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2024 J1 第30節「柏レイソル vs ジュビロ磐田」 超主観的振り返り

柏 0-2 磐田
【得点者】

柏:-
磐田:渡邉りょう(前半5分)、中村駿(前半26分)

遠征したジュビサポさんが羨ましい!ナイスゲーム!

2024年9月14日。

ジュビロ磐田はアウェイゲームで柏レイソルと対戦。

第29節のホームヤマハスタジアムでの横浜F・マリノス戦は台風10号の影響で順延。従い、代表ウイークを挟んで約3週間振りのリーグ戦となりました。

今回私は遠征はせずDAZNで観戦。

残り10試合になり、J1残留はまさにトーナメント戦を戦う心境。今回の相手はシーズン序盤のホームゲームで完敗した柏レイソル。

あの時より積み上げと成長が見られるか?ジュビロ磐田2024年の真価が問われる試合だったと思います。

結果は2-0でジュビロ磐田の勝利!

前半2得点で折り返し、後半ダメ押し点は取れなかったので厳しい状況にはなりましたがよくぞ逃げきりました。

2-0は危険なスコア

勝利から遠ざかっていた磐田なので、2-0でリードしていても全く安心して見ていることはできませんでした。でも勝って本当に良かった。残留に向けて一歩踏み出す結果になったと思います。


前回対戦振り返り

前回対戦は、3月9日第3節ホームヤマハスタジアムでの戦い。

セットプレーでの1失点で涙を飲んだ試合。なんとかゴールを決めて一矢報いたかった試合でしたが0-1で敗戦。

最少得点差ではありましたが、それ以上にまだまだJ1で戦うには実力的に厳しいものがあるなと痛感した試合。

2022年時に柏と対戦した時よりは強度では負けて無いと感じましたが、完敗でした。


スターティングメンバー

ジュビロ磐田

約3週間の中断期間に古川陽介が海外移籍するという大きな出来事がありましたが、その影響もあってメンバーにも変更がありました。

高畑奎汰がついに今季リーグ戦初スタメン。4月13日第8節ホーム名古屋戦以来、実に5か月振りのリーグ戦出場となりました。

また、藤川虎太朗がメンバーに復帰。5月11日第13節ホーム鳥栖戦以来4か月振りの出場。中日新聞の報道によれば、右脚を故障していたようです。

センターバックは鈴木海音が控えに下がり、リカルドグラッサがスタメンに返り咲き。ハッサンヒルとコンビを組みます。


柏レイソル

これまで何度も磐田を苦しめてきたマテウスサヴィオ選手はもちろんスタメン出場。

そして、夏の移籍で垣田裕暉選手が鹿島アントラーズから完全移籍。この移籍は

「やられた」

と思いましたね。

FWの枚数が決して多くない磐田にとって、ジャーメイン良、マテウスペイショットに続くFWとして

「垣田選手が磐田に来てくれたらいいのになあ」

と常々思っていた選手でしたので、この移籍報道が出た時は悔しい思いでした。

垣田選手には、徳島・鳥栖在籍時代に散々痛い目に合ってきましたが、今度は柏の選手として磐田の前に立ち塞がることとなりました


渡邉りょう 魂のヘッド

とにかく、先制点だけは許さないで欲しい。

特に開始早々に失点するいつもの負けパターンにだけは陥らないで欲しい。

しかし、その心配をよそに先手を取ったのは磐田!

4分、磐田のコーナーキックからハッサンヒルがヘッドで合わせましたがボールは後方へ。そのこぼれから中村駿が右サイドから鋭いクロス。ワンバウンドしてGKがキャッチする瞬間飛び込んで来たのが渡邉りょう

こんな豪快かつ爽快なダイビングヘッドは久しぶりに見た気がします。

SNS上でのコメントでは、かつての「ゴンさん(中山雅史さん)」になぞらえてこのゴールを表現する人が多かったですね。

私もこんなゴールが見たかった。

改めて渡邉りょうの凄さ、気迫を見た気がします。この夏の移籍でセレッソ大阪から期限付き移籍してきた渡邉りょう。彼がいなかったらと思うとゾッとするくらい今の磐田には欠かせない存在になりました。

