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Ep.2 『1122(いいふうふ)』から考える結婚の意味 / 待望のレズビアンラブコメ!『あやひろ』(ポッドキャスト文字起こし)


番組概要

「今週末、SOGI研とポットラックしない?」略して「週末ポットラック」は、金沢大学SOGIESC研究室の学生による番組です!

ポットラックとは、参加者それぞれが好きな料理を持ち寄って、みんなで食べるパーティーのこと。この番組では、SOGIESCを中心としたさまざまなテーマで、私たちSOGIメンの素直な気持ちを美味しくシェアしちゃいます🧠

SOGIESCにまつわる悩みや、ちょっとしたモヤモヤを抱えているかもしれないあなたに...すぐ隣でそっと寄り添うSOGIメンの等身大をお届けします。

「最近もやもやしたことをだれかに聞いてほしい」
「SOGIメンはこれについてどう考えるのかな?」
「SOGI研にこんなイベントをやってほしい!」

などなど、お便りもいつでもお待ちしていますよ💭
あなたにとって、「週末ポットラック」が、日常のほっと安心できる居場所になりますように☕️

番組へのお便りは下のマシュマロからお送りください💌⇩
(ラジオネームを記載いただくと、一緒にご紹介させていただきます!)

Ep.2の音声配信はコチラからお聞きいただけます🎧⇩

Ep.2 『1122(いいふうふ)』から考える結婚の意味 / 待望のレズビアンラブコメ!『あやひろ』

みゆう:みなさんこんにちは!

れい:こんにちは。金沢大学SOGIESC研究室のポッドキャストへようこそ。
金沢大学SOGIESC研究室では、性自認や性的指向はもちろんのこと、生まれた場所や肌の色、宗教の別に関わらず、様々な属性の共通点と差異を持つ人々がどのように共にあることができるのかを考える活動をしています。

みゆう:はい。ということで、本日は私とれいさんの2人でお届けしております。元々3人でやる予定だったんですけど、急遽2人ということで、今回は 2人で最近見た作品の紹介と、その感想とか考えたことを発表するコーナーを行っていきたいと思います。

では、タイトルコールお願いいたします。

『SOGI研映画部の、きのう何観た?』


みゆう:
実はこれtake2なんですけどね。

れい:そう、take2なんだよね。同じ話もう1回することになるわ(笑)

みゆう:ではレイさんからでいいですか?じゃあお願いします。

『1122(いいふうふ)』(今泉力哉、2024)から考える結婚の意味

れい:僕が最近っていうかちょっと前なんだけど、ちょっと前に見たのが、『1122』って書いて『いいふうふ』って読む、知ってる?

みゆう:おぉ、聞いたことあります。

れい:これが本当最近配信された、2024年配信で今泉力哉監督のドラマなんだけど。

ちょこっとストーリー説明すると、高畑充希さんがやってる相原一子っていうキャラクターと、 相原二也(おとや)っていう岡田将生さんがやってるキャラクターが出てくるんだけど、その2人がもう6年くらい付き合ってる、付き合ってるっていうか結婚してからか。結婚してから6年ぐらい経ってる夫婦なんだけど、お互いの生活があってさ、仕事しててさ、6年たってて。一子さんが二也さんに対して、こう、セックスを1回拒否したっていうシーンがあって、そこから2人がセックスレスになっちゃって。

でもそれ以外はずっとこう、仲いい夫婦っていう感じだったんだけど、やっぱ拒否されたっていうのでさ、二也さんはすごいショックだったわけじゃん。

それで、外でね、別に恋人を作るんだけど。それを「夫婦公認不倫」みたいな形でやってるっていう、ちょっと、歪って言われるかもしれないけど、そういう夫婦の話で。こっからちょっとネタバレが入っちゃうから、聞きたくない人は先見てほしいんだけど。

最終的に2人で話し合って、二也さんはその不倫相手の人とは別れることになるんだけど、その別れた後も、やっぱりこう、2人の中でわだかまりみたいなのとかもあって、結局うまくいかなくって。本当にね、びっくりするようなタイミングで、なんかすっごい円満にね、机の周りで喋ってて、 で、「あぁもうこれからこの2人、ずっとうまくいくんや」みたいなシーンで急に、「この1週間後に、2人は別れた」みたいな感じで来るんよ。

