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ピアノはともだち こわくないよ

ピアニスト渡邊智道さんのピアノレッスンを受けました。

今回で2回目です。

前回のレッスンの模様はコチラ。

前回のレッスンが初めてだったのですが、なんとなく、わたしにも智道さんにも、分厚い壁がありました。

今回は、幾分か、壁が薄くなった感じがしました。

と言うか、前日の大きな舞台を終えて、ほっとされているのか、表情が柔らかく穏やかでした。

ほんとに素晴らしかったです。

おつかれさまでした。


さて、数日前にこんなつぶやきをnoteに残しました。

答えは、こちらのお部屋でレッスンを受けたのでした。

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お忙しいスケジュールの中、と言うか、大舞台の翌日なのに、この時間なら、と空けていただいたのです。

おお!ありがたい!

急遽、押さえられた練習室がアップライトのお部屋だったのですが、アップライトでのレッスンでも構わないと仰ってくれました。

「その場合は、響きというよりは、奏法のレッスンになりそうですね。」

と仰ってくれて、どんなレッスンになるのか、わくわくしっぱなしでした。


レッスン初っ端、

「ピアノと会話できるといいですね」と。

それはあれですかね。

『キャプテン翼』の大空翼が「ボールはともだち こわくないよ」と言った的な感じで、ピアノと友達になろうみたいな感じかなぁなんて思ったりして。

でも、ボールや普段弾いてるピアノや持ち運べる楽器なら知り尽くしているから、友達になりやすいけど、ピアニストさんって、その場のピアノとすぐに友達にならないといけないから、大変な作業だな~と思いました。

智道さん曰く、本番前のリハーサルの時間がない時には、弾きながら、ピアノの特性を知り、弾き方やペダリングや響かせ方などを調整していくのだとか。

超人ですね。

要するに、ピアノと友達になるっていうのは精神性の話だけではなくて、鍵盤のレスポンスのスピードやペダルの響く位置など、そのピアノの個性を知り、響きやペダルなどを、その場その場で対応できる技術を持とうよってことのようです。

どんなピアノが来ても対話できるように。

それがピアノと会話するってことなのでしょう。


だから、わたしみたいに、何が何でもこの曲!と決めずに、ピアノに合った曲を選ぶのも重要だそうです。

なるほどねぇ。

ピアノ演奏における柔軟性がわたしには必要のようです。

わたしの生真面目で頑固な性格が裏目に出るパターンですね。

「構えない」
「考えすぎないように」
「自然に」
「素直に音を出して」
「子どものように」

レッスン中に、智道さんに言われた言葉です。

このようなアップライトピアノでのレッスンだからこそ得られた気付きがありました。

なので、逆にわたしにはアップライトピアノのレッスンで良かったと思います。


智道さんのレッスンを受けると、どんどん音楽が好きになります。

レッスンが終わって家に帰る途中、

「早く家に帰って練習したい」

「今すぐピアノで体現したい」

「もっともっと練習したい」

と、心が駆り立てられます。


神社に行くと、神様に願い事を言うじゃないですか。

その神様って目に見えないですよね。

でもね。

智道さんは、目に見える神様なのではないかとときどき思うんです。

会ってお話した後、「癒される」というとなんだか言葉が軽すぎるのですが、「心の安寧」を得られるとでもいいましょうか。

心の底から落ち着きを取り戻せます。

不思議な魔力をお持ちのお方。


良き出会いをありがとう。

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