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2024 なでしこリーグ1部 第6節「静岡SSUボニータ vs ヴィアマテラス宮崎」超主観的振り返り

ボニータ 0-4 宮崎 
【得点者】
ボニータ:-

宮崎:福丸 智子(3分)、切通 真央(39分)、今蔵 綾乃(59分)、切通 真央(73分)

ヴィアマテラス宮崎の快進撃は続く。


2024年4月21日。
なでしこリーグ1部 第6節

静岡SSUボニータは、ホームヤマハスタジアムでヴィアマテラス宮崎を迎え撃ちました。

この試合の前日、ジュビロ磐田がアウェイゲームでアビスパ福岡と対戦。私はジュビロの試合観戦のため福岡に遠征していました。ボニータの試合当日も福岡に滞在していたので、宮崎戦はYouTubeのアーカイブで観戦しました。

今季2部から昇格した宮崎。開幕からぶっちぎりの5連勝負けなしで首位を走っています。その勢いをボニータが止めて欲しいと願っていましたが、

結果は0-4でボニータの敗戦。

宮崎の強さを見せつけられた試合となりました。


試合当日のヤマハスタジアムはあいにくの雨。
それでも601人の観客を集めました。

応援グループのBLUE GALLOPは、YouTubeからもハッキリとわかるくらいチャントをヤマハスタジアムに響かせました。

雨で濡れながらも応援を続けたBLUE GALLOPはじめヤマハスタジアムに駆けつけてくれたボニータのファン・サポーターには感謝しかありません。

厳しい試合となりましたが、振り返ります。


スターティングメンバー

静岡SSUボニータ

前節アウェイ愛媛戦で負傷した梅津真央山田優衣。今節出場できるか心配でしたが、梅津真央はスタメン。山田優衣はサブで、ハーフタイムで途中出場を果たしました。


ヴィアマテラス宮崎

何と言っても抜群の攻撃力。

齊藤夕眞選手を筆頭に得点ランキング10傑に名を連ねる選手がズラリ。

第5節終了時点で宮崎は15点。ボニータは4点。
その得点力の差は歴然でした。

なんとか0-0の時間を長くして、チャンスを的確に仕留めて勝機を狙いたい所でしたが・・・。


雑 感

宮崎は、2020年、前身のテゲバジャーロ宮崎の女子チーム(テゲバジャーロ宮崎Alegrita)監督の秋本範子さんと所属していた選手で創設されました。

その後、

2021年 九州リーグ2部 優勝
2022年 九州リーグ1部 優勝
2023年 なでしこリーグ2部 優勝

直近3年間リーグ戦を全て優勝して駆け上がってきたチーム。

さらに驚くべきは、この3年間負け無し!

2024年なでしこリーグ1部においても未だ負けなし。
歴史は浅くとも、圧倒的な強さでここまで戦い抜いてきたチームです。

ボニータがその負けなしの歴史に土をつけて欲しかった。

しかし、試合開始からボニータは宮崎の強さに飲み込まれました。

特に試合開始早々の波状攻撃に対しボニータは防戦一方。
試合開始たった3分で先制されてしまいました。

前半に2点。後半に2点。

着々と点を重ね、宮崎はクリーンシートで勝利を掴み取ってしまいました。


ボニータも2022年なでしこリーグ2部で優勝し、昨年2023年なでしこリーグ1部に初挑戦しました。

しかしボニータは1部リーグのレベルの高さに大苦戦。

残留争いを強いられた姿を見てきたので、ここまで圧倒的に勝てる宮崎対し信じられない思いを抱きながらYouTubeの画面を見つめていました。


宮崎は、5年でWE.リーグ参入を目指してチーム作りをしています。

目標を明確に設定し、それに向けて選手を揃え、育成し、駆け上がろうとしています。行政もしっかりバックアップしている。

今に至る強さには綿密な中長期な戦略に裏打ちされたものであることが判ります。


とはいえ、相手チームばかり褒めていても始まりません。


この試合ボニータも全く歯が立たなかったか?と言われればそうではないと思いました。宮崎のフィジカルの高さは感じましたが、むしろ、ホームでの朝日インテック・ラブリッジ名古屋戦の方が何もさせてもらえなかった印象が強いです。

開始早々に失点してしまいましたが、その後ボニータも再三宮崎ゴールに襲い掛かりました。

好調の土屋佑津季をはじめ、金丸翔子彦坂桃花守屋栞奈など、全員で得点を取りに行く姿勢を見せました。


宮崎のGK馬場ひなの選手のファインセーブもあり、残念ながらゴールネットを揺らすことはできませんでしたが、ボニータの選手達は最後まで諦めず、ただではやらせない思いが伝わって来るプレーをつづけました。

宮崎の早くて強い攻撃、堅い守備力には率直に驚きましたが、決定機もつくれていました。

6月30日のアウェイでの戦いでは、宮崎をしっかり研究して攻略して欲しいと思います。



次節は、4月29日アウェイでASハリマアルビオンとの対戦です。

ハリマは開幕から6連敗で今シーズンは波に乗れていません。また次節は小野鈴香監督が体調不良のため伊東琢峰コーチが監督代行することが発表されています。

従い、並々ならぬ思いでぶつかって来るであろうハリマ。

一方で塩澤優キャプテンはじめ、ボニータの選手達には嬉しいことにサポーターの声援が届いています。そしてハリマ戦にかける強い思いを発信しています。

次節、勝ち点3を持ち帰ってきてくれることを祈ってます。

最後までお読みいただきありがとうございました。
静岡SSUボニータのファンサポーターに歓喜が訪れることを願って。

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