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香港 / #2 Art Basel(アート・バーセル)


香港で苦労したことといえばタクシーの移動で、無愛想であることで有名な香港のタクシードライバーはなかなか私たちを乗せてはくれなかった。

5台ほど乗車拒否されてから諦めてUberを呼ぶ。

香港ではタクシーとUberの値段がほとんど変わらないので断然Uberが楽だ。
行き先を伝える手間や乗車拒否されることもない。

ちなみにタクシーは現金払い、他にも現金主義のお店も多いから、換金は多めにしておくといいかもしれない。日本よりもレートがいいから香港の空港でするのがおすすめ。

車移動する時は細い路地が多く渋滞も酷いので、時間には余裕を持って出発した方がいい。今回はArt Baselということでいつもよりも渋滞しているという街は車で移動するのに辛抱強くある必要があった。

車がまったく動かなくなったところで、私たちは降りて歩き始めた。
海に面した会場への道のりはとてもピースフルだ。

1年を通して暖かいとはいえ、夏はとんでもない暑さと湿気で「これが香港で過ごす最後の夏だと毎年思う」という友達の話が信じられないほど気持ちの良い気候だった。

会場に着くと一般公開前なのにとんでもない人の量にびっくりした。

今回は32カ国から249のギャラリーが参加しているとのことでものすごい活気だ。
本会場には所狭しとアートが並び、どこから手をつければ良いのかわかないほど。

とりあえずは水分補給でもと思い会場内のカフェへ向かう。

アートが好きで普段からギャラリーに足を運ぶ身としては、一気に世界中のギャラリーのアートが見れるなんて!とずっと楽しみにしてたけど、実際に行ってみると圧倒されてしまった。

会場で会った友達とキャッチアップしながらゆっくりアートを見て回る。
体験型の作品も多く、なんだかアートのテーマパークに来たよう。

もちろん日本からの参加もあって、自分が見たことのある日本人アーティストの作品もちらほら。やっぱり日本人の作品を見ると嬉しかった。

もともとは1970年にスイスで始まったArt Baselは今や香港とマイアミでも行われいる世界最大級のアートフェアで、その開催のタイミングに合わせていろいろなパーティーやイベントが行われる。

香港でもアートのみならずファッション系のイベントも多く、滞在中は毎日どこかで友達や友達の友達と会っていた。

大量のアートを見てそろそろ情報が処理しきれなくなったかも…と思い始めた時に一緒に行っていた友達に声をかけられ会場を後にした。

ファッション関係の仕事をする友達がこちらのお店を見て回りたいということで、ショッピングエリアに向かう。そのエリアは人でごった返していてネオンサインと密度の高い感じが新宿っぽかった。

物価は割と高めだけど香港には消費税がない。
なので観光客が買い物しまくるそうだ。

ビックシティだけあってハイエンドからストリートまで一通りのブランドは揃っているけど、メジャー感を大切にしている印象で、オリジナルの商品を取り扱うお店やローカル感の強いものはあんまり見かけなかった。

まだ私がそこまでディープに知れてないっていうのもあるかもしれない。

「歩いた方が早い」ってパターンが多く終日歩き回り、坂道も多い香港でローヒールだからとショートブーツを履いていった私は痛い目を見た。

足パンパン。
ふくらはぎ爆発しそう。

夜は「もう1歩も歩きたくない」っていうほど疲れていた。

続く

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