ジャーメイン良、マテウスペイショットの二人のFWに頼っている状況でしたが、この試合のようにマテウスペイショットを控えに下げて、後半から投入する試合展開もあり得ます。ジャメとペイの負担軽減という意味でも本当に大きい。

意外にも今季リーグ戦初得点だった渡邉りょう。残り試合での活躍にも期待です。


中村駿が追加点

続く前半26分、渡邉りょうのゴールをアシストした中村駿がやってくれました。

高畑奎汰からサイドチェンジしたボールを松本昌也が中央に返し、そのボールを受けた中村駿が渡邉りょうとのワンツーでボックス内に進入して左足を振り抜く!

前半を2点で折り返したのは大きかったですね。

今季の磐田は試合開始早々に相手に先制されて追いかける難しい試合展開を何度も繰り返していたので、早々に2得点するという久しぶりの有利な展開に逆に落ち着かない感じでした(苦笑)。

DAZN解説の福田正博さんも仰ってましたが、ハーフタイムで相手チームは修正を図って来るので、前半を1点で折り返すのと、2点で折り返すのは大きな違い。

とは言え、冒頭に書いたように

2-0は危険なスコア

という、スポーツ、特にサッカーではよく言われる状況だけに、ここで安心せず更に得点を狙って欲しい。そして失点はゼロで抑えて欲しいそんな心境でした。


後半守り抜いた磐田

柏は後半から、日本代表のため中東に遠征していた細谷真大選手を投入。

後半は柏の方が押し込む展開が多かったですね。マテウスサヴィオ選手、細谷真大中心に攻撃してきました。防戦に回る時間が多くなった磐田。しかし守り切ったのはよかった。

この間、私は2022年の日立台での柏戦を思い出していました。

当時の磐田は、3年ぶりに戻って来たJ1の舞台でした。しかし、強度と速さで全く歯が立たない状況であることを決定づけた試合だったのが2022年のアウェイ柏戦でした。

球際ではことごとく負ける、ボールは簡単に奪われる、逆に柏のボールは奪えない。更に柏はボールを奪ってからゴールに向かって運んでいくスピードは磐田のそれを大きく上回っていました。

J1とは強度の速さが無ければ戦えない

それを痛感した試合でした。

あれから2年。
日立台で柏と戦っている磐田は成長を遂げていました。

代表ウイークの中断期間で柏対策をしてきた結果が功を奏したと思うのですが、やはり昨年横内監督が就任してから「基盤づくり」としてJ1で戦える準備を積み重ねてきた成果が現れたのだと嬉しい思いでこの柏戦を観ていました。


次節に向けて

正直、現地で観戦したジュビサポさんが羨ましかったですね。

直近で私が遠征したアウェイ湘南戦・町田戦は大敗でしたので、肩を落として遠路帰宅した思いしか残っていませんでしたから。

きっと日立台からの帰り道を肩で風を切るように堂々と歩くことができたでしょうね。現地参戦した皆さんおめでとうございます!

さて30節を終えて、ジュビロ磐田の現在地です。

勝ち点40ラインに対し危険水域に落ちていた磐田でしたが、柏戦勝利でラインに復帰。やはり勝ち点3の積み上げは大きいですね。

順位は18位で依然降格圏ではありますが、17位湘南戦との勝ち点差は1、16位柏との勝ち点差は2と残留へ射程圏内に入っています。

この柏戦の勝利を意義あるものにするためには、次節も勝って連勝し続けなければなりません。

「【Go on.】episode36:この勝利を繋いでいく。」で横内監督も言及していたように、次につなげて欲しいです。

残り9試合。負けられない戦いが続きます。

次節はホームヤマハスタジアムでアビスパ福岡を迎え撃ちます。アウェイゲームでは2-0とリードしながらも追いつかれてドロー決着でした。勝ち点3を奪えなかったリベンジをヤマスタで果たしましょう。


最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れる事を願って!

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