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基隆に行ってきました

基隆というところに行ってきました。
台湾だと「ジーロン」という発音になります。英語だとキールンといいます。日本語だと宜蘭のことを「ギラン」というので、基隆は「キリュウ」になるんでしょうか。知らないまま、基隆にいって、そして帰ってきてしまいました。

宜蘭や台北とは違う、起伏のある土地も生活圏内の感じが新鮮。小高い丘の上にたつ大事な廟から見渡す山々と、港。開けている感じがして、台湾の中でもとても大事な港だったことが頷けたのでした。

丘の上の廟にお参りにくる老人のために、直接あがることのできるエレベーターが建設中

いかれたビル内市場・仁愛市場

昼ごはんを食べにきたのは古そうなビル。一階の路面には食材がずらりと並べられています。2階にあがってみると・・・写真では伝わらないので文章で説明します。

そこはいかれたビル内市場。ところせましと看板も掲げないありとあらゆる商売が繰り広げられています。肉屋が生肉をならべている横の理髪店で横たわってシャンプーされている人、その向かいであらゆる揚げ物を頬張っていると思えばその隣ではネイルサロン、あん摩屋がカーテンも閉めずに施術を行っています。狭い道には人がガヤガヤと行き交い、もうカオス。人気の牛肉麺屋は行列ができていて人さばきが大変そうですが、どういうことなのか限られた席にスムーズに案内されすんなりとお昼ご飯にありつけます。長年のカオスに慣れた店員が的確なオペレーションを遂行しているのです。
餃子を包む真横のちょっとおしゃれなスイーツショップや、四柱推命の占い師を横目にぐるりと市場をまわりそのいかれた空間にクラクラしながら階段をおり、これまた秩序のない危ない道路に出ました。
こんなカオスは見たことない。めちゃくちゃおすすめです。

基隆は穴の町

洞窟を利用した廟

この街にはポコポコと穴がたくさんあります。日本人が戦争のときに掘った防空壕。そして、天然の洞窟。この廟は天然の大きな洞窟を利用していて、中には迷路のような狭い狭い通路も広がっています。

真夜中の魚市場

夜中の12:30に港から程近いエリアに向かうと、巨大な魚市場が忽然と表れていました。昼間は普通の道だったのに、ところせましと魚介が広げられ、売り買いする人の大声、道幅いっぱいの大型基トラックが魚介を運び込む音の喧騒で普通の話し声が聞こえません。その非日常感に胸が高鳴り、鷲掴みにされました!その場で買うこともできるみたいです。超おすすめ。

地域おこしを頑張る中正區

港に面する建物がカラフルに彩られている

街の中心から車で20分ほどの中正區では、地域の活性化と若者の呼び戻しを頑張る人に出会いました。アーティストを呼んで作品を作ってもらい展示をしたり、民宿やカフェなどを次々とオープンしたりしていて、こういった場所を巡るだけでもとても楽しいです。歴史と土地を尊重する姿勢が真面目に活動に表れているので、複合的に街を楽しめると思います。


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