筋肉よ、こんにちは
この一年で出歩くことがだいぶ減って、体重がもりもり増えて、長時間パソコンに向かうようになり、しかも冬になってからは炬燵を出してしまったがために床に座りまくり(炬燵、最高!)、というラディカルな(?)生活の変化に伴い、最近、久しぶりに腰が痛くなっています。
そもそもデスクワーク中心の生活が長かったので、その頃は坐骨神経痛になったりぎっくり腰になったりもしていたのですが、ボディーワークを始めてからのここ数年は腰が気になることもだいぶ減っていました。
でもそれは、体を動かすことが増えたからとか、施術を受けるようになったからとか、主に環境や動き方が変わったからであって、根本的な種はまだ残っているな…と、感じてはいたのです。
体の癖とか痛みが出やすいところって、あるし。
なので、またこもり気味で動かない生活になった今、腰痛がもどってきたことはさほど驚きではありませんでした。
おかえり、腰痛。
私もあれからだいぶ成長したから、あの頃とはちょっと違った形で向き合えるはずさ!
と、割と心穏やかに迎えたのはいいものの、どうもなかなかすっきりとはならないわけです。
朝起きると痛くて、気功やクラニオをすればちょっと楽になって、歩いたり動いていると気にならなくなる。でも、座り作業が多かった次の日はやっぱり痛い…。
その繰り返し。
クラニオをしていると、むむむ、これは股関節から膝までたどっていって、どうやら高校生の時にくじいた足首にまでさかのぼりそうだ…なんて、痛みの構造というかつながりが紐解かれていっておもしろいのですが、即効性はない。変化のプロセスもぜひ進めていきたいけれど、とりあえず、痛いのは、いま痛いのです。これをどうにかしたい。
と、そんな悩みを抱えていた時に、タイミングよくタイマッサージ系のワークをやっている友だちに施術をしてもらう機会があって、特に腰の気になるあたりをかなりしっかり伸ばしてもらったら、だいぶ楽になったのです。
あ、伸ばせばいいのか…と思い、早速、自分でも腰回りや脚の気になるあたりをストレッチしてみると、次の日の朝もいつもより痛くない。
そして、気になっていた股関節から膝から足首の構造的な何かも、ちょっと改善されているような気が。
そうか、筋肉を緩めたら痛くなくなるのか!
と、気がつきました。
今さら何をいっているのかという感じですが、私はたぶん、人間を構成する要素の中でも「肉」とのつながりが一番、薄いのだと思います。
どちらかというと、脈とか流れとか振動数とかの形がはっきりしないものに興味を惹かれてきたし、身体の構造でも内臓とか骨格とか神経とかの方に意識がいきやすいのです。
だから施術も、揉むとか伸ばすとかをすることがないワークをやっているのだと思います。(リフレクソロジーでは「揉む」のだけれど、基本的に反射区に対しての刺激なので、あまり筋肉にはたらきかけている感覚がない)
とはいえ、実際に揉んだり伸ばしたりしなくても、筋肉に対してもっと意識を向けられるようになったら施術であらわれてくるものも変わってきそう。
そして何より、自分の体がいま、「もっと肉を見て!」と語りかけてくれている感じがするので、これからはもうちょっと体の「身」の方に意識を向けて、筋肉とふれあったり勉強する時間を増やしていこうかと思っています。
長いことスルー気味でごめんね、筋肉よ。
これから改めて、よろしくね。
こうやって、自分とかかわる新しい切り口や可能性を思い出させてくれるのも、施術を受ける醍醐味だなあと思います。
とりあえず、筋肉と仲良くなるべく、一人であちこち伸ばしたりヨガのポーズをぽつぽつやってみたりしています。
おすすめのワークがあったら、ぜひ教えてください。
公園でストレッチしたりしてきたよ。