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2023 J2 第6節「ジュビロ磐田vs栃木SC」超主観的振り返り

磐田2-0栃木
【得点者】
松本昌也(前半16分)、松原后(後半20分)

クリーンシート!

この言葉が言えたのは、本当に久しぶりでした。

2023年3月29日、J2リーグ第6節。ジュビロ磐田はホームヤマハスタジアムに栃木SCを迎え撃ち2-0で勝利!

クリーンシートでの勝利は遡ると、2022年10月12日アウェイ横浜F・マリノス戦、古川陽介のゴールで1-0で勝利して以来でした。

怒涛の9連戦の第2ラウンド。

平日水曜開催で今季初のナイトゲーム。日中は暖かくなったとはいえ、この時期のナイトゲームはまだまだ寒かったですね。

ヤマハスタジアムで歓喜の瞬間を見届けてきました。この歓喜の瞬間があるので現地参戦は止められないんですよね。

試合後、勝利を勝ち取った選手達を祝福するたくさんのサックスブルーのペンライトが包み込みました。

スターティングメンバー

ルヴァンカップ札幌戦から中3日の試合でしたので、その前の試合となる第5節清水戦のメンバーが中心となりました。ほぼ予想通り。

ただ、ここまでリーグ戦5試合全てスタメン出場してきたジャーメイン良がベンチ外となりました。第7節の大分戦は中2日で開催されるため、そのための温存なのか?負傷で無いことを祈ります。

注目のCBはリカルドグラッサ中川創がスタメン。リカルドグラッサは開幕から全てスタメンで、直近のルヴァンカップ札幌戦も前半に出場。負荷が非常に心配ですが、U-22日本代表として欧州遠征していた鈴木海音が3月30日以降出場可能となるので、まずはそこまでの辛抱でしょう。

そして、山田大記が後半41分からピッチに入りました。

第2節の山口戦で負傷してから戦列を離れていましたが遂に帰還。9連戦真っ只中で、選手起用も非常に難しいジュビロなので、復帰は非常に心強い。

松本昌也の先制ゴール!

栃木SCは5試合終了時点で4失点。

単純計算で1試合あたり1点未満。守備は堅いので、早めに先制点を取れれば精神的にも非常に優位に進められます。

前半15分、リカルドグラッサのロングフィードをボックス左側でドゥドゥが受けます。栃木の選手と競り合うもキープし、中央の金子翔太へパス。翔太が左足でクロスを上げ、後藤啓介がつぶれ役となり、背後から松本昌也が押し込んで先制!

ホームゲームで3試合連続のゴールを決めた松本昌也。昨年J1での戦いではノーゴールで終わっただけに、今季の活躍ぶりは本当に嬉しい。

堅守の栃木から前半の早い時間で先制点を奪えたのは非常に大きかったですね。これで優位に試合を進めることができました。

鈴木雄斗がヒートアップ

後半に入り、栃木はフィジカルでくるプレーが多くなりました。

後半6分に後藤啓介が倒されノーファウル。

その直後に遠藤保仁も倒されました。この日キャプテンマークを巻いていた鈴木雄斗は、この一連のプレーに対してレフェリーに身振り手振りを交えて声をかけていました。

再開直後の後半7分、鈴木雄斗にプレッシャーをかけた矢野貴章選手。鈴木雄斗は滑って倒れ、矢野貴章選手の足と絡む形になってしまいました。

それに対し、鈴木雄斗は両手で矢野貴章選手を突き倒し、イエローカード。

推測ですが、その前の後藤啓介や遠藤保仁が倒されたプレーもあり、更には自身が倒れたプレーへの矢野貴章選手のアフターの足に対する対応に納得いかなかったものと思います。

帰宅後DAZNで観返しましたが、矢野貴章選手もそこまで鈴木雄斗に対して危険なプレーとは言えないように思いました。

ただ、後藤啓介や遠藤保仁などへのプレーは、負傷してしまう危険性があるので、ラフな試合にはなって欲しくないですね。

松原后のミドル炸裂!

後半も1-0のまま、やや栃木がボールを持つ時間が多くなった印象。

追加点で試合を決めたいジュビロ。

後半20分、ボックスに入っていた金子翔太が後方の遠藤保仁にパス。遠藤保仁は右足で華麗に交わしてサイドチェンジ。これホントに華麗。何回も見られる。

左サイドでパスを受けた松原后が逆足である右足を振り抜く。

ボールがバーを叩きつつも、ゴール内の地面を叩いてゴールネットを揺らした!2点目!