で、別れた後、一子ちゃんのお母さんが亡くなっちゃって。その時にすごく二也さんが一子ちゃんのそばにいてあげて、たくさんフォローしてあげてっていうので。2人は結婚した夫婦じゃなくって、結婚してなくても一緒にいられるよねっていうので、また同じお家に住み始めるんだけどっていう話なんだけど。

なんかそれを観た時に、なんか本当に、 いや、結婚って何のためにするんやろうなっていうのはすごい思って。やっぱり結婚って制度として、遺産の問題とか、ひとりが救急車とかで運ばれて意識不明みたいになった時の選択とか、面会とかっていうのも、結婚相手じゃないとできないみたいな、家族じゃないとできないみたいなの、いろいろ制度的な問題で結婚ってアドバンテージがあるわけだけど、

みゆう:はい。

れい:でもふたりがさ、仲良くやっていく上では、なんか結婚が邪魔だったっていうか。

みゆう:あ~なるほど。

れい:なんか、結婚して、妻と夫みたいな役割があってっていう状態になるよりも、 結婚せず、フラットな状態・・・・・・なのかわかんないけど、なんかそういう状態の方が、2人にとっては心地よかった(?)みたいな感じなのかなって、自分はね、思ったんだけど。

なんかそうなった時に、ほんとに「結婚って何のためにするんだろう」みたいなのが、

みゆう:確かになんか、そうですね。結婚しちゃうと、もう求められる役割があって。もう型にハマっちゃうなっていうのをすごい思ってて。でも、型に はまることで楽になる人もいるのかなって思ったり。どうなんでしょうね。

れい:なんか今はさ、異性同士のカップルしか結婚が認められてないから、なんか余計に結婚したらそれぞれに役割っていうか、名前みたいなのがついちゃって・・・っていうのも、もしかしたらあるのかもしれないよね。

みゆう:ですね。でもなんか、結婚しないで好きな人と一緒にいるのは、不安やなと思います。なんかわかんないけど、 不安やなって思いますね。

れい:へ~。なんかそれこそさ、『隣の家族は青く見える』(中谷まゆみ、2018)っていうドラマがあるんだけどさ。

それで、「パートナーシップ宣言をするかしないか」みたいな、ゲイのカップルがねってなった時に、北村匠海(が演じるキャラクター)が言ってたんだけど、

別れるってなった時に、一筆書いて提出するっていうその過程があることで、なんかその、それも一瞬でできることじゃないじゃん。もしかしたらこう、なんか待合室で待って・・・・・・みたいな時間もあるかもしれないから、1日かかる作業かもしれないから、 1日考える時間があるわけじゃん。でもその宣言をしてないと、宣言とか結婚とかっていうのがないと、 もう「別れよう」って言ったら、その場で別れられちゃうっていう関係なのが、なんか、すごく不安っていうか、嫌みたいな話をしてて。

あ~、なるほどなって思ったんだけど・・・・・・なるほどなってその時は思ったんだけど(笑)でもさ、「それだけなんだ」って思った部分もあったのね。それは、

みゆう:いや~、そうですよね。でも、うーん、

れい:なんかさ、僕はさ、今結婚って、「恋愛の延長」みたいな感じで考えられてる部分あるじゃん。ってなると、僕は、結婚は、ないのね。選択肢として。もし「恋愛の延長」だとしたらね。

だけど、友達とずっと一緒に住んで、もし家族みたいな関係になって、自分が死ぬ間際とかに駆けつけてくれるんだとしたら・・・・・・。それは、友達とそういう制度を利用するのは、 自分の中ではありなのかなって思ったりするのね。でもさ、やっぱ異性同士でないと今は認められてないから・・・・・・なんか、そうなったらまた話は違ってくると思うんだけど、

みゆう:何のためにするかってなると、なんか途端に難しくなる。

れい:なんか今さ、実用的な面よりさ、なんか概念の意味がすごく大きくない?結婚って。 なんか、「愛し合ってるから、結婚する」とかさ。なんか制度の意味ではないよね、今使われてるのって。そんな気がするんだけどさ。

