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2023ルヴァンカップ第3節「ジュビロ磐田vsサガン鳥栖」超主観的見どころ|ラッソがいない今を考える。

ジュビロ磐田「怒涛の9連戦」第4ラウンド。

4月5日、ルヴァンカップ第3節。ホームヤマハスタジアムにサガン鳥栖を迎え撃ちます。

アウェイ大分戦から中3日。すぐに試合がやって来ますね。

ジュビロの試合がたくさん観られるのは嬉しいんですが、選手の負担は相当厳しいはず。

水曜開催の試合ではありますが、ヤマハスタジアムでの戦いなので、少しでも選手たちの後押しをしたい。

さて、鳥栖戦といえば、ラッソことファビアンゴンザレスでしょうか。

昨年2022年、サガン鳥栖とはJ1リーグで1勝1敗。いずれもファビアンゴンザレスの存在が明暗を分けたような試合でした。

ちょっと振り返ります。

■ 2022年 J1 第17節 @ヤマハスタジアム

ラッソ大爆発で快勝した試合。前半だけでラッソ2点、鹿沼直生1点と、前半だけで3点。

このホーム鳥栖戦の快勝は「ここからジュビロの反撃だ」と期待させる結果でした。

しかし、この鳥栖戦後にラッソは謎の戦線離脱。

ラッソがいなくなったジュビロは、川崎戦は辛くもドローでしたが、その後の4試合は全く点が取れず泥沼の4連敗を喫します。

■ 2022年 J1 第24節 @駅前不動産スタジアム

ラッソは第23節湘南戦からようやくベンチ入り。この第24節鳥栖戦は途中出場。

しかし、ラッソ離脱以降、極度の得点力不足に陥っていたジュビロはこの日もゴールネットを揺らすことはできず敗戦。

サガン鳥栖は、ヤマハスタジアムでの敗戦のリベンジを果たしました。




ラッソ大活躍の第17節ホーム鳥栖戦の快勝で、当時の私はJ1でジュビロが快進撃する光を見たような気がしました。

しかし、ラッソであまりに気持ちよく勝てたのが逆に仇となったのか?ラッソがいなくなった途端に全く点が取れなくなってしまったジュビロ。

「ラッソ頼んだぜ!」という勝ち方は、チームとして長い目で見てリスクを伴うと感じました。

私はもちろんラッソ帰還を待ち望んでいます。

きっと得点源として活躍してくれると期待しています。しかし、ラッソは二重契約問題の制裁で5月11日まで出場できません。

そして、外国籍選手はやはり「助っ人」であり、実態として何年も長く在籍してくれることは難しいと思います。

アダイウトンカミンスキーは5年もジュビロに在籍してくれましたが、ここまで長くいてくれるのは、むしろレアケースと思います。

私は2019年からジュビロ磐田の戦いを観ているので、まだまだ歴は浅いサポーターですが、アダイウトン、ルキアン、ラッソのようなスーパーな選手で勝ち星重ねても、若手を中心に「継続的な」実力の底上げがなくては、リーグ戦で安定して戦うことは難しいと感じるようになりました。

まさに今年のジュビロの目標
「基盤づくり」と「成長」
なんだと思います。

横内監督は1月の新体制発表記者会見で以下のようにコメントしています。

一人で試合を決定づける選手、一人で10点、20点、30点を取ってくれる選手は正直なところいません。一人で全部を守れる選手もいません。ただ選手がチームとなって、グループとなって戦うことができれば、それに近い成果を挙げられるのではないかということは、まだ映像しか見ていませんが確信しています。チームとして戦う集団を作ることができれば、我々は目標を達成し、しかも次のステージに行ったときに安定した戦いができると思っています。

横内監督コメント:ジュビロ磐田公式ホームページより

ラッソが出場できるまでまだ1か月以上あります。ラッソがいないこの期間はもちろん、今年、そして来年以降もチームとして戦える、得点を取れる集団づくりを目指して欲しい

そうなれば、5月以降ラッソが出場できるようになったら当然チーム力は向上するし、何らかのアクシデントでまたラッソがいなくなっても、そして、将来ラッソがジュビロを去った後でも安定して得点できる集団になって欲しい。

そう願うのです。

現役高校生ながら飛び級でトップチームに昇格したルーキー後藤啓介は、開幕戦2ゴール、静岡ダービーで先制ゴールを決めるなど鮮烈な活躍をみせています。

藤原健介は、ルヴァンカップ札幌戦でトップ下のポジションからプロ初ゴールを決めました。鳥栖戦は恐らくスタメン出場するでしょう。再びJ1相手に結果を残して欲しい。

古川陽介は去年ブレイクを果たしましたが、今年はドゥドゥがリーグ戦出場を続けています。しかしそのドゥドゥもまだリーグ戦では無得点。古川陽介がJ1の鳥栖相手にゴールを決めるなどの活躍を見せれば、今後のリーグ戦出場の道が開けるはず。

昨年J1デビューを果たした吉長真優鹿沼直生も今季リーグ戦での出場時間は僅かです。このまま現状に甘んじるつもりは無いはずです。

そしてジュビロ磐田U-18の舩橋京汰伊藤陵介など二種登録選手がここまで注目する年もこれまで無かったと思います。

ラッソの二重契約問題で補強できない弊害は非常に厳しいですが、若手のギラギラ感に火を点けることになれば長い目で見ていい結果に結びつくかもしれません。

若手・控えメンバーの活躍をぜひ見たい。

J1と戦えるルヴァンカップは非常に楽しみであり、今後のジュビロ、特に若手にとって重要な意味があると思います。

サガン鳥栖に対し、貪欲に勝ちに行ってほしいです。

「ラッソがいなくても俺達がいる。ラッソが帰って来ても俺達はやれる。」

そんな鳥栖戦を期待しています。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って




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