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自己紹介 外科医としての人生って…

プロフィールに簡単に書きましたが医師として働いております。俗に言うワーママ女医。(←どうしてもワガママ女医に見えてしまう私…笑)

今はクリニック勤務ですが元々は大学病院の外科に所属しておりました。私が所属していた時の外科は病院内で一番ハードで“朝早く夜遅い”は普通で、朝はどの科よりも早く、帰りは日付が変わる事なんてよくある話。男性医師は睡眠時間を確保するために病院に寝泊まりすることもちらほら見受けられる環境でした。休みも月2回あればいいほどで今で言うブラックという物なのでしょうが私自身は楽しくて楽しくてそんなハードな勤務を持ち前の気力と体力で爆走しておりました。

その後いくつかの中小病院へ配属となり大学病院と同様“朝早く夜遅く”の生活。まぁ、朝は電車の始発がある時間(と言っても車通勤ですが…)、帰りも日付けは変わらなくなったので少しはゆとりができたのでしょうか…将来のことを色々と考え始めたんです…

外科医になってすぐ、当時外科所属の女医は珍しく、まだまだ男尊女卑の時代、男女差別は普通でした。外科医になる時に母に「申し訳ないけれど、私が結婚できない、子供を持つことができないことも大いに在り得ることを覚悟してください。」と言っていたくらいどっぷり仕事漬けだったけど、人生設計を改めて考えた時に、

これでいいのか…

「世の中に貢献するためにがむしゃらに働いているけれど私の人生このままで生きていける?」

「外科医としての人生っていつまで続けられる?」

って思い始めたんです。実際に外科で働いていた時に徐々に体力の低下を感じ始めていた私…外科医になって直ぐは全く問題なかった8時間のオペがいつの間にかオペの後ヘトヘトで小休憩をしないと動けなくなったのです…

そして、考えた結果…

「少し外科の最前線から距離を置いてみよう…」

そこでクリニックに勤務することにしました。最初は罪悪感でいっぱいです。クリニックでは9時から19時までのフルタイムワークでしたが以前の生活に比べるとかなり時短な感じがして楽してしまっている気がして何に対してなのか誰に対してなのか罪悪感ばかり。しかも仕事後に何をしていいのか分からない程仕事人間でしたのでいつも仕事後は直帰してお家で悶々…

でも私の元々の性格なのか、楽なものには直ぐに順応していき、罪悪感は消え、

「こんな人生もある」

と自分に言い聞かせて、結局結婚、出産、そして現在に至る訳です。

今は子供二人、ワンちゃん一匹とのハッピーライフを謳歌している状況で、クリニックに勤務しながら子育てに奮闘中といったところです。
今は「こんな人生もある」を自分に言い聞かせるのではなく、正に納得…といった感じになりました。

す〜っと私の人生を振り返ってみると…

共通するのは、

「感謝」

「一歩一歩」

この二つのキーワードを軸として色々とnoteに書いていきたいと思っております。

どうぞ宜しくお願い致します。


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