みゆう:うーん、制度じゃなくて、もう概念の方の意味が強いんやったら、「法律ちゃんと作ってよ」って思う。

れい:そうだよね。そうなんだよ。だからおかしいんだよね、それって。早くしてくれよって感じだよね。

みゆう:ほんとに早くしてくれよって感じですね。

れい:うん、ほんとにそうだわ。

みゆう:なんか、選択肢があるのとないのってほんとに違うなって。

れい:間違いない、ほんとにそれは。なんでなんだろうね。

みゆう:なんかもっと少子化しちゃうみたいな、言ってたけど、ね。そんな、国の都合言われても、みたいな。生きてるの私たちなんだけどって思っちゃうなーとは。

れい:てなったら、もう、ヘテロセクシュアルでさ、子供を作る予定がある人のためだけに、結婚ってある、みたいな感じになっちゃうじゃん。なんかもうすごい、どんどん狭まってるよね。

みゆう:ですね~。

れい:うん、ほんとに意味わかんないと思う。

みゆう:そういうことを考えさせてくれるような作品だったということで。

れい:ここまでみんな考えるかわかんないけど(笑)

みゆう:いや、でも、考えると思いますよ。そんな急に、1週間後別れて、親が亡くなって、ちょっと大きいことがあって。で、また同じ家に、今度は結婚せずに同じように住めちゃうって、暮らしちゃうっていうところが。

れい:でもやっぱそれはさ、異性カップルだからこそだよね。なんていうか、選択肢があるからこそ、「あ、結婚しなくても2人の関係って変わらないんだ」みたいな感じになってるけど。でもじゃあさ、もしさ、どっちかが死に際ってなったらさ、 変わってくるじゃん。「あ、結婚しとけばよかった」って思うかもしれないじゃん。そういうこと考えられるのは、異性カップルの特権だよね。

みゆう:いや~、良い下駄履いてんなって感じです。超良い下駄履いてる。

れい:あ~本当にそうだわ~。でもやっぱ、下駄を履いてる人よりもさ、下駄を用意してくれる人に文句言いたいよね。本当、 用意しろよ。いろいろとね、種類をさ。足りてないんだよ~。

みゆう:本当に、足りてないんだよ~。

そういう作品やったってことですね。

待望のレズビアンラブコメ!『彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる』(のむらなお・ 吉川鮎太、2024)

みゆう:れいさんの素晴らしい紹介があったところで、私が紹介したい作品は、『彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる』っていうドラマを今見ていまして。どんなドラマかご存知ですか?レイさん。

れい:えっとね、めっちゃタイトルは見たことあるし、あれも見たことある。写真みたいなやつ。ポスタービジュアル?

みゆう:はい(笑)多分、ここ金沢では放送してなくって。制作がMBSで、大阪の局っていうのもあって、してないところもあるんですけど。

その作品がどんなのかっていうと、彩香ちゃんっていう部下と弘子先輩っていう上司がいて。彩香ちゃんの側から見た話をすると、彩香ちゃんはもう弘子先輩がすごい好きで。

で、気づいてほしいからすごいアピールしまくるんですけど、弘子先輩は全然気づいてくれない、全然靡かないみたいな。で、やきもきするっていう感じで。

でも逆に弘子先輩からしたら、 弘子先輩自身はレズビアンで、しかも今まで結構遊んできたタイプの「女好き」って周りから、友達から言われるような人なんですけど、過去にあったある一件がきっかけで、職場では恋愛しないって決めてる人なんですけど、彩香ちゃんのアピールにすごい振り回されるというか。「このノンケこわい」みたいな、そういうセリフがあるぐらい、ほんとに自分はドキドキしてるけど、でも彩香ちゃんはレズビアンじゃないし、それは違う!みたいな。

そういうことじゃなくって、「ただの戯れだ」っていう風に解釈しちゃうんですけど、そういう2人がもう勘違いに勘違いを重ねて進んでいく、そういう作品で。

言ったらラブコメディに入るんですけど、私がこれを見て新しいなって思ったのが、レズビアンの人が出るドラマ、役柄があるドラマって、あんまりこんなポップな感じのはなかったなっていうのがあって、日本では。最近やったら『つくたべ(作りたい女と食べたい女)』(大塚安希、2022・2024)とかあったじゃないですか。あれはコメディではなかったような感じやったし。

れい:そうだね。うんうん。

みゆう:もう1個最近やと『チェイサーゲームW』(太田勇、2024)て知ってますか?

