見出し画像

俺ら絶対にいい関係を築ける-松原后・古川陽介-

9月17日、ヤマハスタジアムでのJ1リーグ第30節 セレッソ大阪戦の86分。試合終了間際のこの時点でのスコアは2-2のイーブン。ジュビロはJ1残留がかかっているだけに、何としても勝ち越して勝ち点3をもぎ取りたい場面。

左サイドでボールを受けた古川陽介が前を向く。しかしそこにはセレッソ大阪の松田陸選手が立ちはだかる。松田選手は累積警告による札幌戦の1試合の出場停止を除き、今季のJ1全試合に先発出場しているタフな選手だ。

しかし、古川陽介は臆することなく伝家の宝刀のドリブルを発動。喰らいつく松田選手をドリブルで振り切った。

その直後に古川陽介がクロスを上げたボールを金子翔太が受け、松原后が右脚一閃!決まった・・・・かに見えたが、惜しくもクロスバーに嫌われてしまった。

この時のDAZN解説は松原良香さん。松原后は良香さんの甥。良香さんもこの決定機に思わず「おおっ!いやー!」と声を漏らした。

残念ながら試合はその後もスコアは動かずドロー決着となり、勝ち点は1を分け合うに留まった。


セレッソ大阪戦から一週間後の9月24日の報知新聞の記事。

ドリブル突破で決定機を演出した古川陽介は以下のコメントを残している。

縦の勝負だった。
スピードに乗った時に相手を置き去りにできる自信があった。

古川陽介 2022.09.24スポーツ報知より

前述のとおり、相手はセレッソ大阪の中心選手である松田陸選手。古川陽介は臆することなくドリブルで駆け抜けた姿にこの一年での成長を感じた。

そして、惜しくもゴールにならなかった松原后は、試合後に古川陽介と以下の会話を交わしたそうだ。

俺ら絶対にいい関係を築ける

松原后 2022.09.24スポーツ報知より

得点とはならなかったものの、松原后と古川陽介との「俺ら」の間には自信が芽生えたに違いない。渋谷洋樹監督もこの2人に期待を寄せる。

ルーキーの古川陽介、そしてジュビロにとって夏の唯一の補強選手である松原后。今年ジュビロに加入した2人が、最下位に沈むジュビロ磐田のJ1残留という最大にして最難のミッションに挑む。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。

この記事が参加している募集

サッカーを語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?