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カウシェを退職しました〜井の中の蛙、大海の大きさを肌で感じた創業からの3年10ヶ月

創業から複業として、その後正社員として、合計3年10ヶ月を過ごしたカウシェを退職します。
前職のDeNAには約8年間在籍していたので、4年間というと短いようでありながら中身はとても濃い時間でした。
スタートアップにチャレンジして良かった、カウシェでチャレンジして良かった、その思いで溢れています。
この記事では、4年間をどう過ごしたか、どんな経験を積むことができたか、最後にこれからについて書きたいと思います。


カウシェに入った理由

正社員としてジョインしようと思った一番の理由は、会社が設立し、成長し、大きくなる過程を過ごす中で、複業としての関わりだけでなく、時間的にも責任的にももっと深く関わることで、この先の事業と組織の未来にワクワクし、チャレンジしたいと思ったからです。

今振り返ると、想像を遥かに超える大海原で、新卒の頃のように脳みそに汗をかきながら、その中で自分の強みを磨きながら、たくさんの経験をすることができました。
入社理由はこちらのnoteに当時の思いを書いているので、よろしければご覧ください。

取り組んだこと

2020年7月〜2021年12月 複業としてMDチームを立ち上げる

サービスもまだリリースしていない中で、アウトバウンド営業、インバウンドマーケ、紹介などを駆使し、パートナーとなる出店事業者様を探しました。
スプレッドシート1枚すらないスタート地点から、創業メンバーと、複数人の複業メンバーが知見や経験を使って営業を形作っていったこの期間は、まさに「創業」というフェーズでした。
その中でも、メディアに取り上げていただいたり、SNSで拡散されたり、大手事業者様が参画したりと、非連続な成長が多くの場面で見られました。

2022年1月〜2023年6月 1人目正社員人事として、カルチャーから採用まで駆け抜ける

この期間は、初めての取り組むことだらけで、まさに日々学び、日々考え、の毎日でした。
当時のことは以下のnoteにまとめています。よろしければ、ご覧ください。

2023年7月〜 MDチーム復帰

流通成長にとことん向き合った1年でした。
マーチャンダイザーとしてどの場所にどんな商品を出すかであったり、チャネルやユーザー属性、商品の売れ行きなどからインサイトを見つけ商品展開やプロダクト開発に活かしたりと、商品を起点とした流通成長の加速に貢献できたかなと思います。

その過程で、Figmaを使った画像作成、SQLを用いた数字分析、notionフル活用と、ハードスキルもアップしました。

フルタイムとしては、4年ぶりのビジネスサイドでしたが、ビジネスを伸ばす面白さを改めて感じましたし、ECの魅力も改めて感じました。
(ユーザーの反応が素直に、そしてすぐに、わかるのが私の感じるECの魅力だなと思っています!)

HRもビジネスサイドも経験をすることができ、新しい領域でも臆せずチャレンジし結果に繋げる力が伸び、また自然と複数の観点で物事を見るようになったと感じます。
どちらの経験もできたからこそ、自分の得意不得意、好き嫌い(好き嫌いというよりは、好きかもっと好きか、という感じですが)がよりわかり、今後のキャリアはビジネスサイドで取り組んでいきたいと思いました。

スタートアップの創業から4年間を過ごしてみて、今感じること

ビジネスの面白さ

山あり谷ありを強く自分ごととして捉えていたと思います。
だからこそ、山を登ったときの自己貢献感も大きく感じますし、苦しいときでもしっかりと事業や組織に向き合えたんじゃないかなと思います。
ゼロからの戦略の構築や転換、正解も100%もない中でのあらゆる要素を考えての一手、壮大な問いに対し、限られたリソースでミートさせに行く思考力、成長に繋げるべく泥臭くやり切る実行力など、挙げ始めるとキリがなく、沢山の刺激がありました。

だからこそ、ビジネスの面白さを感じます。
退職をすると決めた今振り返るとこんなにも多くの場面をわずか4年の中で経験したと思うと驚きます。

井の中の蛙、大海の大きさを肌で感じる。

これはどの場面でも感じました。取り組むことチャレンジすること知らないことだらけ。それでも自分が一番オーナーシップを持って、事業もチームもリードしないといけない。
人事って?採用って?ビジネスサイドとして今必要な知識は?思考は?、こうしたテーマと日々向き合っていました。
過去の経験で活きるものが多いわけではなく、未知のフェーズ、局面でどう取り組むかを情報収集や壁打ちをしながら、思考してきたと思います。
スタートアップだからこそ、これを強く肌で感じられたんじゃないかと思います。

濃密な時間

何かを作り変えることは時間がかかる。新しく作るほうがよっぽど早いので、どんどん新しいことを作ります。
そして、スタートアップだからこそ、何もないため、作ることもたくさんあります。それがゼロから作るものなので、経験としては深くなります。
この量と深さが濃密さに繋がっていると思います。

事業だけではなく、人や組織も然りです。
皆が自分ごとで事業に向き合い、多くの場面でともに踏ん張り、一歩一歩進んだ時間はとても濃密でした。

これから

「グローバルで挑戦したい」と考えています。
まだ先の未来にはなりますが、いずれは海外(目指すはヨーロッパ!)という起点から、グローバル x Tech x スタートアップ x toCにチャレンジしたいです。

これまでのキャリアは、その時に胸が震えるような興味や関心に対して、コミットしてきました。
その間、学生時代から今に至るまでずっと「グローバルでの挑戦」をぼんやりと描いていましたが、それを横におきながら、気がつくと社会人として10年が経っていました。
カウシェもまだまだ道半ば、自分も30台半ばになった中で、それでもこの未来を実現したいと思い、一歩踏み出そうと思います。

Techの面白さ、スタートアップの奥深さが面白いし、自分の経験も活かせるこの領域を主戦場に、これからも引き続き、やっていきたいと思っています。

具体的なチャレンジについては、次のチャレンジが始まってから、どこかのタイミングでまとめたいなと思います。

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