れい:あ~はいはい、ちょこっと見たことある。

みゆう:私も1話だけしか見てないんですけど(笑)

れい:オッケーオッケー(笑)

みゆう:でもラブコメっていうよりは、ちょっとドロドロした感じ?な感じが・・・見てないので言うのもあれなんですけど、(笑)

れい:1話だけしか見てないのに(笑)

みゆう:でもなんか、番組の説明で「復讐劇」っていう文言があったんで、ラブコメじゃないなっていうのがあって。私が今まで見たことある中ではあんまり、『あやひろ』って言うんですけど、長いので。『あやひろ』のような雰囲気はなかったなっていうのがあって、それが自分的には新しいなって思ったので、今日紹介したんですけど。

まあ私、結構ラブコメ好きなんですよね。普通によくやってるやつでも、なんかすごいトントン拍子に話が進んでいくところとか、あんまり何も考えずにぽけ~っとご飯食べながら見れるんで結構好きなんですけど。こういうレズビアンの恋愛を描いたラブコメがあって、ほんとに毎回毎回なんかすごい「ありがたいな」って思ったので紹介しました。

れい:いいね~。

みゆう:今まだ放送してる最中なんで、あと1ヶ月か2ヶ月ぐらいはそういう感じで過ごせるので、すごい幸せやなって思います。

れい:え~いいね。ラブコメか。

みゆう:ラブコメ見ますか?そもそも。

れい:ラブコメ、ラブコメか・・・・・・。ラブコメ、あんまり見ないかもしれない。

みゆう:見ないですか。

れい:うん。なんか、自分からしたらさ、めっちゃファンタジーっていうか・・・みたいな感じに思えちゃうから、あんまり見たことないけど。1番の推しポイントとかあるの?

みゆう:推しポイント。最初はこのドラマのやってる俳優さんを見た時に、私は森カンナさん、弘子先輩役の森カンナさんが元々好きで。で、森カンナさんの方のサイドで見れるかなと思ったら、彩香ちゃんの方の視点に共感するところがありすぎて、もうずっとそっち目線で見ちゃって、ずっとそっちを応援してるみたいな。だから、なんか応援したくなるところが推しポイントかな。

なんか最初の1話、2話はもうただただ好きだっていうアピールのところが大きかったんですけど、3話4話ぐらいで、彩香ちゃんが弘子先輩を好きなんだけど、周りは弘子先輩の横にいる男の人の方の上司を好きなんだと勘違いして、もうめっちゃそっちを「いいじゃん」、「いきなよいきなよ」みたいな感じで。そうやって言ってるのを感じて、彩香ちゃんは違うのに・・・みたいになるところとか。

なんかもう、周りが意外と男女の恋愛を前提としてるところで、ギャップを感じてるところが。別に悪気・・・嫌な気持ちになるとかじゃないんですけど、なんか毎回毎回その「違うのにな」が重なると、どっかでちょっと「嫌だな」に変わってくるのがあって。あー、彩香ちゃん頑張れって感じです。

みゆう:自己投影できる何か作品ありました?最近観た中で、最近じゃなくてもいいんですけど、

れい:自己投影できるか・・・・・・それこそこの間見た『そばかす』(玉田真也、2022)とかは、めっちゃ「うわ~、これ、自分のことやん」みたいなシーンとかもめっちゃあったし、

でもやっぱりさ、そういう作品でさ、「自分がどうそれに抵抗するか」みたいなのが書かれてたら、「こういうやり方もあるんだな」みたいな、「こういう返し方あるんだな」みたいな、とかも学べるけど、『そばかす』はあんまり、なんかこう、蘇畑佳純の意思みたいなのが、 そんなに感じられなかったかなって思っててさ。なんか、周りがこう、常に環境が変わっていって、周りの反応ばっかりでっていう感じやったから、

みゆう:そうですね、基本、なんか受け身な感じはしましたね。

れい:うん、そうやったよね。なんか最後希望をもつのもさ、北村匠海(の演じるキャラクター)が出てきて、「なんかいいかも!」みたいな。「これから私の人生、なんかもうちょっと変わるかも!」みたいなんで、わーって走っていくけど、結局それも北村匠海の登場やったからさ。なんかもっと「自分の意思でこういう風にやっていけるよね」みたいなのを見せてくれるドラマがあったらいいなっていう風に思ったりするかな。

『あやひろ』の中で、そういうシーンってある?

みゆう:彩香ちゃんが、 自分が弘子先輩のことを好きっていうのを全然隠そうとしないところ・・・

れい:それはさ、弘子先輩がレズビアンっていうことを知ってるの?

