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ホームをレスしたので、フリマをやってみたら


私は服が好きだ。

大切に着ていた、大量の服達とアクセサリー。
家がなく置く場所もないので、それならばチェーン店に安く売るより、顔を合わせて実際会って買って欲しい。
そして、これから私が生きていく上の軍資金にしよう!と、思い立ったが吉日。

ずっと親身になってくれていた店、新代田の飲み屋えるえふるにお話しして、2020年12月13日(日)にお店の一角をお借りした。

ホームをレスしたので、私物売っちゃいまスペシャル(この名前はドラムのteraがつけました)を開催。
わざわざフライヤーも愛を込めて作った。

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ご来場につき、1人ワンドリンクをエントランスとして、多分20人ほどのお客様に来てもらえた。
外の看板にフリマやってますを掲げたので、お店を知らない人もちらほら。

そして、量にすると45Lゴミ袋5袋分くらいの服がほぼ売れた。帰りはトランクひとつほぼ空っぽで帰れる程に。


やってみて思ったこと。

①私の状況をわかってくれる人は、知人でなくても、男子も女子も、なにか買って助けようとしてくれる。

こっちもオススメする服がない〜となっても、こんな機会がないと買わないタイプの服だし!と新しい自分を見つけようとみんな積極的。

そして、買ってすぐに着てくれて、カウンターに見慣れた服達が並びながら和気あいあいと仲良くお酒を飲んでいる。

あの光景がきっと愛なのだろう。


②フリマやってます!という看板は有効

今回一番驚いたのは、お店を全く知らない通りがかりのお客さんが入って来たことだ。

日曜日のお昼間だし、私のことを知っている友人やファンが来ると思っていたのだが、意外と一見さんも多かった。

エントランスでワンドリンクのシステムだったので、おそるおそる注文を促し、ゆっくりお洋服見てくださいね〜と案内。
みんな好きなお酒やジュースを嫌な顔せず注文してくれ、たくさんのコミュニケーションを取ることができた。
(これは立ち飲み屋さんの強み?!)


③私のアパレル販売スキルは役に立った

数十年前に新代田に住んでいて、今日は宇都宮から久しぶりに訪れたというお洒落なご夫婦。

アパレル歴7年ほどの経験がある私は、普通の店にいると嫌なくらいのかなりしつこめの接客をした。
ホームをレス?!バンド活動?!無職?!
音楽聴くね、頑張るんだよ、と応援を受け、新たな顧客獲得にも成功。

お話を伺うと東日本大震災の時に少なからず被害を受け、人の温かさに助けられたという。
好きな服があったから買っただけだよ、気にしないでととても素敵な買い方をしてくださった。

高3の時、時給¥600で働いていた時の給料の1万円を被災地に寄付した。

人は巡り巡って、生きて生かされていくのだと思った。


④本当にお気に入りで手放したくない服も簡単に手放せる

前に付き合ってた彼に大人っぽいと思われたくて買ったものの1回しか着なかった服。
あのミュージックビデオで着てた服。
なんかキマらない時はこれを着れば安パイな服。
着てるとなんかモテる気がする服。

たくさんの手放したくないお気に入りを、顔を合わせてこれが欲しい!と買って貰えると、お嫁に行けて良かったね…と人生で初めての感情になった。
断捨離ができない方は強くフリマをオススメする。

⑤普段会えない人に会える

自主イベントを開くとなかなか会えない仲間が遊びに来てくれて、その仲間達も繋がって乾杯をしていたり、和が広がっていくのが面白かった。
高校の同級生もサプライズで遊びに来てくれて、イベントを主催することは大変だが、この空間が作れただけで、すべての疲れが吹っ飛ぶくらい単純に嬉しかった。

このようなやり方は昔の私では出来なかった。
そこまで晒す必要性を感じなかった。
嫌だと思ってる人がいることも理解している。
でも今は、ありのままの生き方を見て欲しいと思う。



私の顔をわざわざ見に来てくれた友人やいつも来てくれるファン、お久しぶりのファン。
前日のライブで寝袋で身体が痛いと言うと、昔使ってたというエアーマットレスをくれたあの人。
場所を快く提供してくれた、えるえふる。

2020年は、みんな何かしらを抱えて生きていて、順風満帆ではないはずなのに、頑張れよ〜そっちこそな〜と笑いながら手を振って、たくさんのパワーをもらった。


人に会うって大切。
根拠はないけど、やる気と自信に満ち溢れています。

心から本当にありがとうございました!

そして、ここからは実際どのくらいの売り上げになったのかと、今回の売上金の使い道について記したいと思う。

興味がある方は読んでください👓

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