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別府アルゲリッチ音楽祭ファイナルコンサート:三浦謙司さんピアノリサイタル

本日、別府アルゲリッチ音楽祭がファイナルを迎えました。

ピアニスト三浦謙司さんのピアノリサイタルでした。

プログラム

本公演は2月20日に行われる予定だったのですが、三浦さんがコロナに罹ったため、7月の今日に延期になっての開催でした。

三浦さんは、お父様の転勤やイギリス音楽留学などで、10歳の頃から19年間海外生活をしていて、現在はベルリンに在住なのだそうです。

Twitterでは娘ちゃん大好きパパを披露していまして、わたしは三浦さんがかわいいと思います。


5月、6月、7月と3ヶ月連続で「しいきアルゲリッチハウスサロン」での演奏会に足を運びましたが、三浦さんが1番わたしの好みの演奏でした。

バッハが、繊細で、儚くて、すごくロマンティックで、うっとりしました。

三浦さんのバッハ大好きです。

そして、早い曲や早いパッセージ、トリルなどは、鍵盤の上をトムとジェリーのねずみのジェリーが全速力で走ってるかのように駆け回ります。

指に羽根でも生えてるかのごとく、ふんわり軽いんです。

あぁ。すごいなぁ。

すごく爽やかな演奏会でした。


日本にいても素晴らしい音楽性をお持ちの方はたくさんおられますが、三浦さんは、外国での経験が音楽性に活きていると思えました。


こちらの三浦さんのインタビューを読んで、頑張ったら頑張った分だけ羽ばたける外国はやっぱりいいなと思いました。

イギリスは自由。ルールを重視しません。個性を大切にするので、日本にある「出る杭は打たれる」という言葉は存在しないような街。イギリスに来たからこそ「出る杭はどんどん出るべき」「そこから本当の良いものが生まれる」という考え方が身につきましたし、多感な時期を過ごせたのはよかったと思っています。

これからが目が離せない音楽家だと思います。


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