みゆう:知らなくって。

れい:知らなくってなんだ。

みゆう:でしかも同じ職場の上司で。すごいチャレンジャーだなと思って。

れい:それはラブコメならではなのかな。

みゆう:うーん、そういうところもあると思うんですけど。でも、それができる世の中だったらいいなって思いますね。

れい:そうだね。そういう作品がいっぱい増えて、みんな見るようになったら・・・・・・。


みゆう:広がりましたね、ちゃんと。ちゃんと広がってよかったです、話が。

れい:心配してたんだね、それを(笑)

みゆう:『1122(いいふうふ)』の話が、なんか良すぎて。後で喋るの嫌だなと思って(笑)

れい:なんでだよ(笑)そっか~、ちょっと見てみるわ。ウチもあんまりラブコメ観たことないから。

みゆう:いや~そうですね。なんか「同性愛をコンテンツとして消費してる」っていうのが、私はそれがちょっとあかんなと思ってる立場の人間なんで、最初は嬉しい反面、これはいいのかな?って思ってて。

でも今最新話(収録時は4話)で、彩香ちゃんと、彩香ちゃんの同僚に「理佐」っていう女の子がいるんですけど、理佐ちゃんが多分彩香ちゃんのことを好きで。理佐が「私、女の子が好きなんだ」みたいなことを彩香ちゃんに言って、彩香ちゃんも「私もそうなの」みたいな、なんかそういうシーンがあったんですけど。

その時に理佐ちゃんは自分がレズビアンだと思ってて、レズビアンっていう言葉を知ってて、自分もそうやと思ってたから、彩香ちゃんに「彩香もレズビアンなんだね」みたいなこと言ったんですけど、彩香ちゃんはその言葉を知らなかった、みたいな。自分がそうやっていう自覚がなかったっていうシーンがあって。その時に理佐ちゃんが、「レズビアンっていう言葉を自分が当てはまるって思ってもいいし、思わなくてもいい」みたいな。なんかそういう説明があったのが、いいなって思って。

ちょっとうまく伝わるかわかんないですけど、消費するだけじゃない一面もちゃんとあったのかなって、今、なんとなく。まだ見てる途中なんですけど。これからもちゃんと追いかけたいなって思いました。

れい:なんか、自分がレズビアンっていう時にさ、なんか例えば、 「女性と付き合ったことがないとレズビアンって言えないんじゃないか」みたいな、思ってる人もいると思うし、「女性のことを好きになる、なったことがあるけど、でもまだ自分がレズビアンかどうかわかんない」って人もいるじゃん。

だから、「女性を好きになったから、レズビアン」っていうのをさ、なんか、押し付けずにさ、

みゆう:なんか、その人のあり方をその人に任せるっていうところが、私はいいなって。

れい:そうだよね。そんな素敵な同僚がいたら、いいよね。

みゆう:ていうのとあと、その「女の子が好き」っていうことを、なんかタブー隠すべきことみたいな感じで描いてないドラマがあるのは、それもそれとしていいんかなっていう。なんか 「禁断の恋」みたいな感じで今まで描かれかがちだったような感じがするんですけど、なんかそういう風潮がなくなってきてるのは、

なんか異性愛と同じようにフラットな状態で、世の中に浸透していってるんかなっていう意味では、いいんかなって思ったりはします。

れい:確かに。なんかレズビアンカップルのことをドラマでする時ってさ、 ゲイのカップルに比べたら、なんだろう。すごい「神聖なもの」みたいな、なんかすごい見た目も美しくって、みたいな人同士が恋に落ちるとかさ。それで、本当にコンテンツとして消費されちゃうみたいなのが、ゲイに関しても結構まだあると思うけど。なんか作品数がやっぱレズビアンの方が少ないからこそ、そういうのが、まだ多いのかなっていう風に思ってたから。

みゆう:なんか、この前来てくださった方もいると思うんですけど、『そばかす』を見たじゃないですか、みんなで。

あの時にみずきさんが、こういうクィア作品とかで「役割分け」がされてるのはいいことや、みたいなこと言ってて。

例えば、完全に『あやひろ』みたいなコメディとかラブコメがあってもいいし、『つくたべ』みたいに、どっちかというと現実よりな感じでストーリーが進むドラマもあってもいいし。異性愛の作品がいろいろあるみたいに、他のクィア作品にもそういうのがあっていいんじゃないかみたいなのを聞いて、私めっちゃあれがほんまに腑に落ちて、結構ずっとそれが頭に残ってて。

