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インク沼には、はまらないぞ・・

万年筆を選んでいると、ショップに並ぶ鮮やかなインクに目が行ってしまいます。

多くのメーカーから多彩なインクが販売されています。

通常と言われるボールペンやサインペンの色と違い、微妙な自然色あふれるかっこいいインクがたくさん売っているので、目がいってしまいます。

1.とりあえず職場のデスクに置いてあるインク

定番のモンブランのロイヤルブルー、ペリカンのブルーブラックは、最も使用頻度が高い2本です。

モンブランは、LAMYに入れています。ちょいとお高いインクです。

ですが、一本で2年くらいはもつんでしょうか。

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万年筆って、耐用年数と耐用年数とインク代を考えると、決して贅沢品ではないのではないかと思います。万年筆の値段にもよりますが。

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そして赤ペン用のインク。これは顔料系のインク。プラチナの「PIGMENT INK」(ローズレッド)です。

赤色は、手帳の重要事項や、ノートの強調に使うので、目立つ赤がいいとこれを選びました。

顔料系インクだからでしょうか。小学校のテストの採点で先生が使っていたペンを思い出します。

●染料インク
色材に染料が使われていて、水に溶ける性質を持っています。扱いやすく、万年筆内部でのトラブルも起きにくいインクです。
現在、万年筆用インクの多くは染料インクです。水に弱いため濡れると文字がにじみやすく、また光によって退色(色あせ)しやすい性質があります。

●顔料インク
色材に水に溶けない性質を持つ顔料を使用したインクです。染料に比べて耐水性・耐光性に優れています。また染料インクよりもはっきりとした筆跡となり、にじみにくく、裏抜けもしにくい性質です。
なお「極黒」「青墨」「蒼墨」の耐水性については、水濡れに対する完全な耐水性(全く水に溶け出さない)を保証するものではありません。
例えば、極黒で書いた封筒の宛名に雨がかかった場合、文字そのものが流れて判読できなくなることはありませんが、濡れたインクが水に溶け出して封筒が汚れることがあります。
これは万年筆用顔料インクとして、洗浄性やドライアップ時のトラブル低減等のため多少水に流れる性質を残して設計しているためです。また、筆跡の耐水性能は、用いる紙の種類によっても大きく左右されますので、予めご了承ください。

もうひとつ、ラミーの濃いピンク色のインクもあります。

これは、赤の代わりに使っていたインクです。

ですが、ピンクの色が濃いので、逆にノートなど紙の上では赤系として目立たないことから常用の赤からは降板したインクです。

ですが、LAMYのインク、ボトルもおしゃれです。

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2.家のデスク上のインク

後方のモネに映えますね。

ペリカンブルーブラックは、スーベレーン用なので、家にも職場にも同じものを置いています。

それ以外の小瓶の3つは、まさに最近買ってしまったものです。「沼」までいかない「池」って感じでしょうか。

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だいたい、ネット上のインク沼にはまっているみなさんは、最初はPILOTの「色雫」から病気にかかるようです。

私もいまのところ、2瓶。

「竹炭」は、PLATINUMのプロシオンに使っています。


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ボディも真っ黒なのでちょうど合います。

もっともポピュラーな「黒」インクも、いろいろな黒があるものです。

この竹炭は、その黒に少し緑を入れたような味わい深い色でお気に入りです。

そして、「深緑」と書いて「しんりょく」だそうです。

とても普通の緑色です。

緑色はもともと好きな色で、文字を書いても緑ってとても強調される色で目を引きます。


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そして、まだ使ったことのないSAILORの「しきおり」。

奥山というえんじ色のような独特の色は、山の紅葉をイメージしているとか。

まさに今の季節にあうインクですね。

沼にはまる原因のひとつは、これ系のYouTubeです。

撮影の仕方もお上手で、どうにもこうにも欲しくなってしまうのです。

3.インク沼の隣には万年筆沼がある。

湖で言うならば、北海道の「摩周湖」と「屈斜路湖」のようだと表現すればわかりやすいでしょうか。

この二つの沼は隣接しています。その証拠に行きつけの万年筆ショップでもインクと万年筆は隣接しています。

はまれば、両方にはまるということです。

インクなら、だいたい一本1000円から2000円が一般的でしょうか。

もちろん、インクだけ買っても仕方ないですが、インクだけでもいい机のインテリアになりえます。

また、いろんなインクを入れ替えて使えばいいではないかと思うでしょうけど、その都度万年筆を水洗いするというものはこれまたかなりの手間ですね

必然的に万年筆も増えていきます。それもスケルトンの万年筆が。



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