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スリランカ #9 / 野生の象


ついに目的地のシーギリヤに到着。

コロンボやキャンディよりもずっと田舎で、たまに道路に野生の象が出てくることもあるというほど自然にあふれる町だ。

ホテルのチェックインを済ませ荷物をドロップし、野生の象に会えるという国立公園のサファリツアーへ。

それはドライバーの彼にいろいろなスポットの写真を見せてもらってからリクエストしていた場所で、ホテルから小一時間のところにある。

サファリ内ではジープをチャーターして移動するため、トゥクトゥクドライバーの彼が私の隣に座った。旅を通して結構おしゃべりな印象の彼からここで質問攻めに合うw

それから写真撮ってあげるよ携帯貸してと言って、私の携帯で(私の携帯で!)一緒にセルフィーを撮り始めた。そしてスリランカでは主流らしいWhatsAppで僕に送ってと。

私のフォトフォルダーにまるで旅行に来たカップルかのような写真たちが増えていく…。

国立公園は信じられないくらい広くて、自然に溢れ、とても美しかった。公園っていうよりはもはや”広大な土地”といった感じ。

スリランカに来てシーギリヤに行くなら絶対に行った方がいいと思う。野生の鳥や猿から始まって、バッファローや牛、クジャク、そしてお目あての象。

夕方に近づいていたので数は多くなかったけどゆったりと過ごすその姿にかなり癒された。お母さんと思われる象が子供の象を守りながら歩いている。

私たちは普段から地球という大自然の中に住まわせてもらっているのに、なかなか気づけないことが多い。でもこうやって私たち人間が自然の中にお邪魔させてもらっているということがはっきりと体感できる時はいろいろ考えさせられる。

やっぱり自然って偉大だ。

そんなことを考えていたら車がガタンと音を立てた。エンジンが音を上げているが前に進んでいない。

あ。これはハマったな。私たちが乗っていた四駆が見事にぬかるみにハマって動けなくなった。これ降りて車押したりした方がいいのかな?なんて思っていたら、さっき象の周りにいた他の車たちが集まって来てみんなで救出作業が始まった。


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私達の車にロープを結んで、反対側を他の車に結んで引っ張る。なんだかみんな焦ってる様子もなくて和気あいあいとやってる姿が微笑ましかった。

明日は念願のシーギリヤロック。帰り道に夕日を見ながら今日も素敵な1日を送れたことに感謝した。


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続く


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