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田植えを手伝う時間は、良い気分になれるのはどうしてなんだろう。
ここ秋田の田植え作業も終盤を迎えています。
毎年、親類の田植えを子供たちと手伝っていますが、今年は子供の行事やなんだで半日程度のお手つだいになりました。
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1.おばあちゃんと子供たちが田んぼで触れ合い語り合う風景
普段は、田んぼどころか、畑にもどのように作物が栽培されているかを見ることがない子供たち。
田んぼの泥に入るだけで最初はかなり抵抗があるようですが、それも楽しみ始めているのはいいことだと思います。
そして、農作業のベテランのおばあちゃんが、昔の農作業と今の違いや、このあとどのようにコメになっていくのか、ということを子供たちに語りながら作業を教えてくれるのは、代え難い贅沢な授業のようです。
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おばあちゃんが、私に言っていました。
「田んぼで泥を触っていると、学校での嫌なこと、友達とのいざこざとか、考えなくなる。田んぼで叫べばいいんだ、誰も聞いてないから」と。
昨日、半日近く田んぼで泥と格闘していて、重労働だけど、とても気分がすっきりしていることに気づきました。
子供たちもよろこんでいるので、これからも田に足を運び、自分たちが手植えした部分がどう成長するかを確認してみたいと思います。
田の四季の移り変わりを感じていくのも、いいものではないでしょうか。
2.稲の成育を確認しながら、自分たちの食について考えるきっかけになればよい。
農家の環境は厳しいものです。コメ価格はどんどん下がり、人口も減り、そして米農家も減って無耕作地が増えていく。
農家の高齢化も深刻で、農業を廃業する家も少なくありません。
地方にいると、コメは親戚や知人の農家から安くわけてもらい、日々の野菜もいただきものが多いです。
食料自給率が低いといわれながらも、ここにいる限り食べ物には困らないと思っています。
そんな、地方の環境も、これからもっと変わっていくのでしょう。
普段、当たり前のように食べている主食のコメも、このままでは自給できなくなるかもしれないという危機感と、次の世代がどう食べていくかを考えるきっかけになればいいと思います。
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