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Photo by kiyofico

池袋の店員さんは、なぜ、やさしい人が多いのか　#ハゲ杯

かなった

池袋は日本屈指のターミナル駅であり、多くの方が往来している。通常、これだけ人通りが多ければ殺伐としてしまうが、池袋の街は人に優しい。最近では、駅から「サンシャイン60」まで路面電車を通そうという計画もある。

さらに、お店の店員さんもやさしい。東京の大都市なのに、高飛車ではない。タクシーに乗ると、とんでもなく丁寧で、こちらまで恐縮する。デパートも大手家電のお店もあるが、皆さん、いい人ばかりだ。なぜだろうか。理由は簡単だ。「とある民」を怒らせてはいけないからだ。

一体、誰の事だろうか。

その民とは・・・、埼玉県民である。

世界の皆様は、絶対に埼玉を敵に回してはならない。埼玉の恐ろしさを知らない方は、ぜひ、この記事で学んでほしい。敵に回したら最後、何が起きるか分からない。この地上で生きていくのが難しくなる。人生の難易度が何倍にも跳ね上がってしまう。毎日、自分自身にパルプンテの呪文をかけたようになる。池袋の店員さんは、この事をよく存じ上げているので、もし、お客様が埼玉県民の場合、失礼があってはならない。とても丁寧だ。

埼玉の方は、とにかく優秀な民族だ。
まず、埼玉県の中心都市の一つである「浦和」。
この街には、なんと駅が８つもある。

浦和駅
北浦和駅
南浦和駅
東浦和駅
西浦和駅
中浦和駅
武蔵浦和駅
浦和美園駅

恐らく、今後も増える。
これだけ、同じ名前の駅があったのならば、混乱するはずだ。しかし、埼玉県民は、迷うことなく、これらの駅を巧みに使い分ける。埼玉に住んでいるだけで、判断力を自然に鍛えられる。

また、世界への影響力もハンパない。
2024年より、日本国の新しい紙幣が決まった。次の1万円札が誰だか、ご存じだろうか。「渋沢栄一」である。埼玉の深谷市出身の大経済家の登場だ。これは、埼玉県民が、ロックフェラーをはじめとした、世界の経済界と深く繋がっているため、日本の紙幣の最高位である1万円札を、埼玉出身の渋沢栄一にしようと「強い圧力」が、かかったに他ならない。

当然、メディアにも埼玉の影響力は強い。
来年の大河ドラマは、先ほど話した渋沢栄一だ。恐らく、大変な視聴率になると確信している。今までアンタッチャブル視聴率と言われた「おしん」の視聴率60％を軽く超えていくだろう。当然の結果だ。

また、これは影響があまりにでかいため、
気づかれないフリをしているが、埼玉は「英雄」も多数輩出している。

「ワンパンマン」というアニメ化もされた大人気漫画をご存じだろうか。

全ての敵を、一撃で粉砕（ワンパンで粉砕）する新しい英雄だ。そして、この主人公の名前が「サイタマ」だ。さらに、Z市とか出ているが、これは全部、埼玉県の都市名の略語だ。公表はされていないが、間違いない。そもそも、作者（ONE氏）が埼玉の鴻巣市出身なので、埼玉以外に考えられない。

恐らくこれは、実話を元に書かれている。
埼玉県民は、全てワンパンマンのように最強すぎるので、丁重に扱わなくてはならない。だから、埼玉県民を絶対に怒らせてはいけない。

このように埼玉は、ありとあらゆる場所に強い力を持つ。ただ、あまりに影響力が強い。強すぎる。そのため、あえて反プロパガンダ的な映画も作られた。それが、これだ。

「翔んで埼玉」。GACKTすごい。この映画は、社会現象が起きた。
埼玉県民は、とてもおおらかな国民であり、決して威張らない。
そのため、あまりに大きな影響力を表に出すことを控える。だからこそ、逆にこのような映画を日本に作らせ、世に広める事で、その影響力を隠すのである。能ある鷹はツメを隠すのである。

そして、映画にも出てくる「世界埼玉化計画」は着々と進んでいる。

埼玉は、全ての世界に繋がっている。
かつて栄光を極めた「ローマ帝国」と同じで、全ての道は埼玉につながっている。しかし、ローマはおごりすぎたため滅んだ。埼玉はおごらない。よって、永遠に栄えるであろう。

諜報活動にも、埼玉は余念がない。たとえば、この人は外人に見えるが、実は、れっきとした「埼玉県上尾市出身の埼玉人」である。

彼は、米国のメディア王だ。メディア王が「埼玉ポーズ」を決めている。米国にも埼玉の息がかかっている証拠である。

そんな私も、埼玉県民だ。
しかし、今は埼玉に住んではいない。なぜなら、私は埼玉の密命を帯びて、池袋、横浜と10年以上潜伏して諜報活動をしているからである。私の主な仕事は、社会活動しつつ、埼玉の国民食である「草加せんべい」をことあるごとに配る活動をしている。特に連休明けに、草加せんべいを配ると、かなり効果的で、知らない間に、埼玉パワーが体に入り込み、埼玉を好きでたまらなくなる。本当は、深谷ネギも持っていきたいが、ちょっと大きすぎるので、「ネギせんべい」として配っている。

埼玉は世界に通じている。
こうして池袋は、埼玉県民の長年の働きにより、埼玉領となった。池袋の民は、そのことをよく存じている。そのため、見た目では他の県民と区別がつかない埼玉県民をぶっきらぼうに扱ってはまずい。だから、対応が丁寧なのである。

正直、埼玉の話は無限に書ける。話題が尽きない。
とにかく埼玉県を敵に回してはいけない。彼らは優しく温厚だが、ひとたび暴れだせば、世界をひっくり返すことが、造作もないのだから。

（おしまい）

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この記事は、noteコンテスト「#ハゲ杯」参加作品です。
マスター・ハゲさん、面白い企画ありがとうございます✨


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