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2022 J1 第27節「横浜F・マリノスvsジュビロ磐田」超主観的振り返り- 俺ら絶対にいい関係を築ける -

横浜FM 0-1 磐田
【得点者】
横浜FM:-
磐田:古川陽介(後半39分)

いつまでも感動と興奮がおさまらない日となりました。

10月12日の J1 第27節 (延期試合)アウェイ横浜F・マリノス戦。
0-1でジュビロ磐田が勝利!

今節、マリノスは日産スタジアムで優勝を決めるため、マリノスの選手とサポーターは最高のモチベーションでした。

一方のジュビロ磐田は最下位。成績不振から伊藤彰監督が更迭され、渋谷洋樹監督に交代しましたが、渋谷体制でも0勝3分2敗と勝利がありません。

誰がどうみてもマリノスが圧倒的に優勢と予想したでしょう。

そして、この試合でジュビロが敗戦した場合、J1残留の可能性は限りなくゼロになります。でも、私も含め多くのジュビロサポーターは、少しでもJ1残留の可能性がある限り、ジュビロの選手の最後の逆襲を信じ勝利を祈っていたと思います。

運命の試合を現地で応援したく、私は日産スタジアムへ向かいました。私にとって初めてのアウェイ参戦でした。


スターティングメンバー

リカルドグラッサファビアンゴンザレスはベンチから外れました。助っ人外国人選手ゼロのメンバーでマリノスに挑むことになりました。

リカルドグラッサは、前節鹿島戦で負傷交代したため、未だ完治していない可能性があります。

心配なのはファビアンゴンザレス。セレッソ大阪戦以降3試合ベンチ外が続いています。理由は不明ですが、残り3試合あるだけに得点源となるラッソの復帰が待たれます。

スタメンCFは杉本健勇。前節鹿島戦でついにPKによる今季初ゴールを決めました。昨年期限付きで在籍したマリノスに恩返しゴールを期待したいところです。

そして、個人的に最も注目していたのが山本義道がスタメンだったこと。そして大津祐樹がベンチ入りしたこと。この2人は特に推している選手であり、元マリノスメンバーです。日産スタジアムに凱旋試合となりました。

実は、私が今回日産スタジアムに参戦した最も大きな理由は、山本義道と大津祐樹が日産スタジアムで古巣マリノスと戦う姿が見たかった事でした。

我慢の前半

前半20分、藤田譲瑠チマ選手がペナルティエリア外から狙いすましてシュート。しかし、三浦龍輝が反応して弾き出します。DAZN実況の下田恒幸さんの大好きなフレーズ「ナーイスキーパー!」が出ました。

前半はスコアレスで終えましたが、ジュビロの決定機は殆ど無く、マリノスの攻撃を終始耐え忍ぶ時間が続きました。

後からDAZNでJSTATSを見ると、前半終了時点で
マリノス:シュート数7(枠内4)
ジュビロ:シュート数1(枠内0)
からもわかるように防戦一方でした。

しかし、逆の見方をすれば、過去の試合では前半に失点する傾向があったジュビロですが今節は良く守り切ったとも言える内容でした。

山田大記の交代

前半37分。早くもジャーメイン良がスタンバイする姿が。
「え?誰と交代するの?早くない?」

何と山田大記との交代でした。

山田大記は骨折の長期離脱からようやく復帰したばかりで、復帰以降のジュビロの調子は上向きだっただけに非常に心配でした。

後からDAZNにて確認した所、インタビュアーの高木聖佳さんの談話では

・自分でバツのマークを出していた。
・その後5分くらいはプレーしたが止まってしまった。
・「ふくらはぎの違和感」とのこと。
・交代後ベンチで試合を観ていた
・ハーフタイムにメディカルにチェックした所、大けがではないが大事を取っての措置。

大事には至っていないようだが、長期離脱から復帰したばかりなので心配。残り3試合での出場が気掛かりだ。

鈴木雄斗のスーパークリア

後半10分。ジュビロに最大のピンチが訪れます。

永戸勝也選手のコーナーキックを西村拓真選手がゴール右側ヘディング。
「やられた!」と思った瞬間、スーパーファインクリア!

このプレーはアウェイ席とは反対側のゴールでの攻防だったため遠目であり、この瞬間はだれがクリアしたかわかりませんでしたが、後に鈴木雄斗と判明しました。

一点に値するナイスプレー。
もし失点すれば敗戦してもおかしくない展開になった可能性もあり、鈴木雄斗は今節の影のMVPと言ってもいいでしょう。

俺ら絶対にいい関係を築ける

後半35分。松原后古川陽介が投入されます。

実はこの2人、9月17日のホームヤマハスタジアムでのセレッソ大阪戦でもあわや決勝ゴールになるような素晴らしい連携を見せていました。

俺ら絶対にいい関係を築ける

松原后 2022.09.24スポーツ報知より

このとき松原后が古川陽介へ送ったこの言葉。
遂に現実となります。

古川陽介の値千金の決勝ゴール

後半38分、マルコスジュニオール選手の浮き球のパスを鈴木雄斗が胸トラップでカット。すかさず左サイドへ大きく展開しカウンター発動。

パスを受けた古川陽介がドリブルで駆け上がる。
更に左後方から松原后も駆け上がる。

左前方にでた松原后へ一旦パスを出し、松原后は再び古川陽介へマイナスのパス。反転した古川陽介がゴール右サイドへ流し込んで先制!

DAZN実況の下田恒幸さんの言葉を借りるなら、松原后と古川陽介で「カウンター完結!」ついにマリノスのゴールをこじ開けました。

ルーキー古川陽介がジュビロのJ1残留に大きな望みを繋ぐ大仕事をやってのけました。

ゴールを決めた後、松原后と古川陽介が肩を抱き合いながらゴール裏のジュビロサポーターの下へ駆け寄る姿。

俺ら絶対にいい関係を築ける

まさに現実となった瞬間でした。

このことを思い出しながら、私は日産スタジアムで大殊勲の2人の姿に何度も何度もガッツポーズを上げました。

このまま、虎の子の1点を守り切り試合終了。ジュビロは首位横浜F・マリノスをアウェイで撃破するという大金星を挙げました。

またこの日は「浜松市ギャラリーモール ソラモ」でパブリックビューイングも開催され、古川陽介のゴールの瞬間は歓喜の渦だったようです。

全国で注目の一戦を応援したジュビロサポーターの皆さん。
本当にお疲れ様でした。

次節に向けて

10月12日試合終了時点の順位表はこちら。

残留圏の15位アビスパ福岡との勝ち点差は6。
J1残留PO進出の16位ガンバ大阪との勝ち点差は5。

残り試合は3試合ですが、いずれも残留争いの清水、G大阪、京都。

ジュビロがJ1残留を果たすには、残り3連勝を狙って勝ち点37まで積み上げることを目指すしかありません。

次節は10月22日。アウェイ清水エスパルス戦。
そうです。台風15号で延期となった「静岡ダービー」です。

清水も自動降格圏内なので死に物狂いで戦ってくるはずです。ジュビロはそれを上回り、アイスタで勝ち点3を奪いましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。


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