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2020年購入本:9月分

少し涼しくなってきたかと思えば彼岸を過ぎて真夏の暑さ
台風はNoサンキューなのでおととい来やがれ
アナログの読書ノートから去年購入した本リストを淡々と記載する9月分
記憶から消え去る前に読んだ本たちをてきとうに振り返り
※2020年分をこちらでざっとリライト
※(電書)=電子書籍
※(古)=古本
※太字=読み終わり

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【購入本】
・SPY×FAMILY 5巻/遠藤達哉
・闇のシャイニング リリヤの恐怖図書館/スティーヴン・キング
・それまでの明日/原尞
・江戸川乱歩語辞典/奈落一騎+荒俣宏

・特装版 魔法使いの嫁 14巻/ヤマザキコレ
・その裁きは死/アンソニー・ホロヴィッツ
・ジョン・ディクスン・カーの最終定理/柄刀一
・東欧怪談集/沼野充義
・カフェから時代は創られる/飯田美樹
・小説 魔法使いの嫁 銀糸篇/ヤマザキコレ他

・金田一耕助語辞典/木魚庵
・本の雑誌 2020年10月号

・ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~ 3巻/瀬野反人
・ミステリと言う勿れ 1~8巻/田村由美

・カイニスの金の鳥 1~3巻/秦和生
・プリンタニア・ニッポン/迷子
・かんたん&かわいい!和気文具の手描き文字レッスン/今田里美
・ゴシック文学入門/東雅夫
・吸血鬼飼育法完全版/都筑道夫
・シークレット:綾辻行人ミステリ対談集in京都
・トンネル/ベルンハルト・ケラーマン
・殺人七不思議/ポール・アルテ
・ナイン・テイラーズ/ドロシー・L・セイヤーズ
・それまでの明日(サイン本)/原尞
・ソーンダイク博士短篇全集:第1巻 歌う骨/R・オースティン・フリーマン
・幻想小説とは何か:三島由紀夫怪異小品集/三島由紀夫
・ゴーストハント3 乙女ノ祈リ/小野不由美
・犬はどこだ/米澤穂信
・ミステリマガジン 2020.11月号
・誰の死体?/ドロシー・L・セイヤーズ
・青い蛇:十六の不気味な物語/トーマス・オーウェン
・とむらい機関車/大阪圭吉
・銀座幽霊/大阪圭吉
・ストーンサークルの殺人/M・W・クレイブン
・ソーラー・ポンズの事件簿/オーガスト・ダーレス
・隠し部屋を査察して/エリック・マコーマック
・東京創元社 文庫解説総目録(無料)
・皆川博子随筆精華 書物の森を旅して/皆川博子
・ナイトランド・クォータリーvol.22 銀幕の怪異、闇夜の歌聲
・世界怪奇実話集 屍衣の花嫁:東西怪奇実話/平井呈一編・訳
・日本怪奇実話集 亡者会:東西怪奇実話/東雅夫編

【図書館本】
・絶対安全文芸批評/佐々木敦
・別冊本の雑誌 図書館読本
・  〃    SF本の雑誌
・文藝別冊 森見登美彦

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『それまでの明日』が2冊あるけどまぁ気にするな(しろよ
自分は本に何か書かれるのが嫌なのでサイン本はまったく欲しくないのだが
有栖川氏と原尞氏だけは別格で
この本も文庫発売日に買ってその1週間後くらいに別件でまた行ったらサイン本が並べられてたのでそら買うでしょ(発売日に出してくれぇ
単行本も持ってるので全部で3冊ですよバカですよそれくらい好き

ホロヴィッツ良き良き
2015年にホームズ・パスティーシュの『絹の家』で出会ってからずっと激推しの作家(ポアロドラマの脚本家でもあるのでそちらの方が先だけど
※2021年9月現在カササギ続編の『ヨルガオ殺人事件』が上梓されている
もちろんボンドやアレックスシリーズでも知られていたけど完全にミステリの人気作家になったと思う
『絹の家』のころは本屋さんで聞いても誰も知らなかったから感慨深い
しかしホーソーン探偵あいかわらずで相棒作家ホロヴィッツの扱いがひどすぎる次巻あたりでぜひとも反撃してほしい
全10作の予定らしいのであと8冊もひどい目に遭う前に笑

綾辻氏の対談集『シークレット』
ちょっと思ってたより・・・あっさり風味だったかな
氏のことだからもっとつっ込んだ話を引き出してくれるかと思ったんだけど
対談相手に若手が多かったからかもしれないな大御所相手じゃみんな緊張しまくりだよねたぶん
辻村氏だけはデビュー前の綾辻ファン時代から顔見知りであるためテンションが他の作家さんたちとだいぶ違ってて笑った
話は違うけど綾辻氏ずっとホラー寄りの作品が続いてるので館シリーズで好きになった自分はちょっと遠ざかってしまった感
ちょうどこの2020年9月末に数年ぶりの新作『Another2001』が発売されたけど見送ってる(ちなみにホラーが苦手なわけではなくむしろ大好物
館新作は自分が生きてるうちに読めるのだろうか(ついったで構想してますみたいなことは呟かれてたけど

東京創元社の復刊フェアではけっこう買った
ずっと絶版だった本が買えるのはうれしい
特にセイヤーズ!もっと復刊してください(意外に絶版本が多い
今年2021年も10月に復刊フェアが始まるので楽しみ  ↓

ミステリ6冊は全買い確定(セイヤーズ入ってる!)なのだがホラー部門も捨てがたく
ホジスンとマッケンは買っちゃうなたぶん

『ミステリと言う勿れ』を一気買いしてるけど
コレ絵がちょっと苦手で敬遠してたんだけど7巻発売のタイミングで1~2話が無料公開されてたのをちゃんと読んでみたら話がめちゃめちゃおもしろくて!(今頃
同じく推理モノ好きの同居人にも読ませたらコレは面白いね(でもやっぱり絵が苦手って言った似た者同士)って言うので思い切って大人買いを
その後8巻9巻と読んでいくとなるほどこれは確かにミステリ【と言う勿れ】だなとわかる過程も素晴らしい
整くん自身には一貫して【事件を解決する】という自覚が無く別の原動力で動いた結果そうなったという
またその別の原動力の起源が(まだ具体的には描かれてないけど)彼もまた被害者なのだという事実にあるというのもニンともカンとも
ほわほわした絵柄に反してそれぞれの事件はかなりえげつないものが多い上に子供が 子供たちが酷い目に遭う話は本当に辛い
フィクションだと無駄だとわかっていても現実でも同じように酷いことをされてませんようにと祈ってしまう
自分はライカさんがすきです(聞いてない

最後に
『プリンタニア・ニッポン』はいいぞ
かわいい顔してディストピアだ
※2021年8月に2巻が出ました