見出し画像

「コットンの力」紙フィルターを拘ってもっと美味しく|金澤屋流お家カフェVol.14

日本の家庭で最も使われている珈琲器具は、ハンドドリップ。つまり手でドリップする珈琲であります。機械ではなく手で淹れるハンドドリップでは、沢山のメーカーさんからドリッパーやフィルターと称される濾し器が色々提案され販売されています。その数は、無数ではありますが代表的な形状では、横から見ると円錐形になっている円錐形ドリッパー、そして台形になっている扇形ドリッパーの2種類。どちらかと言うと、台形が主流ですが近年は、円錐形で淹れている方も増えております。今日は、そのドリッパーやフィルターに合わせる紙のお話。

紙フィルターの役割

当たり前ですが、これがないとコーヒーが濾過され珈琲は濁ってこなが混じってドロドロに。ドリップする際は紙によって液体と粉を分ける役割をしています。

画像12

ペーパードリップと言われます。
その名の通りペーパーで濾す方法。

ドリッパーに紙をセットします。
当たり前ですが…
一番地味な存在であり、一番要の存在であるペーパードリップの大事なもの!
と言えます。と言えますが器具は、拘っても紙はなんでもいいでしょ?と思っている方も少なくありません。

ペーパー選びのコツ

その①
ペーパードリップの抽出器具の各メーカーのドリッパーやフィルターの形状、大きさ、サイズに適しているか?

その②
紙の臭みがないもの。紙臭い。これを気になり出すとどの珈琲を飲んでも同じ香りがしてきます。

その③
ペーパーフィルター、紙の管理、保管状態がきちんとしているか?どんなに良い珈琲豆も保存で劣化するように、紙の保管もペーパーの質を変える原因となります。ここは、気にしないとわからない盲点です。

紙も珈琲豆同様空気と湿気にさらすことにより周囲の環境変化を受けます。周りの臭いを吸着し珈琲に影響が出ているなんて事もあります。

新品のフィルターは箱や袋から開封後は、臭いのない容器にフィルターの形状が変わらないようにきちんと入れて置きましょう。

おすすめのコットンパワーフィルターとは?

手で淹れる素朴でシンプルな抽出方法であるがゆえに淹れる人の手技が顕になるのがこの抽出方法の特徴です。理想的には、細口のドリップポットでぽたぽたと点滴したり細く注いだり太く・・・コントロールする技術を身につける事で珈琲の美味しさが生まれます。

とは言っても、道具がない。技術もない。そんな時におすすめが

「コットンパワーフィルター」です。

画像13

お店でも使用しています。
コットンという名の通りコットン繊維が使われ
ネルフィルターの起毛のような役割を
コットンがしてくれます。

ろ過速度は遅め
味わいは、しっかり
口当たりまろやか
円い印象のコーヒーになるのが特徴です。

画像1

まさにネルドリップに似た味わい。

初めて使う際は、いつものより
落ちるのが遅い
味が濃い
となることもありますが、粉を粗くする
粉を少し減らす!
など微調整してみてくださいね。

コットンパワーフィルターの取り扱い品

当店のオリジナルコットンパワーフィルター。通常のペーパーフィルターに比べるとややお値段は高くなりますが、円錐形、扇形共に種類がございます。

扇形です。(カリタ、メリタなど)

画像2

大きさも2種類。

画像3

触ってみると、しっかりとした質感。破れにくく丈夫です。

画像7

円錐形です。(コーノ式フィルター、ハリオV60など)

画像4

2種類のサイズ展開です。

画像5

お手持ちのフィルターやドリッパーに合わせてちょうど良いサイズのものを選んで下さいね。

画像6

当店の通販サイトにて↑

コットンで淹れる=ゆっくり注ぐを実現

紙一つで劇的に変わる。

珈琲の味わい。今日からあなたもドリップ名人。

画像8

コーヒーの濾過速度をコントロール。水っぽいと感じるコーヒーを少しでも濃度感を出してリッチに味ってみませんか!

画像9

お店でも紙フィルターはコットンパワーフィルターを使用しております。

通常の紙フィルターで淹れるよりも味がしっかりと出るので使うコーヒーの粉の量もやや少なくなってきました。

画像10

まるでとろりとした質感。

ネルドリップの味わい。

紙フィルターで、ネルっぽい質感、濃度感、そして濾過速度のコントロールを。紙フィルターの存在は、影のドンと言っても過言ではありません。

画像11

お使いの器具に合わせて使ってみませんか。

コットンパワーフィルターで、水っぽいコーヒーを卒業しましょう。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?