昨年夏にジュビロ磐田に移籍してきた松原后。
嬉しい嬉しい移籍後初ゴール。

盟友の金子翔太が、ゴールを決めた松原后の背中に飛び乗ったシーンは胸熱。

昨オフにはJ1アビスパ福岡からのオファーを蹴って、ジュビロ磐田に残留を決断したといわれている松原后。

祝福の中心に笑顔で答える松原后の姿。

良かった。本当に良かった。
ジュビロに残ってくれてありがとう。

ドゥドゥがイイのよ。

昨年はリーグ戦で殆ど出番が無かったドゥドゥ。横内昭展体制になってからは主力メンバーとしてリーグ戦を戦っています。

この試合も相手からボールを狩る技術などは目を見張るものがあります。監督の方針の違いと言ってしまえばそれまでなんですが、昨年はなぜ全く使われなかったのか不思議なくらいの活躍。

ゴールで結果を残したい気持ちが爆発したこのプレー。得点の時期は近い。

ジュビロ終盤の怒涛の攻撃

後半アディショナルタイムに入り、ジュビロは時間を使うというよりむしろ怒涛の攻撃を仕掛けます。

途中から入った大津祐樹が90分にシュート。

92分にはリカルドグラッサがドリブル突破し、金子翔太がシュート。しかし枠を捉えられません。

それにしても、この時間帯でもリカルドグラッサが駆けあがって来る体力には恐れ入りました。

94分、ヤマハスタジアムからは残り一分選手達を鼓舞するために「ジュビロオレ」の大合唱!これ結構感動したんですよ。

95分、「ジュビロオレ」に応えるかのように、最後のチャンスで大津祐樹が右脚一閃!しかしこれは、惜しくもゴール左を外れました。

この瞬間タイムアップの笛が鳴り響き、試合終了!

後藤啓介 心境の変化

開幕戦鮮烈の2ゴールデビュー、静岡ダービーでの先制ゴールと、ジュビロの主力メンバーとして定着しつつある後藤啓介

清水戦あたりから、相手チームも後藤啓介へのチェックが厳しくなりました。

後半6分、岡崎選手のボールに行かないコンタクトに倒されてしまいますが、相手のファウルをなかなか取ってくれません。フラストレーションがたまっているように思えました。

試合後の後藤啓介のインタビューでは、これまでの強気の発言とは異なるものでした。

正直今週は結構プレッシャーというか、かなり緊張感がありました。本当に緊張していて、昨日監督に「緊張しています」と言ったり、ロッカーで(鈴木)雄斗さんに「緊張しているのでミスするかもしれないですけどボールをください」と言っていました。

ルヴァンで大津さんが良いプレーをしていて、ただ絶対スタメンになりたいと思っていて、今日良いプレーをしなかったらスタメンにはなれないと思っていたので、そういう緊張感がありました。あとはサポーターの自分への大きな期待も感じていたので、そういうところも緊張した理由の一つです。

後藤啓介:ジュビロ磐田公式ホームページより

杉本健勇が抜け、周囲の後藤啓介にかかる期待は日増しに大きくなっています。また、大津祐樹とのポジション争いにプレッシャーも感じるでしょう。

そりゃあ緊張しますよね。

17歳があの大観衆の中でプレーするなんて、素人の私には想像を絶するものがあります。緊張しないのはヤットさんくらいじゃないしょうか。

まだ彼のプロサッカー人生は始まったばかり。

将来世界も見据える後藤啓介にはこれからも大きな壁がいくつも立ちはだかると思いますが、乗り越えることを願ってます。

私はスタンドで応援する事しかできませんが・・・・。

総括と次節に向けて

マンオブザマッチには松原后が選ばれました。

ドゥドゥと共に左サイドを支配するこの2人の連携は非常に頼もしい。

今日は出場が無かった古川陽介も切磋琢磨してポジション争いを繰り広げるでしょう。

次節は中2日でアウェイ大分トリニータ戦。移動も考えると非常に厳しいスケジュールですね。

今日出場しなかったメンバー、及び栃木戦途中出場のメンバーが中心となる構成になると思います。

ここまできたら主力とかサブとか、もう関係ないのもしれません。

まさに総力戦。

今節は快勝と言ってもいい出来でしたので、選手も非常に自信が持てたと思います。大分は非常に強敵です。アウェイでの勝利そして連勝で自信を確信にして欲しいですね。

お待たせFM Haro!の実況

ジュビロのリーグ戦の試合はFM Haro!で毎試合実況生中継があります。

勝利時にはその実況動画がアップされます。私のお気に入りは栗田直樹アナウンサー。

ジュビロの応援に全振りした実況が本当に楽しい。栗田さんはちゃんとジュビロのTシャツを着て応援している姿はさすがです。

大津祐樹の試合終了間際のシュートに対するボヤキのような実況がめちゃ笑えます。

#俺たちのヤマダ

山田大記復帰に対し、針谷岳晃は試合後にTwitterを更新。

勝利に対するサポーターへのメッセージと共に、
#ヤマ復帰
#俺達のヤマダ
とハッシュタグをつけて投稿しました。

こんな感じで山田大記をイジル岳ちゃんが大好きです。


最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って

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