ジュビロ磐田の公開練習に行ってきた。
11月1日にジュビロ磐田の今シーズン最後の公開練習に参加してきました。
既にJ2降格が決まっており、最終節11月5日のホームヤマハスタジアムでの京都戦を控えた状況での公開練習でした。
「今シーズンも終わったのに、いまさらその話題?」
と思われますよね。
なぜこの時期に公開練習の話をするかというと、ファジアーノ岡山サポーターのZerofagiさんのnote記事にその理由があります。
この記事は、公開練習で見聞きしたことに対する注意すべきことについて非常に分かり易く書かれていてとても参考になります。
以下がその要点です。
特に、
3.(相手の)分析チームが最も欲しがる情報は「誰が試合に出られるか?」
というところ。
今回の場合、J2降格が決まったジュビロにとって、次節は消化試合とはいえど公式戦直前でしたので、公開練習で見聞きしたことは京都戦が終わってからにした方が良いだろうと思い、敢えて時間差でnoteに記載することにしました。
今回の公開練習では、森岡陸や大森晃太郎の姿はありませんでした。
大森は手術のため今季出場は絶望と公式リリースがありましたが、森岡は前節のガンバ大阪戦でスタメンでしたので、練習にいないということは、京都戦に出場しない可能性がありました。
実際、森岡陸は京都戦にはベンチ入りしませんでした。
安易にTwitterで「森岡がいない!」とかつぶやいたら、相手チームに塩を送るようなものですね。
京都戦前に口が滑りそうなので、この時期にしたという次第です。
前置きが長くなりました。
ジュビロの公開練習の見学は、2020年の春以来。
コロナ禍の直前だったと思うので、約二年半振りでした。
2019年までは、誰でも気軽に行けて練習終了後にはサインや写真撮影に応じてくれるファンサ-ビスがありました。
しかし、未だコロナ禍とされる現在、ジュビロは非常に限られた回数しか練習公開されず、しかも事前抽選に当選した人しか入れません。ファンサービスももちろんありません。
私も何度も応募しましたが、ことごとく落選。
シーズン最終の練習日にようやく当選しました。
練習後のファンサービスは未だ再開されないのは残念ではありましたが、久々の公開練習に胸が高鳴りました。
ただ、J2降格が決定した直後だっただけに、私も気持ちの入り方が違いました。以前は「次の試合何としても頼むぜ!」と言った気持ちで見ていたのですが、なんだか穏やかに見守るという雰囲気で見学しました。
「このメンバーで戦う試合も次が最後かあ。」
「来年はまたJ2か・・・。」
と思っていると、なんだか涙が出そうになりました。
今回は大久保グラウンドではなく、ゆめりあサッカー場。
午前10時、選手達がグラウンドに集まり、渋谷監督を囲んでミーティングをした後に全員でグラウンドをランニングします。
我々ギャラリーの前を通り過ぎる時、選手に向かって自然発生的に拍手が沸き起こりました。その拍手は、選手を鼓舞するというよりも「今年一年間お疲れ様」と言ったような温かいものに感じました。
J1残留に失敗するも、これまでの厳しい戦いを労うような拍手でした。
以前、遠藤保仁はジュビロサポーターのことを
「優しい」
と言っていた記憶があります。
こんなところにその優しさが表れるのかもしれません。
その拍手に対し、山田大記がギャラリーを見て笑顔と共に片手を挙げて応じていた姿は嬉しかったですね。
ウォーミングアップを経て、ミニゲーム形式で練習を続けていく選手達。渋谷監督が終始大きな声で選手達に指示を出していたのが印象的でした。渋谷監督は勝手に大人しいイメージを抱いていたので、その熱心な指導ぶりには意外でした。
全体練習が終わると、SNSやネットでしか知り得なかった「ゴン中山塾のシュート練習」。初めて生で見ました。
金子翔太、大津祐樹、古川陽介などが参加していました。
古川陽介は、シュートが枠内に決まらない度に、人一倍悔しそうな表情でした。アウェイ横浜F・マリノス戦で殊勲の決勝ゴールを決めつつも、次戦の静岡ダービーでは試合終了目前での決定機を外して勝利を逃し、悔しさのあまり大粒の涙を流していた古川陽介。
練習後、古川は報道陣に囲まれてインタビューを受けていました。J2降格したことの思い、次戦京都戦への意気込みを語っていたのが地元TVで放映されていました。
今年の悔しさを糧に、古川はじめ若い選手達がヒーローになることで次代の強いジュビロ作って欲しいと感じながら、ゆめりあサッカー場を後にしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。
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