もっくもくと大きく膨らんていた、少し前のことを思い出します。 そしてまた、もう少しすると、あの空から細かくて白い雪がはらはらと降ってくるのかな、なんて・・・ 時の流れを感じつつ、常にやさしい自然たちに包まれていることを実感します。 明治維新後、イギリスの冒険家イザベラ・バードが横浜に到着したのは、1878年(明治11年)5月20日の月曜日でした。春から夏にかけての時期。当時だったら、