冬の俳句 寒さの中でふるえる日
音もなく双子座からの光降る
山茶花が咲ききらぬうちに夢を追い
はるみより甘平が好きと言う夕べ
白熊杯に参加します。
自作解説
ふたご座流星群が流れる。いろんな流星群がある。流れ星を見たら願いごとを三回唱える。そう思っていても、いざ流れ星に会うと、何を願おうかと考えてしまう。よし、これを願おうと流れ星を待っていても、音もなく星が流れると、あああっと言葉につまる。
本当に私の願っていることは何だろう。
サザンカは花びらを1枚1枚散らして落ちる。椿は丸い花のままでポトリと落ちる。同じような花なのに全然違う。椿は春の木だが、サザンカは寒い季節に咲く。
空気も冷たい中で、サザンカを見る。サザンカに負けないように、人は決意を新たにする。
自然から学ぶことも多い。
はるみも甘平もミカンの種類。八百屋にはいろんな種類の果物がある。甘いはるみよりも、「甘い」といいながら甘さがスッキリしている甘平が私は好き。どちらもおいしいけど、あなたと私で好みがちょっと違う。違うからこそ好きになれる。
果物も、いろんな種類があってこそ楽しい。
なかなか気に入った作品ができない。
松尾芭蕉が完成した俳句だが、芭蕉の後には彼を超える人物が出ず、俳句も廃れていった。それを正岡子規がよみがえらせた。正岡子規に続き多くの俳人が生まれ作品が作られた。時代を生き残った教科書の俳句を読み返してみる。
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