なんかその言葉があったから、 こういう『あやひろ』のことも紹介していいんかなって思えるようになったんで。いろんな作品が増えるといいなって思います。

れい:そうだね。最近ちょっとずつ増えてきてるから、

みゆう:ですよね。できればキー局の9時とか10時とかの、大きい、いろんな人が観る時間帯の枠でそういう作品があったら、それもそれでいいんかなって思いますけどね。

れい:そうだよね。

みゆう:なかなかないですよね。こういうローカル局とか、あとは深夜の30分枠とかが多いんで、 ま、それでもいいんですけどね(笑)もうちょっと長い時間で見たいなってっ思ったりもね。しますね。

れい:そうだよね。あんまり1時間たっぷりやってくれるのあんまりないよね。

そっか~、いいな。楽しみだね、これからも。あ~ウチも観てみよう。すぐ観るよ、そういうの。

みゆう:超楽しみ。ほんとにレイさん(観るの)はやくて。もう私を追い越していくから(笑)

れい:何よりも、もう課題しなきゃいけないとかあっても何よりそれを見るから(笑)

みゆう:そんな感じですね。

れい:いいね。良い回だわ、これは。

みゆう:良い回ですね。なんか深堀った回でしたね。

れい:うん、良い回だ。やっぱ2人だとこんぐらい話せるよね。

みゆう:ほんとですね。そんな感じで、気付けば1時間も(笑)

れい:こっからまあ編集するけどね(笑)

みゆう:編集して多分短くなってお届けすると思うんですけど、

れい:トイレタイムもあったけど、それ抜きでも1時間。すごいよね。

締めの挨拶


みゆう:
では、締めたいと思います。振り返りからいきますか。

無事もうこれ3回目(実際は2回目)なんですけど、収録を終えることができそうなんですけども。れいさん、いかがでしたか。

れい:そうですね。やっぱり2人だとこれだけ深い話ができるし。なんかね、ラジオだからこそ「ここまで聞いていいのかな」みたいなのとか、後からカットできるからさ、すごい聞きやすかったし。めちゃくちゃいい!2人って。

自分らのね、好きな話もできたし。

みゆう:2人は最高でした!

れい:言わせてるぜ(笑)

みゆう:いや、そんなことないです。そんなことないです(笑)

ではここで次回以降の予告です。次回からは9月に入ります。ということで、世の多くの学生さんは夏休みが終わって登校が始まり、制服もそろそろ残暑があるとはいえ、衣替えの時期になっていることだろうと思います。そこで、第3回と第4回は「学校」をキーワードに、各回「学校」に関して、それぞれ違ったテーマでお話ししていきたいと思います。

れい:はい、いいですね。楽しみだね。

みゆう:そして、あともう1つお知らせがあります。れいさん、お願いします。

れい:ここは僕が読むんですね。この度、リスナーの皆さんからのお便りの募集を開始しました。イェーイ👏

あなたが抱えているモヤモヤ、最近気になっていること、みんなに聞いてほしいこと、この番組を聞いた感想など、内容は問いません。ニックネームは書いていても書いていなくても大丈夫です。件数によっては全て紹介しきれないかもしれません・・・・・・ま、そういう風になったらいいなって思ってますけども(笑)

はい、できるだけね、番組内で取り上げていこうと思いますので、どしどし送ってもらえると嬉しいです。概要・・・・・・

みゆう:嬉しいです・・・・・・あ、合いの手入れちゃいましたよ(笑)

れい:ありがとう合いの手いただいて(笑)はい、で、概要欄にあるマシュマロから送ることができるみたいなんで、皆さんよかったら送ってみてください。

みゆう:お願いします!

金沢大学SOGIESC研究室では、性自認や性的指向はもちろんのこと、生まれた場所や肌の色、宗教の別にかかわらず、 様々な属性の共通点と差異を持つ人々がどのように共にあることができるのかを考える活動をしています。

現在も新メンバーを募集しているので、概要欄にある公式SNSのDMから気軽にご連絡ください。

また、当番組は学生が企画、配信しております。このポッドキャストに関して感じたこと、疑問に思ったこと、意見などがございましたら、 公式SNSのDMにご連絡ください。

それではまた次の配信でお会いしましょう。バイバーイ👋

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