見出し画像

カサンドラカウンセラーのMonologue7 サバイバーからスライバーへ!

発達障害とグレーゾーン、そしてそのご家族やパートナーが陥る「カサンドラ症候群」のカウンセリングをして30年、オフィスレアリーゼ神田裕子です。

【カウンセリングの予約・講演依頼等】
神田裕子へのメッセージは
ykanda18425@gmail.com

定額制のカウンセリングは2名の方が終結されましたので
お引き受けできます。

出版の関係で控えていましたカサンドラ症候群に関する内容で、今回からまた書いていけることになりました。併せてよろしくお願いいたします。

さて、ここのところ新しい活動の動きがありました。詳細はこちら↓↓↓


カサンドラ・ラボは、最初は札幌から地域に根ざした活動を、と結成されました。でもコロナの流行によりオンラインなら全国展開でもよいのでは?と友人たちにブレインになってもらい活動を始めました。着々とメンバーも増えて、zoomで行う月2回の語りの場『カサラボカフェ』やFacebookグループによる無料サロン、ラインのオープンチャット、そしてclubhouseと支援の輪を広げています。

運営スタッフとして、積極的に関わってくださるボランティアさんを募集しています。ご興味のある方は神田までご連絡ください!


一概に「カサンドラさん」と言っても、回復のプロセスは様々です。そのステージについては、こちらにまとめています。

ステージ① ハネムーン期
ステージ② 衝突期
ステージ③ 豹変期
ステージ④ くれない期
ステージ⑤ コンフリクト・ディストレス期
ステージ⑥ 気づき(awareness)期
ステージ⑦ リサーチ期
ステージ⑧ 回復期
ステージ⑨ 選択・決断期

このプロセスのステージ⑨まで行く頃には、サバイバーを卒業してスライバーに向かっているでしょう。

サバイバー(survivor)とは、生存者、生き残った人々を指します。また、逆境に負けない人という意味も持ちます。ただ、虐待やアダルトチルドレンについて用いる場合は、<回復途上にある人>として表現されます。つまり、外傷的体験がまだ心身に影響を与えていて、症状があることを言うのです。

例えば、スライバーという言葉を使っている精神科医の斎藤学先生が挙げられたのは、サバイバーには精神症状としては抑うつ感や無気力、自殺願望、自傷行為の繰り返しなど衝動コントロールがうまく行かないこと、過食、ギャンブルなどを含む嗜癖、それに対人恐怖などがみられます。

身体の不調としては、呼吸器系、消化器系の障害、生理痛や不正出血、性交疼痛などの生殖器系の障害、月経前緊張証、慢性の頭痛、思春期・成人期にまで引き続くアトピー性皮膚炎や喘息など。そして、パニック発作と呼ばれる呼吸不全や心拍数増加、あるいは呼吸不全を伴う恐慌状態を起こす人たちもいるとしています。

サバイバーに対して、スライバーは「サバイバーであることを主張する必要のなくなった人」 を意味します。元カサンドラさんの中にもおいでになりますが、ご自身がサバイバーであること自体、それほど重要なことではなくなっていて、相手に対しても不平不満をほとんど口に出しません。サバイバーであるという自覚はあるのですが、「それがどうした」(笑) という感じに成長しているのです。

カサンドラ・ラボのスタッフとして活動している元カサンドラの中にも「スライダー」がいます。夫と暮らしているのは変わりませんので、日常生活の中でイラっとすることはあります。でも、そういう特性なのだと知識としてあるので、「仕方ない」「それならどうするかな」と自分に問うて、前向きな対処をしているのです。

ですから、サバイバーからスライダーになるために必要なのは、

① 発達障害やカサンドラ症候群およびそれに関わる知識
② 日常の不平不満をどこかで吐き出せる機会③ 特性に対する方法の会得
④ 理解して支えてくれる家族や仲間
⑤ 自分自身の人生プランと優先順位
⑥ 経済的・精神的な自立(一人でいることに強くなる)
⑦ コンスタントに自分自身をケアする
⑧ ネガティブな認知の歪みを修正・コントロールする


こうしたことを心がけながら毎日を送ることでしょう。

●こんなことも書いています♪↓ ↓ ↓


★Facebookに無料で交流できる『カサンドラスライバーサロン』を設けました。

●カウンセラーの紹介
●弁護士他、専門家の紹介
●情報提供
●会員相互の情報交換
●イベント企画・実施
●質問やグチ()ブツブツ などなど

■詳しくはこちら(*^-^*)

※承認制です。

※こくちーずで告知していることもあります。

https://www.kokuchpro.com/group/cassalab/


<カサンドラ・ラボのブログ>

<カサンドラ・ラボのHP>


サポートをありがとうございます!これからも新しい情報を書き続けます。よろしくお願いいたします^^