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ギラン・バレー症候群

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ギラン・バレー症候群になった経験を書いた記事を集めました。
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#食べること

大事なことはいつもの中に。

大事なことはいつもの中に。

私は数年前に神経難病の1つである、
ギラン・バレー症候群と診断されました。

入院した時は寝返りもうてず、
その状態のまま何か月もの間
生活のすべてを人に頼る毎日でした。

少しずつ治療が進んで、
体力、気力が少しずつ回復しても、
私の体は動かないまま。

そんな中、1番辛い時間だったのが食事で、
その時の経験を以前 note に書きました。

辛いといっても、面倒くさそうにされたり、
どうこう言

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食べること①

食べること①

お箸の話をしていて思い出した事。

ギランバレー症候群になってから、
ずっと食事が一番憂鬱な時間だった。

今でも実は一番疲れる。
食べるのは体力を使うし、
準備も片付けもある。

特に治療を行う急性期病院での食事は
今でも胸が締め付けられる位
辛い思い出しかない。

最初は鼻から管を通して、
胃に直接栄養補給をしていた。
傍らに下げられた袋の中身が、
少しずつ少しずつ、
体内に入っていくのを見て

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