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2022 J1 第28節「ジュビロ磐田vs柏レイソル」超主観的振り返り-反撃の狼煙-

磐田 2-2 柏
【得点者】
磐田:吉長真優(後半28分)、ファビアンゴンザレス(後半32分)

柏:ドウグラス(前半22分)、武藤雄樹(前半45+2分)

アウェイ柏戦では、こてんぱんにやられた柏レイソルとのリベンジマッチは、2-2のドロー決着。

約1か月振りの得点。しかも複数得点は6月18日ホームサガン鳥栖戦以来約3か月振り。

ジュビロの反撃の狼煙だ。
他サポさんからすれば「何をいまさら」と思うかもしれない。

でも、4月のアウェイでは全く歯が立たなかった柏レイソルを追い詰めることができたのは、ジュビロの選手達の自信になる。

もちろん勝たねばならなかった。でも、今日の試合の後半のような戦い方は希望を見いだせた。


スターティングメンバー

事前の新聞報道通り大井健太郎がキャプテンとしてスタメン復帰。

小川大貴、松原后、鹿沼直生、リカルドグラッサはベンチ外となった。
密かに期待していた、ドゥドゥ、藤原健介、古川陽介は残念ながらベンチ入りはならなかった。

それにしても、サブにDFがいないという相変わらずの厳しい台所事情。コロナ陽性者が発生した影響もあるが、鈴木海音と中川創をレンタルバックできないものかと思ってしまう。

また、袴田裕太郎が期限付き移籍してから、裕太郎とポジション争いしていたリカルドグラッサも離脱するという、なんとも残念な状況になってしまった。

前半23分:ドウグラス選手のおしゃれなゴール

23分、大南拓磨選手が右サイドからクロスを供給。中央に走り込んだドウグラスが、左足のヒールでゴールネットを揺らした。

いわゆるおしゃれなシュート。前節名古屋戦のマテウスカストロ選手といい、ジュビロの試合でゴラッソは止めてくれよーーー(泣)

後半28分:吉長真優の無回転ミドル炸裂!

0-2と追いかける展開で前半を折り返したジュビロ。
嫌な雰囲気になりつつあった。

そこで渋谷監督が動く。大津祐樹、吉長真優、金子翔太、ファビアンゴンザレスと攻撃的なメンバーを投入。これが当たった。

後半28分、鈴木雄斗の中央へのクロスを金子翔太が胸トラップで落とし、ペナルティエリア外から吉長真優が右足一閃。無回転のボールは、柏のGK佐々木雅士選手を悠々と交わして左上ゴール隅に突き刺さった。

ジュビロは実に7月30日ホーム湘南戦以来の約1か月振りのゴール。
しかも吉長真優はこれがJ1初ゴールとなった。

吉長真優は、今年最も成長した若手と言って良いだろう。伊藤彰前監督が起用し続けた結果だ。

後半32分:復活ファビアンゴンザレス

6月18日ホーム鳥栖戦後、コンディション不良で離脱しゴールからも遠ざかっていた「ラッソ」ことファビアンゴンザレス

上原力也の裏を突く絶好のパスに抜け出したラッソが、GK佐々木雅士選手との一対一を交わしてゴールに流し込んで同点。

ようやく決めるべき人が決めてくれた。

ゴールの直後、自分の名前「Lasso」と書かれた横断幕に駆け寄り、サポーターとも歓喜を共有した。この姿を本当に、本当に待ちわびていた。

大南拓磨の恩返し

柏の2得点はいずれも大南拓磨のアシストによるものだった。2019年までジュビロ磐田に所属した拓磨との対決は、彼の著しい成長を感じさせるものだった。特に2点目の武藤雄樹選手へのクロスの精度は素晴らしかった。

次節へ向けて

次節は9月11日アウェイでコンサドーレ札幌戦。
残り7試合。最新の順位表はこちら。

残留圏までの勝ち点差は5。現実は厳しい。しかし、今日の勝ち点1を無駄にしないために、次の札幌戦は更に重要だ。

毎回先制されて追いかける展開となるため、苦しい試合展開になる。今回はドローに持ち込んだが、前半の失点癖を治さなければ勝ち点3をもぎ取ることは難しくなる。

そして、後半に見せてくれた怒涛の攻撃を前半から遂行するのが理想。ただ、頼みの綱のラッソがベンチスタートなのは、スタミナ的に問題があるからかもしれない。

2019年のJ1残留争いでは藤川虎太朗(ギラヴァンツ北九州に育成型期限付き移籍中)がブレークした。今日の吉長真優のような若手が台頭してくれると、今後の残留争いで上昇気流に乗れる可能性が高まる。期待したい。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。


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