大手企業は目の前の仕事に追われ続ける
私は国内飲料メーカーで働くサラリーマンです。
この業界で5年ほど働いています。そんな私が、同業他社含め、どんな感じで日々、仕事を行なっているのか書きたいと思います。
ちなみに、私が所属してる会社はわりとホワイトな企業だと思います。基本的に、カレンダー通りに休みがあってパワハラする人はほとんどいません。社内カルチャーや仕組みがそういう人が排除されるようになっているし、日々、そのための努力がなされています。収入もそれなりにあります。
ただ、日々、わりとギッチリと仕事が詰め込まれてるのが個人的に難点だなと思います。多少、自分の時間を作ることは可能ですけどね。
では、一体、仕事が詰め込まれているって、どういうことなのか。どんな仕事をしているのか。
それは、会議やミーティング、研修、または、社内提出物が「異常に」多く、そこに時間を取られてるんですね。
これは、うちの会社に限ったことではなくて、同業他社のメーカーも常に忙殺されているようです。
言い換えると、会社側が社員をしっかりと働かせる為の仕組みがしっかりと出来ていて、尚且つ、それに応えられるくらい社員が真面目に仕事に取り組んでいるってことです。そうやって会社が安定運用されている。だから大手企業と言われるまでになったとも言えるのかもしれません。
なので、この業界で働きたい人は、予め、そういった労働環境だと認識しておいた方が良いです。
それなりの収入が得られて、比較的安定はしています。だけど、自分の時間=余裕を持つことがそんなに出来ないところがデメリットかな、と個人的には思います。
社内外、真面目で賢くて良い人が多いです。育ちが良くて、勉強をしっかりやってきたんだろうなって感じる人がとても多い。私はそんなに真面目でもないし、賢くもないんですけどね。
ここから先は少しエグいことを書きます。
真面目で賢いけど、お金持ちになれる人は非常に少ないだろうなって率直に思います。言われたことをキッチリやる、真面目にこなすってのはとても長けています。そんな人達はゴロゴロいます。
でも、それを繰り返しても、生涯賃金の上限なんて、いくら出世してもたかがしれています。社長にまで上り詰める人や若く役員に抜擢されるような人は別かもしれません。
では、なぜ大手企業に入ってもお金持ちにはれないのか。
それは、お金持ちになれる賃金設定ではないからです。元も子もない話ですが。
しかし、今回、そういったことを言いたいわけではありません。
日々、目の前の仕事に取り組むことで満足感が得られる。そして、周りも真面目で良い人ばかりのそんな環境に染まると、そんな毎日があり触れた日常となって、いつの間にか歳を取ってしまう。で、気付いたら、50歳、60歳になっていた。
だいたいこんな感じだと思います。
つまり、何が言いたいかというと
目の前の仕事に追われ続けることは悪いことではないと思いますが、そのことに対してなんの疑問も持たずに働いていると、いつの間にか会社にとって都合の良い人間になってしまい、結果的に、極々フツーのサラリーマンのまま一生が終わってしまう可能性が高い、ということです。
なので、それが嫌なのであれば、それを踏まえて、自分の時間をなんとかつくって、そこで自分のスキルや経験値アップのために費やした方が良いと私は思います。もしくは、複数年働いて、別の業界に転職するってのもアリだと思います。
良くも悪くも、平均値が高い人が多いので、真似したり、吸収できる部分は貪欲に学んだほうが良いです。
大手企業って、基本的に、こういった環境の会社がとても多いと思います。
非常に恵まれている部分はあるので、そのなかで自分にプラスになる部分はしっかりとその恩恵を受け取る。でも、自分の幸福や利益を最大化させる視点を忘れない。
そんな意識を持って、私は国内大手メーカーで働いております。
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