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2023 J2 第7節「大分トリニータvsジュビロ磐田」超主観的振り返り

大分2-1磐田
【得点者】
大分:茂平(前半39分)、伊佐耕平(後半14分)
磐田:上原力也(後半39分)

2023年4月1日、J2リーグ第7節。ジュビロ磐田はレゾナックドーム大分で大分トリニータと対戦しました。

怒涛の9連戦。超過密日程の第3ラウンドです。
私はDAZNでリアルタイムで観戦。

栃木SC戦の勝利から中2日で敵地に乗り込んだジュビロでしたが、残念ながら1-2で敗戦でした。

試合終了のホイッスルと共に、大分の下平隆宏監督始め、大分の選手達に歓喜の輪が広がりました。

昨年2022年の大分もルヴァンカップとJ2リーグとの過密日程で苦しみました。試合前、下平監督はこのようにコメントしています。

昨季は大分が同様に過密日程で苦しんだこともあり、下平 隆宏監督も横内 昭展監督を「大変だろうなと思う」と思いやりつつ、磐田の出場メンバーが読めないことを警戒。

下平隆宏監督:Jリーグ公式サイトより

「去年の、あの過密日程の苦労を乗り越えて俺達(大分)は今ここにいる。」

歓喜に沸く大分にそんな思いを感じました。

しかし、ジュビロの選手達は必死に走り続けました。最後まで大分に食い下がりました。まだ悲観することはない。前を向きましょう。

それでは、超主観的な振り返りです。

スターティングメンバー

スタメンは、前節栃木戦と全く同じでした。

概ね予想通りではあったのですが、冒頭の下平監督のコメントにもあったように非常に読み難く、多少はターンオーバーするかも?という思いもありました。

ベンチにはU-22日本代表の欧州遠征から帰国した鈴木海音が入りました。一方、ルヴァンカップ札幌戦で結果を残した藤原健介のベンチ入りを期待しましたがそれは叶いませんでした。

耐える前半と失点

前半は大分のボール支配率65%。大分にボール握られて自陣で耐える時間が多く、大分の攻撃の方が強く感じました。

それでも前半11分には中川創がグラウンダーのシュートを放ちましたが、GK西川幸之介選手の足で上手くセーブされる惜しいシーンもありました。

我慢の前半でしたが、37分、大分のフリーキック。一度は梶川裕嗣がパンチングで防ぐものの、野村直輝選手がゴール前に浮かせたボールを上げます。大分がヘッドで折り返し、茂平選手が胸で落としたボールをバイシクルでゴール。

今季のジュビロの課題「セットプレーからの失点」がまたもや露呈してしまい、大分に先制を許してしまいました。

前半を無失点で折り返せたらまだ展開も違ったかも、と思うと悔やまれます。

針谷岳晃 痛恨の負傷

前半28分、針谷岳晃が弓場将輝選手のボールを奪う際に左足首を痛めて動けなくなってしまいました。

一度は立ち上がってプレー続行するものの、直後の前半32分に再び動けなくなり、残念ながら担架で運ばれ交代となってしまいました。

開幕からリーグ戦全試合でスタメンの座を掴み、遠藤保仁とのダブルボランチでここまで非常に良い戦いをしてきた岳ちゃんだっただけに、この負傷離脱は非常に辛く、悲しい。大事に至らない事を願っています。

針谷岳晃の替わりに上原力也が入ります。

梶川裕嗣のファインセーブ

後半、後藤啓介から大津祐樹に交代。

前半は自陣での防戦が多かったジュビロですが、後半は少しずつジュビロのチャンスも生まれ始めました。

そんな中、後半11分、伊佐選手が抜け出し梶川裕嗣と一対一の大ピンチ。伊佐選手のシュートを正面で弾き、さらにそのボールを茂平選手がシュートするも再び弾きピンチを救いました。

上原力也が一矢報いる

しかし、後半14分に伊佐選手にゴールを決められ、0-2と引き離されます。

横内監督は後半17分に山田大記藤川虎太朗、後半33分に小川大貴を投入。

ジュビロ攻撃の時間が増えますが、大分ゴールネットを揺らすことができません。中2日の強行日程ながらも懸命に走る選手達。何とかゴールを決めて欲しい。

後半37分、ゴール前で大津祐樹が手を挙げてボールを要求し、そこへ鈴木雄斗が浮かせたボールを上げます。大津祐樹が胸で受ける形でつぶれ役になり、そのこぼれたボールにしっかり詰めて来ていた上原力也が押し込んで1点を返しました。

針谷岳晃の負傷退場により交代で入った上原力也。このゴールはまさに上原力也ならでは。リーグ戦ではサブが続いていた上原力也がしっかり結果を残しました。

その後もジュビロの反撃機運は高まり、ジュビロのセットプレーも続きましたがタイムアップ。敵地で勝ち点を奪うことはできませんでした。

試合終了時点のスタッツを見ると、シュート数、枠内シュート数、コーナーキックは大分を上回っていたことが判ります。またボール支配率も前半35%よりも向上しています。

後半で大分を押し込む時間が増えたので、やはり前半の失点が痛かった。

また、敵のセットプレーでは失点し、ジュビロのセットプレーでは決められない。ここにやはりまだ課題があるようです。

試合終了時スタッツ

総括と次節に向けて

選手の気持ちを慮ると、前節の栃木戦で勝っていただけに当然連勝をを狙っていたはず。疲労はあったと思いますが、きっと日程のせいにはしたくない思いだろうと思います。

後半は、フレッシュな選手もピッチに入った影響もあり反撃機運も高まり、選手達は諦めず戦った姿勢。DAZNの画面越しにも伝わってきました。

そして大分で応援してくれたジュビロサポーターの声もDAZNでしっかり聴こえました。「一丸」となってこの連戦を乗り越えよう。そんな思いを強くした一戦でした。

次の試合は、4月5日ルヴァンカップ第3節 サガン鳥栖戦。ヤマハスタジアムでの戦いです。大分戦から中3日での強行日程が続きます。

この試合は、まず間違いなくターンオーバーするでしょう。

今日試合出場の無かった選手達は「俺達がいる!」という思いで、主力メンバーを突き上げるプレーを見せて欲しいですね。

日程は厳しいことは確かですが、J1と公式試合ができるJ2チームはジュビロとエスパルスだけです。若手・控えメンバーはアピールを!

私の気持ちは既に鳥栖戦に向かってます。ホームヤマハスタジアムでの戦いを楽しみにしています。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って

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