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7/18(水) 知ることの大切さ

こん〜^^


僕の一人称

ふだんの会話で、僕が使う一人称は「自分」です。
確か小学生の2~3年生の頃にはすでに「自分」で話していた気がします。

当時から男性の一般的な一人称「俺」を使うことに異様に抵抗があり、今でも余程のシチュエーション(どういう?)でない限り使うことはありません。

というか、大半の人は一人称って幼少期に確立して、それから変わることって無いのかな?知らんけど。

ずっと怒っている人

最近、ジェンダーやLGBTQの話題がブームですよね。SDGsと同様、ジェンダーについても言いたいだけの人や企業が多いんじゃないかな。

大半の人がそうだと思いますが、ここ数年ジェンダーの話題が市民権を持つまでジェンダーとかフェミニズムなんて知りもしないし興味も無い、みたいな感じでした。上野千鶴子の名前は知ってるくらい?


僕がInstagramでフォローしている高校の同級生にフェミニストの人がいて、彼女はいつも色々な社会のジェンダーや社会的に弱い立場の人たちについての不条理に対しての怒りを発信し、問題提起しています。

学生時代はクラスも違うし、彼女と特に口を聞いたことも無く、ただ同級生のひとりとしてフォローしていただけでした。そういう人っているよね~

また僕はあまり強い言い回しをする人や怒っている人が苦手、好きでないので、彼女の発信する内容の如何に関係なく「どこからその怒りエネルギーが湧いてくるのかな?」とかのんきに考えていました。


でもあまりにもずっと怒っているから、その怒りの内容も段々と気になってくるもので。世間でも話題にのぼることが多くなってきた割に、ジェンダーというトピックを知らなさすぎるのも恥ずかしく感じてきて、気になることがあれば自分なりにジェンダーやフェミニズムについてインターネットで調べるようになりました。

いろいろなことが気になる

なにか本を読んだわけでもないし、学者や活動家から直接話を聞いたわけではないものの、ジェンダーについての知識を知るのはとてもおもしろいし、自分自身の積年の違和感や生きづらさみたいなものが言語化、理論化されてゆく感覚がありました。

ジェンダー(性)に対してのあり方は、自分が考えていたよりもずっと多様で、性別は男/女の二択でもなければグラデーションのように連続的な概念でもない。つまりどういうこと?多様すぎておもしろいし、わからない。

断定的なことは言えないけれど、僕は一般的な男性よりも女性的な部分が多いし、一般的に「男性はこうあるべき」といわれることに対して違和感を感じることが多い気がします。

これまでの社会生活において、僕は男性として生きてきました。それが当たり前だと思って生きてきたし、そこは今後も変わることはないと思います。ただ、ジェンダーについて知れば知るほど、自分自身が本当に男の性とは断定できないな、とまで考えてしまうのです。

僕が「俺」と呼ぶことに違和感を感じ「自分」と呼ぶことから、色や着る洋服の好み、家族を含む人間関係、温泉や銭湯での振る舞い方まで。昔から漠然と違和感を感じていたけれど説明できなかった感情は、ジェンダーについて知ることでどんどん言語化できるようになりました。


また、自分の気持ちを表現できることに喜びを感じる一方で、社会における自分自身の生きづらさや、制度、慣習に対する不条理のようなものは一層際立って見えるようになりました。

最近は日常生活でも違和感だらけです。性別に役割を押し付けていたり、性別によって与えられる機会に差を感じると、それに対してすごく抵抗を感じるようになってしまったのです。決して悪いことでないし、むしろこの違和感を大切にしていかなければならないと思うのだけれど、いつも生きづれ〜〜〜って思ってしまいます。

違和感を愛そう

ジェンダーについて知ることで、生きづらさは増してしまったし、世の不条理を知ることになってしまいました。そしてこの生きづらさは、少なくとも自分が生きている間、ジェンダー超後進国・日本では解消されないと思います。

けれど、少しでも自分を含むすべての人間が生きやすくなるように、ジェンダーや現代社会の抱える問題点について知った上で、感じた違和感やおかしいと思ったことはおかしい!と発信することが大切なのかなと思います。すこしでも自分が生きやすくなるために。

僕はLGBTQとか関係ないしな〜と思っていたけれど、ジェンダーは誰もが当事者の話題です。この大前提をわかっていない人が多い気がします。自分の気持ちに説明できない部分があるままなのって、なんとなくキモくないですか??キモくないか!!ガハハ

とにかく、自分が感じる違和感を大切にしながら、これからも新しい知識を得ることで自分自身について言語化・理論化できる部分を増やしていきたいと思います。
同時に、ジェンダーが一時の政治的ブームにならないことを切に願います。

ずっと怒っている同級生氏、大切な気づきを与えてくれてありがとう‼️

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