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ミニ盆栽コーヒー苔玉を楽しむ⑦熟年苔玉の衣替え|金澤屋流お家カフェVol.58

2022年春。待望の春は植物にとっても同じ。苔玉に植わった植物たちの成長が目まぐるしく小さくても成長する様に春の恵みを感じる毎日。季節は新緑日に日に緑豊かになっていく草木。2年目、3年目苔玉もそろそろ衣替えの季節。衣替えって何?(笑) 植物の成長促進と健康維持に必要な…

苔玉の衣替えとは?

苔玉1年目から2年目、3年目へ突入。ミニ盆栽として楽しむ為に大切なのは苔玉の健康維持と成長の為の栄養。その為に必要なのは、定期的な栄養分を与える事そして適度な日差しと温かさ。更に古くなった苔の張替えに新しい土を与える事です。その際根をほぐしてあげて。張替え時期は、成長期を迎える今ぐらいがお勧めですが、苔の色、艶の状態を見て判断します。年に1度は衣替えしてあげたいですね。

古くなった苔は、緑というよる茶褐色に近い色に。

【Step①】古い苔をぬいで新しい土で丸める

苔玉は、土にくるまれて丸まった植物を苔で巻いたものです。無数の糸で丸まっていますのでハサミで数か所切ると苔ははがれて中から根が張った植物が出てきます。
今回の張替えは、熟年苔玉2~3歳

コーヒーの木3歳 曲線美がすばらしい

新しい土で丸める際、活躍するのがコーヒー抽出時に使うペーパーフィルターです。紙なので土に戻りますので。その中に土を入れて丸めると成型しやすいのです。

コーヒーの木2歳 真っすぐに栄養たっぷりに成長いきいき
コーヒーの木2歳 薄緑の葉っぱ。栄養不足のようですが何とか元気
パキラ1歳 冬の間に葉が枯れて春先に新芽が出始めたところ
パキラ1歳 実は挿し木です。挿し木でも元気
苔をくるむ前の状態。

新しい土で丸めて糸で巻く。この際に、苔玉の座り具合を調整してあげましょうね。座りが良いと飾りやすいです。

【Step②】新しい苔に張り替える

土に丸まった植物たちにいよいよ新しい苔をつけてあげましょう。
ハイゴケを使用しております。比較的日差しも好み植物にとっての良い湿度環境を作ってくれます。冬は寒さからも守ってくれる苔。多くのコーヒーの木が寒さでやられてしまう冬でも元気でいる苔玉。苔の存在は実は大きいのです。

新しい苔に張り替えた苔玉たち
パキラ
コーヒーの木
コーヒーの木

【Step③】新しい環境に馴染む用に栄養と水やり

新しい環境に変わった苔玉。張替え後は2~3日様子を見てあげましょう。
環境が合わなければすぐに葉がしおれてきます。
環境にあえば、すくすく成長。
張替え後は栄養を含ませたお水で水をたっぷり与えます。

苔玉の水やり 栄養も忘れず

水やり時間は10分位。吸水したら苔がしっとり艶っと。

【Step④】飾って眺めて小さな成長を愛でる


苔玉の最大の持ち味は、癒しの緑とまん丸いフォルムです。店内のどの客席からでも苔玉を楽しめる用飾っております。

2階席窓際の苔玉
パキラ
コーヒーの木
窓際の席でない場合はテーブルに設置

苔玉は水やり以外の多くの時間はこうやってお皿に飾って観賞用にされています。水やりは朝。苔を触って水分の具合を見て乾いた頃に与えましょう。

苔玉の育て方補足―GWなど長期不在時の水やり

店頭でもよく聞かれるのが不在時の水やり。1週間以上の長期であれば、水が枯れて植物が枯れてしまいますのでその場合は、知人や友人に預けてお水やりしてもらいましょう。それ以外でしたら、大き目のバットに1~2㎝位のお水を張って苔玉を入れて置きます。置き場所は、直射日光の当たる窓際から話して、日陰を選んで。水分が飛びにくいのです。

今日から始めるミニ盆栽
苔玉はいかが?今年の苔が近日中に入荷します。コーヒーの木もこれからですので欲しい方はぜひ店頭まで来て下いね。

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