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親の言葉の影響 vol.2

親の言葉の影響 vol.1
https://note.com/kanan22/n/n40c386a146c8

母親にとって、「自分は一体何なのか」分からなくなった。

私は、小さな頃からの記憶をたどった。

高校生になったある日、駅で「災害救助犬の募金活動」をしている団体があった。

私は、お小遣いの中から500円を募金した。

家に帰って、それを報告すると

そんなの何に使われてるか分からない!もったいない!!と。

すごい勢いで叱られた。


その時、私は大好きだった母のことを、人間的に嫌いになった。


世間体や周囲の評価を、過剰に気にするのに、、母に違和感を感じた。
彼女はとても狭い世界の中で生きているんだと思った。

その狭い世界の中の、彼女の価値観と違うことをすると否定された。


母は、私の事をとっても愛情をかけて育てたと思っている。

確かに、金銭的な面で不自由させられたことはない。
外食にも旅行にも連れて行ってもらって、習い事もさせてもらった。

でも、ずっと満たされなかったこの気持ちは何だろう。

あの頃の私が欲しかった言葉は何だったんだろう。


比較されることなく、評価されることもなく

ただシンプルに


あなたのことが大好き


という言葉だったんだと思う。


40歳になった今でも、この記事を書きながら

涙が流れてきた。

私はまだ、その言葉を欲しているんだ。

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